公開中の「エヴェレスト 神々の山嶺(2016年公開)」を観に行った。
【解説】第11回柴田錬三郎賞を受賞し、漫画版と共にベストセラーを記録している夢枕獏の小説「神々の山嶺」を実写化したドラマ。あるクラシカルなカメラを手にした写真家が、カメラの逸話を調べるうちに孤高のアルピニストとして名をとどろかせた男の人生に触れていく姿を追い掛ける。出演は岡田准一、阿部寛、尾野真千子ら。メガホンを取るのは、『愛を乞うひと』、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』などの平山秀幸。過酷な自然にぶつかっていく男たちの思いが交錯する熱いドラマに加え、大規模ロケを敢行したヒマラヤの荘厳な風景も見もの。
その日の飲み会が21時開始だったので、それまでの時間潰しで「僕だけがいない街」と最後の最後まで迷ったが、阿部ちゃん観たさで本作品に決めた。公開から二週間弱とは思えない閑散とした館内のど真ん中に腰を下ろす。エヴェレストの綺麗さよりも強風、暴風雪の音響がうるさいほどに館内を包む込む。過去に「劔岳 点の記(2009年)」、「岳-ガク-(2011年)」と山岳ものを観たが、やはり今回も「山は怖いな~」の感想は本作品でも同様であった。
私にとって「山は眺めるもの」なんだろうな。きっと・・・