イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

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BIBER DOLMASI(ビベルドルマス=ピーマンの詰め物)

2008-11-29 00:06:33 | 料理


BIBER DOLMASIと言えば、トルコの代表的なお料理の一つです。小学校の調理実習でピーマンの肉詰めを作ったことを覚えているけれど、トルコで主にピーマンに詰めるものはお米です。挽肉を加えて温かく頂くものと、お肉を入れずにオリーブオイルで調理して冷たく頂くものがあります。


ピーマンのへたとり器(?)ヘタの部分に突き刺してくるっと回せばこの通り。

今まであまりBIBER DOLMASIは作らなかったのですが、ある日パザルでこんな道具を見つけてから、この道具が使いたくてついついDOLMA用のBIBERを買うようになってしまいました。


形は日本のしし唐にも似ていますがかなり大きいです。辛いもの、辛くないものがあります。

トルコのピーマン、普通のお料理やサラダに刻んで入れる時は長細いCALISTON BIBER(チャリストンビベル)と言うものを使います。そしてDOLMAには、日本のピーマンと同じ形のDOLMALIK BIBER(ドルマルックビベル=ドルマ用ビベル)を使います。



BIBER DOLMASIはあまり回数作ったことが無いので、作るたびに色々なレシピを参考にするのですが、なかなか「これ」と言うものが見つからなかったところ、今回参考にしたレシピは作り方もシンプルで味も私好みのBIBER DOLMASIとなりました。


BIBERに詰めた後で油や具が余ってしまったら一緒にかけてしまいます。

《作り方》

・BIBER 10個位
・トマト 1個(彩りを兼ねて蓋に使う、余ったら刻んで具の中へ)
・米 1カップ
・玉ねぎ 1個
・乾燥ミント 中さじ山盛り2杯
・イタリアンパセリ、ディル 適量(多めの方が美味しい)
・レモン汁 1個分
・オリーブオイル 1カップ(半カップで十分)
・熱湯 2カップ
・砂糖 中さじ1杯
・塩 適量

①みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで透明になるまで炒める。
②洗っておいた米を①に加えよく炒める。塩、乾燥ミントも加える。
③熱湯1カップを②に加え、鍋の蓋をして水分がなくなったら火からおろす。
④③へみじん切りにしたイタリアンパセリ、ディル、レモン汁を加え、蓋を少しずらした状態で15分置く。
⑤その間にBIBERのへたと種を除いておく。
⑥④の具をBIBERの中にふんわりと詰める。
(詰めすぎると調理中に中身がこぼれます)
⑦BIBERの上にちょうどよい大きさに切ったトマトで蓋をする。
(BIBERの蓋を捨てずに、トマトの代わりに使うこともできます)
⑧オーブン用の容器にBIBERを横にして置き、熱湯1カップを注ぐ。
⑨上からつやを出す為にオリーブオイルを少し(分量外)まわしかける。
⑩180度に温めたオーブンに入れて、BIBERに焦げ目がついたら出来上がり。約1時間。
(途中でBIBERをひっくり返し裏側にも焦げ目をつけます)



 Afiyet olsun!






このところお天気が余りよくないのですが、そのおかげでこんな雲を楽しむことができます。
       





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世界の朝ごはん~イズミル編~

2008-11-24 17:19:47 | イズミル暮らし・イズミル案内


毎日放送系(関東ではTBS)で毎週土曜日の朝7時30分から9時25分まで生放送の「知っとこ!」という番組をご存知ですか?その中の1コーナーで「世界の朝ごはん」と言うコーナーがあるそうです。既に世界80カ国130あまりの街を紹介したと言うかなりの長寿番組のようで、このコーナーで紹介された各国のレシピが本にもなっているそうです。

この番組でわが街「イズミル」がついに(?)紹介されることになりました。少し前のことになりますが10月の中旬、日本から番組制作スタッフの方2名がはるばるトルコ・イズミルへといらっしゃいました。受け入れるのは、mixiを通して連絡を下さったイスタンブル在住日本人のSUZYさん。彼女のおかげで私も番組にほんのちょっぴり協力をさせて頂くことができました。


