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レタス・フライ 森博嗣

近くの本屋さんで目立つところに陳列されていたので読んでみた。数ページの小品から数十ページの普通の短編まで10作品が収められた短編集だ。本書を読んでずいぶん著者に対するイメージが変わった。アクロバティックなトリックを楽しむエンターテイメント重視のミステリーというこれまで抱いていた作者のイメージと違い、ノスタルジックな幻想小説のような趣の小品が多くて意外な感じがした。ミステリー作家の小品というのはなぜかそんな感じの作品が多い。長さの制約があり、論理で話しを組み立てられない分、そうした傾向を強めてしまうのではないかと思われる。普通の長さの短編の方はおなじみの登場人物におなじみの展開で安心して読んでいられたのだが。本書は作者のファンが作者のいろいろな顔を知りたくて読むのに適した本だと感じた。(「レタス・フライ」森博嗣、講談社文庫)
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タニヤ・ロバーツ サイン OO7美しき獲物たち 

映画「007美しき獲物たち」でステーシー・サットン役を演じたタニヤ・ロバーツのサイン。歴代ボンドガールの中では有名な部類に入るだろう。ケーブルテレビでしか見られないようなマイナーなミステリー作品への出演がほとんどだが、人気TVドラマ「チャーリーズ・エンジェル」の6人目のエンジェル役などをやったこともあったようだ。
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リーマン恐慌 岩崎日出俊

このブログはあくまで趣味ということで、本業に関する専門書は紹介していないが、この本は専門書ではなく教養本として読んだので紹介しておく。本書は元リーマンのマネージング・ダイレクターだった著者の経験をベースにした今回の金融危機の解説本だ。勤めていたのはかなり昔のことだと謙遜しているが、投資銀行という職場の雰囲気やしきたりを良く知っていなければ書けない内容が随所に見られ、他の解説本とは一線を画す内容となっている。但し、最後のほうの「サブプライム問題の本質」あたりの記述はそうしたプロの文章としては少しおざなりすぎるのではないか。もっと生々しく書いて欲しかったというのが正直な感想である。その辺に「かなり昔」のハンディがあるのかもしれない。それこそ破綻後にリーマンをやめた幹部の本がでてくるのを期待したい。(「リーマン恐慌」岩崎日出俊、廣済堂出版)
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デュオ サイン ミュージシャン

こちらも「ENRAY」と同じ東京駅でのミニコンサートでCDの付録としてついてきたサイン(その2)である。同じくその時のCDは見あたらない。さらに、サインが「ENRAY」のようにはっきり読めないので、検索で手がかりを探すことができない。記憶にあるのは女性の2人組だったということだけで、ポップ調の曲だったかフォーク調だったのかも覚えていない。買ったCDを家に帰ってから1回くらいは聞いたはずなのだがそれも記憶にない。曲・演奏を聴いて良かったからこそCDを買ったはずなので、もしかするとその後有名になっているのかもしれないのだが。サインをみると、上部に「…SEND」と読めるのがおそらくグループ名だろう。その下に名前らしきサインが2つある。デュオだったことは間違いない。書いてくれたミュージシャンに申し訳ないので、とにかくCDを探すことが先決だ。
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ENRAY サイン ミュージシャン

かなり昔に友人に誘われて2人で東京駅のミニ・コンサートで出かけた。その時にCDを買ったら付録としてついてきたのが、この出演ミュージシャンのサイン(その1)である。但し何という名前のミュージシャンだったのか記憶にない。その時に買ったCDを探しても見あたらない。手がかりはサインだけだが、ローマ字で「EnRay」、カタカナで「エンレイ」と書いてある。その名前と「CD」の2語でネット検索するとたくさんヒットした。中国の女性歌手である。有名かどうかこういう世界に疎いので判らないが、多くのファンがいる歌手であることは確かだ。もしかすると有名ミュージシャンの下積み時代の営業だったのかもしれない。
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高津・大塚・松井(稼) RC MLB

日本人大リーガー、高津、大塚、松井稼の同一デザインのルーキーカード(RC)3枚である。こうしたカードは年によってデザインが違うので、このようにルーキーカードを持っていると、そのデザインで誰と誰が何年に大リーグデビューしたかが覚えやすい。私も、NHL選手のRCを熱心に集めていた頃は、大昔の選手でもRCのデザインを思い浮かべればその選手が何年にデビューしたかをそらんじることができた。ただ80年代までは毎年1種類のシリーズしか製造されなかったので、ある選手がデビューしてもそのシリーズに登場しなければデビューした年に必ずしもRCが製造されるとは限らなかった。逆に、毎年製造されるRCの種類が多くなってしまった昨今では、そのデザインが何年のものだったのかを思い出すのが大変だ。コレクターとしては、製造される種類が多いのは概ね好ましいことだが、多ければ多い程良いという訳でもない。そのあたりが大変微妙なのがコレクター心理だ。
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A.J.バックレイ サイン エド・ゼドモア スーパーナチュラル

人気TVドラマ「スーパーナチュラル」でエド・ゼドモアを演じたA.J.バックレイのサイン。経歴をみるとサスペンス系のTVドラマ出演が多く、「CSI:NY」「Xファイル」「WITHOUT A TRACE」「CSI」等に出演している。「CSI・NY」ではアダム・ロスという準主役を演じている。サインの形状はイニシャルだけで寂しい。
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θは遊んでくれたよ 森博嗣

