今日は久しぶりにパラパラッと雨が降りました。トルコは25日から28日までの4日間はクルバンバイラム(犠牲祭)の祝日(公務員は24日から)、29日は共和国記念日の祝日で5~6日の連休となります。全国的にここ2・3日は雨マークがついていますが、バイラムにはいいお天気になってほしいものです。
暑くもなく寒くもなく行楽には気持ちのいい季節、JIKAD(日本イズミル文化友好協会)も新しい会員紹介と交流をかねて秋の遠足がありました。行き先はイズミル市内から150kmほどのODEMIS(オデミシュ)と古い家並みが残る町BIRGI(ビルギ)。JIKADの会員でODEMIS出身・在住のTULAY(トゥライ)さんが、この日のプログラムをオーガナイズしてくれました。まずはODEMIS市営のレストランAHRANDI(アフランドゥ)でKAHVALTI(朝食、ブランチ)。市営と言うからあまり期待していなかったのですが、ODEMISを一望できる高台で、ゲームをして笑いながらいくらでも食べることが出来て恐ろしい。
紀元前から今日までにODEMISで発掘された出土品などを展示したODEMIS博物館を見学した後はBIRGIへ。BIRGIは古い石造りの家を保護しながら現在に生かしている美しい町です。最初に訪れたのは4年前、それから4回目の訪問になりますが、行くたびに街並みは修復整備されています。
石の職人さんは「僕らにはもう見習いはいないんだよ、この仕事を継ぐ人はいない」と言いながら石を組み合わせる作業を続けていました。
今回はTULAYさんの尽力でBIRGI町の特別オープンツアーバスで案内してくれるとのこと。普通のオープンデッキバスを想像していた私たちの目の前に現れたのはこちら!なんとこのバス、トラクターを改造したものなんです。トラクターでも10分もあれば1周出来てしまうBIRGIを2周もしてみんな大興奮でした。町の人たちは手を振ってくれるのでなんだか有名人になった気分。
バスを降りてBIRGIの人たち手作りのお土産を物色したり町を散策して前回も訪問した「CAKIRAGA KONAGI(チャクルアァ コナウ=チャクル様のお屋敷)」に立ち寄った後は、ODEMISに戻って名物ODEMIS KOFTE(オデミシュキョフテ)を食べました。
小さなお店に突然30人のお客さん。それでもあっという間に30人分が焼き上がり舌鼓を打ちました。
このバターたっぷりが美味しさの秘訣でしょうか。ODEMISは絡農が盛んで乳製品が美味しいことでも有名です。
メンバーの中には大量のトルコスイーツを作って持ってきてくれた人もおり、キョフテの後はデザートと帰路の途中でチャイ(お茶)休憩をかねて持込のデザートを食べる30人。
チャイしか注文しなくてもお皿やフォークまで用意してくれたチャイ店のオーナーは偶然にもメンバーの1人のかつての教え子、色々な人材が揃ってまた盛り沢山の行事を笑顔で無事に終えることが出来ました。
それでは皆さん、IYI BAYRAMLAR(よいバイラムを)!!!
BIRGIの町の中でその日を待つクルバン(犠牲)の羊達。
☆現在のイズミル☆
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