我が街イズミル在住、素敵なご夫婦CUNEYTさんとMERALさん。

まずはイズミルの情報の提供、そして一番大変だった番組に出演していただくご夫婦探しをしたのです。夫もイズミル出身ではないし全然顔も広くない私達、色々ツテを探すのですが、番組の趣旨に合わなかったり、奥さんが恥ずかしいと言ったり、平日の撮影の為、旦那さんがどうしても休暇を取れなかったり、と最後の最後まで決まりませんでした。せっかく日本の皆さんにイズミルを見ていただく機会、何とか素敵なカップルを見つけたい!そんな私の願いは意外にも一番身近なところで叶いました。




最初のシーンの撮影、笑顔でMERHABA(メルハバ=こんにちは)。

夫の友人CUNEYT(ジュネイト)さんMERAL(メラル)さんご夫婦です。CUNEYTさんには会ったことがありましたが、MERALさんは初対面、美人で明るくてお料理上手な奥さんと言う条件にこれほどピッタリの人はいないんじゃないかという人選でした。




イズミル市内の撮影の様子。
あいにくこの日はお天気が悪くイズミルの青空が見えませんでした。


撮影スタッフとSUZYさんは、夫妻の家での撮影以外にもイズミルを紹介するシーンを3日間に渡り撮影されたようです。夫も友達夫婦の出演とあって撮影当日は休暇をとり運転手、道案内と張り切りました。夫婦宅での撮影は朝11時から夕方の17時頃まで。きっと短いコーナーだと思うのですが、それは丁寧に撮影をしていかれました。
主役はあくまでも奥さんのMERALさん、旦那さんのCUNEYTさんもやる気満々で待っているのですがなかなか出番が回ってきません。休憩時間には「私は疲れたからあなたチャイの準備をしてね~♪」と言うMERALさんに応えて、かいがいしくチャイやおやつをサービスする活躍ぶりでした。


板についたCUNEYTさんのチャイサービス、夫にはよい教訓になったでしょうか?

3品のお料理をMERALさんが作る様子を撮影し、ようやく最後に回ってきた夫婦二人での撮影場面、スタッフの方が「どこの国でも今までさんざん待たされた旦那さんが張り切りすぎてどうしても長くしゃべりすぎるんで、くれぐれも短くお願いしますねー」と釘はさしたのですが、今まで待っていたCUNEYTさんの役者魂に火がつきもう止められません。アドリブでどうしてこんなにうまくしゃべれるのかしらと感心するほど演技力抜群で最後には皆を大爆笑させてくれました。

 


クレープを作っているところ。

MERALさんは、美しいだけではなくとても聡明で、番組スタッフの要求をトルコ語に訳す前から表情や言葉の雰囲気ですぐに読み取り「こうやったほうがいいんじゃない?」とか「こういう風にやりましょうか?」と長い撮影にも疲れた顔ひとつ見せずにいつもとびっきりの笑顔で頑張ってくれました。カメラマンの方も「MERALさんは、もともとおきれいだけれど、カメラを通すともっときれいになりますねえ」と感心。丸一日を費やした撮影、CUNEYTさんMERALさん夫婦も楽しんで撮影に協力してくれたのがとても嬉しかった。果たして放送はどうなるのでしょう!乞うご期待。


出来上がったお料理の撮影にも細心の注意で。


アドリブでお料理の説明をするMERALさん。
後ろでCUNEYTさん「夫が好きな」と言えとややしつこい…(笑)。



家にある食器で、いかにお料理が美味しそうに見えるか工夫を凝らします。

撮影がすべて終了し、出来上がったお料理を皆で一緒に頂きました。MERALさんのお料理に「美味しい美味しい」と舌鼓を打つスタッフの方に「何カ国も撮影されて、出来上がったお料理はみなお口に合いますか?」と聞いたところ「はっきり言ってほとんど食べられませんっ!」と笑顔でさらりとおっしゃっていました。「刺身にココナッツミルクをかけてみたり、それは醤油で食べさせてくれーと言いたくなるんですよね」と。お国それぞれの味があるのでしょうが、トルコの味は本当にほとんどが日本人の口にも合う食べやすいものだと思います。