久しぶりの作者の本だが、なんだかんだ言ってやはり結構面白い。ただ、これまでに読んだ作者の本はおしなべて読みやすいという印象があったが、本作はそれらに比べて少し読みづらい文章になっているように思える。忙しくてあまり推敲ができなくなっているのか、もしかすると口述筆記しているのかもしれないと思う。また、シリーズ物だからだろうか、関係のない人物が登場しすぎているようにも思えるし、結局最後まで本筋と無関係の内容が多すぎる気がする。それにしても彼の作品は数多いのにTVの2時間サスペンスドラマになったのを見たことがない。本作などはTVドラマにしたらすごく面白いのではないかと思うのだが。(「θは遊んでくれたよ」森博嗣、講談社文庫)
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福西崇史 ジャージ 東京ヴェルディ サッカー

元日本代表、元ジュビロ磐田のMF、福西崇史選手のジャージをあしらったコレクティブルである。つい先日引退を表明した。かつての名選手が消えていくのは寂しい。32歳での引退は早すぎる気がするが、世代交代もやむを得ないことかもしれない。ジュビロ磐田の選手というイメージが強いが、2007年にFC東京に移籍、翌年には東京ヴェルディに再移籍、いずれも「高い年俸」が契約更改のネックになったようである。昨今の景気の悪化は、おそらく様々なプロスポーツの世代交代を加速するだろう。ここにきて「ピンチはチャンス」という言葉がよく聞かれるが、若い選手にとって、景気の悪化というピンチは、高い年棒のベテラン選手に取って代わる絶好のチャンスであることは間違いない。
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できそこないの男たち 福岡伸一

生物学の解説書でありながら、ベストセラーの前作「生物と無生物のあいだ」よりもさらに叙情性を増したような本書。自らの体験、巧みな比喩、科学史的な記述が渾然一体として強いメッセージを放っている。生物の基本仕様としてもメス、そこから必要性に応じて作られた小さな改良型であるオス、なんだか寂しいが「そういうことだったのか」と首肯せざるを得ない。「アリマキ的人生」の章で語られるアリマキのオス、「余剰の起源」で語られるハーバード大学教授の哀れな最後とそこから著者が語る「使い走り」のオスと余剰の関係などは、特に哀愁を誘う名文だと思う。(「できそこないの男たち」福岡伸一、光文社新書)
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ブライアン・ドイル サイン MLB

元NYヤンキースの2塁手だったブライアン・ドイルのサイン。1978年ヤンキースに入団したその年にワールドシリーズに出場し、打率.438の大活躍でヤンキース優勝に大きく貢献した。ヤンキースには3年在籍しただけの選手で、しかもシーズン中は大半が控えだったが、そのワールドシリーズでの活躍が印象的であったため、今でもNYでは良く知られている選手となっている。サインは丁寧で美しい。
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センディル・ラママーシー サイン モヒンダー HEROES

人気TVドラマ「HEROES」でモヒンダー・スレシュ役を演じているセンディル・ラママーシーのサイン。インドから渡米してきた両親を持つインド系2世である。「グレース・アナトミー」「カジュアルティ」などのTVドラマへのゲスト出演経験はあるが、HEROESが初めてのレギュラー出演でかつ出世作のようだ。
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ニック・プライス ウェア GOLF

往年の名ゴルファー、ニック・プライスのウェアをあしらったコレクティブルを2枚。同時期に製造販売された2枚である。上の1枚には3種類のウェア、下の1枚には2種類のウェアが使われているが、そのなかの2つが同じ柄なので、この2枚で合計4種類のウェアが使われていることが判る。まとめて4枚もウェアを入手したメーカーも偉いが、それを手放したプライスも何を考えているのやらという感じである。多分幾ばくかの値段で売ったのだと思うが、古着を処分する感覚だったのだろうか。こうなってしまうとありがたみがなくなる。
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向日葵の咲かない夏 道尾秀介

作者の本は何冊目かなので大分読み方のコツが掴めてきた。そのおかげでこの本最大の謎である主人公の家族に関する謎は随分最初の方でおおかた予想がついてしまった。後はその予想で矛盾がないかどうかをチェックしながら読むことになったが、ぎりぎりセーフという感じだ。しかしその矛盾がないというのも、ある重要な前提にたてばの話であり、そんな前提はルール違反だと考えると、結局は疑心暗鬼のまま騙されることになる。通常のミステリーではありえないルール違反を認めることがこの作者の本を読む際のコツなのだ。作者のトリックを見破ることはどこでルール違反をしているのかを見破ることに等しい。ただ、そういうスタンスで謎を見破っても、見破った喜びはあまり大きくはない。それがこの作品の評価を分けるような気がする。私としては読んでいて面白かったので、こうした変化球もありだと感じた。(「向日葵の咲かない夏」道尾秀介、新潮文庫)
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アラバン・レザイ サイン テニス

フランス国籍の女子テニスプレーヤー、アラバン・レザイのサイン。両親はペルシャ人とのこと。世界ランキングは40位前後で推移しているようだ。2005年まではイスラミック・ツアーというものに参戦していたが、2006年からは4大メジャー大会にも出場しており、戦績を見る限り3回戦・4回戦までコンスタントに勝ち進む実力を備えているように思われる。まだ21歳の新鋭でこれからが大いに期待される選手である。
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