CUNEYTさんの“くさい”演技と二人のラブラブシーンをビデオでご覧下さい。写真をクリック。

放送予定日は12月中旬とのこと、土曜日家にいらっしゃる方は朝7時半からの「知っとこ!」のチェックを忘れないで下さいね。








タイルが美しいイズミルのKONAK CAMII(コナクジャーミー)
       






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PAZAR KEYFI(パザルケイフィ)

2008-11-19 16:24:07 | イズミル暮らし・イズミル案内


毎度お馴染の「PAZAR」と言う単語、「市場」「市」などの意味がありますが「日曜日」もPAZARと言います。「KEYFI」と言う言葉はなんと訳せばいいのでしょう。気分がよくなることとか楽しいこと、楽しみ…ぴったりする日本語が見つかりませんが、たとえばお風呂と言う単語にくっつけて「お風呂を楽しむ」とか新聞と言う単語にくっつけて「新聞を楽しむ」と言うように、その時間や気分を満喫するような意味があります。機嫌がいいとか悪いと言う時にも「KEYFI」と言う単語が使われます。



日曜日、アンネ(義母)、そして同じアパートに住む義妹親子が、KAHVALTI(カフヴァルトゥ)に呼んでくれました。日本で朝食に家へ誰かを招いたり招かれたりはあまりないと思いますが、トルコでは結構普通。夕飯やお茶に呼ぶよりも用意が簡単で、チャイと焼きたてのパン、オリーブやチーズ、トマトやきゅうりと楽しいおしゃべりがあればご馳走になるので気軽に日曜日のKAHVALTIに呼ぶことが出来るのです。
この日はアンネが、早くから得意のHAMUR ISI(ハムルイシ=小麦粉を練って作るパンやパイなどのこと)で、写真のようなBOREK(ボレッキ)を用意してくれました。私たちは途中で焼きたてのSIMIT(シミット=ゴマ付リングパン)を買って行きます。チャイを何杯もお変わりしてゆっくりと食べるKAHVALTIは一週間の疲れを癒し、次の一週間の為の元気を充電するまさに「KEYFI」な時間なのです。


真剣にスーパーの広告をめくるエリフ。


拗ねて廊下で大泣き。


でもすぐに機嫌が直ります。

お昼近くまで、KEYFIをしてすぐに眠たくなるエリフと夫をアンネに任せて義妹とビルテンと一緒に海岸通をお散歩。





最近のビルテン、どこへ行くにもこのSKUTER(スクテル)と一緒。

日曜日の午後の海岸通は、釣りをする人、ウォーキングをする人、サイクリングをする人たちがそれぞれの「KEYFI」をしていました。
どこかへ遊びに行く日曜日もいいけれど、こうやって家族と一緒にゆっくりのんびり過ごす日曜日は身体が隅々まで延びきってしまうように気持ちがいいものですね。






クムル父さん、今年5回目の卵を温め中。
      






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BIRGI ve TIRE(ビルギとティレ)

2008-11-14 23:28:32 | 


10月に日本から遊びに来てくれた友達との3日間シリーズ、書くのがずいぶん遅くなってしまいましたが最後の一日です。友達の要望により以前ご紹介したODEMIS(オデミシュ)のBIRGI(ビルギ)と言う小さな村にある「CAKIRAGA KONAGI(チャクルアァ コナウ)」と途中にあるTIRE(ティレ)に行くことにしました。


CAKIRAGA KONAGIの全景。前回の記事を見るには写真をクリックして下さい。

BIRGIは、15世紀にGAZI SASA BEY(ガズィササベイ)と言う領主がビザンチン帝国から手に入れた場所で、オスマン帝国の時代にはこの辺りの文化的な中心地となったことや温暖な気候がここの建築に影響を与え、その様式を形成してきたたのだそうです。


GAZI SASA BEYの銅像の背中越しに見たモスクのミナレ(尖塔)。

そんなBIRGIの建物も長い年月を経て放置され荒れ放題のものが多かったそうですが、ここ数年MIMAR SINAN UNIVERSITESI(ミマルシナン大学)や色々なスポンサーのおかげで約80軒の歴史的建造物の改修が終わったと言うことで、木造の立派なお屋敷がたくさんありました。



写真好きの友達はこの日もすぐに迷路へと消えて行きました。後を追う私たちは、おかげで以前来た時には見ることのできなかった趣のある建物を見て歓声を上げることに。


桑の葉を集めていたおばちゃん。家畜の餌にするそうです。

BIRGIを後にして向かったTIRE、ここへは火曜日に開かれるPAZAR(定期市)がお目当て。最近日本でも話題になっているOYA(オヤ)と言うレース編みがあるのですが、友達はOYAが好きで、今年はビーズを使ったBONCUK OYA(ボンジュクオヤ)を買って帰りたいというリクエストがありました。イズミルでももちろんOYAを買えるお店はありますが、せっかくTIRE方面に行くなら有名なTIRE PAZARI(ティレパザル)へ行ってみようと考えました。HURRIYET新聞で毎週金曜日に「トルコの何でもベスト10」のような企画があるのですが、「トルコのもっともオリジナルなパザルベスト10」の1位に選ばれたのがこのTIRE PAZARIなのです。






イズミルからも毎週火曜日には日帰りツアーが組まれるほど。出店数は約1700、何本もの通りの端から端まで出された屋台、こんな小さな街のどこから人がわいてくるのかと思うほどの混雑です。ここには通常の野菜や衣料品に加えて、女性達手作りの手工芸品が並ぶことでも有名です。






OYAだけを買って自分でスカーフの端に縫い付けることもできます。

自分達で持ち込んだ色とりどりのレース編みや毛糸編みの数々が並ぶコーナーではおばちゃん、お姉さん、おばあちゃん達がなかなかしたたかな商売を繰り広げていました。友達も夢中になってBONCUK OYAを選び、しばし時を忘れることに。




商談成立後はすぐにまた編み始めていました。

パザル好きな私としては後ろ髪を引かれるようにTIREを後にしたのでした。ODEMIS(オデミシュ)からTIRE(ティレ)そしてイズミルまでの道路は一面のトウモロコシ畑と綿畑。とうもろこしはそろそろ収穫も終わっていたようですが、綿のほうはまさに収穫期だったようで、真っ白に雪が降ったようでした。




綿の実、見たことありますか?

あっという間で過ぎてしまった3日間。見せたかったもの、連れて行きたかったところ、食べさせたかったもの、たくさんあったのに、心残りがいっぱい。いつも見送った後は寂しさが残ります。また次に会える日までお互い元気でいようね!






車の中から大急ぎで写したトルコの開店祝いの花輪。cakeさーん!
        






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パザル日和

2008-11-09 07:05:24 | イズミル暮らし・イズミル案内

冬のパザルは買いたいものがいっぱい!

木枯らしが吹き、立冬も過ぎた日本はそろそろ本格的な寒さの到来ですね。風邪などひいていませんか?イズミルはまだまだ暖かい「PASTIRMA YAZI(パストゥルマヤズ=小春日和)」が続いています。穏やかな日差しを浴びてぶらぶらとパザル歩きをするのにも気持ちのいい季節です。


色とりどりのオリーブ。こんなにたくさんの種類があります。


これもオリーブですが、こちらは生。自家製のオリーブを漬けている人も結構いるんですねえ。

最近、パザルで白菜と大根を見つけました。どこでも売っているわけでも無く私が知っているのはそれぞれ1軒、貴重なお店です。
白菜を売っている屋台は、確かおととしから白菜を扱っていました。でも1週か2週だけ、しかも去年などバリバリに固い白菜でした。ところが今年はもう1ケ月以上毎週白菜が並び、とても美味しい。こんなに大きな白菜が1個1.5YTL(約95円)と言う値段のせいか、結構買って行く人もいます。


作った人、売っている人に思わず感謝したくなります。

先日は人が群がっていたので思わず「どうやって料理するんですか?」と誰にとも無く聞いてしまいました。すると答えは「サラダ」。反対に「あなたはどうやって食べるの?」と興味津々で聞かれてしまいました。「煮たり炒めたりであまり生では食べません」と答えると「レシピを教えて!」と真剣に聞いてくる人も。次の週また白菜を買いに行くとその屋台のお兄さんが「この名前なんと言うんですか?」と聞くので「ハクサイ」と答えると「いやトルコ語を知っていますか」と言うのです。「私に聞くの?」となんだかおかしくなって笑ってしまいました。


TURPは1キロ1YTL。

大根は今年初めて発見。私の住んでいる地区のパザルは2箇所に別れています。かなり広いので1ケ所で十分用が済みます。でもこの日は大根を求めて遠くのほうもくまなく見て歩いたところ、ここはなんだか違う世界が広がっていました。こんな風に蜂蜜を売っていたり、生きた鶏を売っていたり、とちょっとワイルド。


蜂蜜。巣ごと売っている蜂蜜を「PETEKLI(ペテクリ)」と言います。


トルコのキャベツはでっかいけれど、最近は何とか持ち帰れる大きさのものも。
大1.5YTL、小1YTL。


大根を発見して嬉しい顔をしていたのか、おじさん「あなた達のTURPだよ(トゥルプ=大根の左側に写っているラディッシュの大きいのや茶色のものをTURPと言います。大根のことはJAPON TURPです)。ここの奴らは食べ方知らないんだよ」と話しかけてきました。そばにいたおばあちゃんも「これはなんと言うの?最近やっとブロッコリーを近所の人に教えてもらったのよ、また新しいものが出たのね」とおしゃべり。

 

 
和食を作っていると、改めてトルコ料理はなんにでも油を使うなあと怖くなります。
白菜の即席漬けも作りました。和食器がほしくなりました。

白菜と大根がそろえば、鍋物でしょう。日本人のお友達が遊びに来てくれたところで早速うどんすきを作ってはふはふ食べました。ついでに前の晩に作ったふろふき大根や、彼女の日本からのお土産で「寒干し大根」と言う乾燥させた大根で作った美味しいサラダと大根尽くし。ジアスターゼをたっぷりとって今年の冬も元気に過ごしたいものです。






水の容器が白菜漬けの重石がわり。  
         






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MELEZ DELTASI(メレズデルタス)

2008-11-04 23:56:03 | イズミル暮らし・イズミル案内


イズミル湾岸のちょうど真ん中あたり、カルシュヤカ方面、ボルノヴァ方面、コナク方面への分岐点になる辺りをMELEZ DELTASI(メレズデルタス)と呼ぶそうです。つまりイズミルの中心地に近く道路は縦横に走り交通量がとても多い場所、でもどこかから戻ってきた時にこの景色を見ると「ああ、家に着いたー」と感じる場所でもあります。

紀元前63年から紀元前23年頃の歴史家ストラボンは「SMYRNA(スミルナ=イズミルの昔の名前)は、すばらしい街である。しかし軽視するわけにはいかないある欠点がある。通りに石を敷いた技術者達は、地下に下水システムを施すことを怠ったようである。この為、特に雨の日は通りの上が汚物であふれるのである」と言ったとか。それから2000年が経ち、相変わらず技術者達の怠慢なのかは知りませんが、十数年前に私がイズミルを初めて訪れた時もイズミル湾の南国風で開放的な景色とはうらはらにヘドロのような汚水のにおいがひどかったものです。今もたまに臭うことはありますが、こんな場所でMANGAL(マンガル=バーベキュー)ができるなんて思いもしませんでした。ところが時は流れ…。



先日、ドイツ在住でブログ「KAYA!KAYA!!KAYA!!!」のkopekkayaさんが、旦那様の住むトルコのマルマリスへ休暇でやって来た…と思ったら突然イズミルの義姉さんの家へ二人そろってやってきました。kopekkayaさんもまた、2年来のブログを通してのお友達で家に遊びに来てくれたり、昨年の結婚パーティにも出席させて頂いたりとJAPON GELIN(ジャポンゲリン=日本人嫁)仲間として楽しいお付き合いが続いています。今回の休暇は短いし、イズミルへも来ないようだし、会えないな、と思っていたところへ「イズミルに来たのー!」といきなりの電話!!!何が起こったのかは…ですが、おかげでまたkopekkayaさんに会えることに。


真ん中辺りにうっすらとたなびくのはマンガルの煙。

彼女のおかげで仲良くなった義姉さんと相談の結果、上述のMELEZ DELTASIにある公園でMANGAL(マンガル)をしようじゃないの!と言うことになりました。kopekkayaさんもトルコでのマンガルは未体験だったらしく初マンガルができたと喜んでくれました。このMELEZ DELTASI公園へ行ったことはありませんでしたが、いつもカルシュヤカ方面へ行く時に湾岸通りを走ると左手に見える公園だと言うことは知っていました。場所がわかっているのだからその前に行ってどこかで左折すればたどり着けるだろうと思いませんか?ところがそうは問屋が卸しませんでした。その辺りに差し掛かって左折する印を探しますがあれ?あれ?あれれー?と思っている間に公園は遠く後方に…。この辺で短気なわが夫、既にぶち切れ状態です。トルコは右側通行ですから、どこかで反対の道路に入ってもとの場所へ戻ろうとするものの、はるかカルシュヤカに入るまでUターンができませんでした。ま、今度は公園側の道路を走っていくわけだし、すぐに公園の前で入口があるでしょうと思っていましたが…あれれー?です。公園の脇を通っているのに、既にマンガルをしている人たちの煙まで見えるのに、車はまたまた遠ざかっていくのみ。夫、額に汗まで流してもうぷんぷんで一人で叫んでいます。こういう時は八つ当たりされないように黙るのが一番、そのうち叫び疲れるのかストレス発散するのか静かになってくるのですから。



義姉さんの旦那様に電話をして道を聞くものの、どうしても公園に入る道が見つからずそこを3回往復したでしょうか…。ガソリン代高いのに…。うちから10キロもないところなのに50キロ走っていましたよ。ついにさじを投げて旦那様に迎えに来てもらってようやく公園まで誘導されたのでした。公園の前の道路は3車線になっていて一番右側ではなく真ん中の車線に入ると公園の入口の看板が見えるのです。普通はもっと、手前に看板起きませんか?


鴨やアヒルって鳥目じゃないんでしょうか。夜になってもグワグワッと元気に歩いていました。

と言うわけで、大幅に遅刻して到着。マンガルセットは私達が持っていたので準備もそれから始めました。でもこの公園が、とても素晴らしかったのです。下水の施設と共に2001年に完成したそうですが、噴水のある池にはアヒルや鴨が泳ぎ、緑の中にぽつんぽつんと机が置かれています。横には6車線の道路が走っていると言うのにその騒音もなぜか気にならない静か公園なのです。すっかり頭から煙が出ていた夫の機嫌もなおりました。


食べすぎです。ハイ!

この日用意したのはみんな大好きな鶏の手羽肉なんと3キロ!その外にソーセージやウィンナ、サラダも持ち寄ってこれだけの量がどこへーと思っていましたが、気持ちのよい秋の夜、7人のおなかの中へきれいに消えていきました。家でもマンガルをすることはありますが、やっぱり大勢で囲むマンガルはまったく別の楽しさ、美味しさがあります。夜が更けてもこの日はちっとも寒くならず半袖でも大丈夫なくらい。チャイもポットに用意して行ったし、ひまわりの種も、そしてこの日はkopekkayaさんの旦那様うーちゃんの誕生日と言うことでバースデーケーキも頂いておなかも胸も幸せいっぱい。

 
トルコでは誕生日の主役がケーキを切り分けます。

このまま朝まで座ってKAHVALTI(カフヴァルトゥ=朝食)も食べようか、と冗談が出るほど楽しくてその場を立ち去りがたい夜でした。

うちへ帰ってきてから夫、一言「たのしかったねえ」と日本語でつぶやいておりました。







衝撃画像!エリフ嬢いつの間にかハンドクリームを!!!
      






☆現在のイズミル☆


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