前日の6時間バレーボール合宿とその後の慰労会のおかげで体は重く、節々が軋むものの、気持ちは軽く、銀座パレードで手を振った後、羽田空港へと向かった。いつもは終業後の空港なのだが、陽がまだ高いうちに向かう空港は何だか新鮮に感じる。行き先は・・・また・・・熊本である。そう六月に行ったばかりじゃないか~の熊本である。今回は前回会えなかった熊本の友人と馬刺しで暑気払いと洒落込むことにした。
914kmの距離を約1時間40分でまだ明るい熊本空港に到着する。予想以上に暑くない熊本に拍子抜けしつつ、空港からリムジンバスで約40分揺られ市内へと向かう。車窓から街並をぼんやりと眺める。私にとって縁もゆかりも無い街なのだが、友人が住んでいるというだけでほんの少し親近感が沸く不思議な感覚。「蛇島肛門科」の看板や「味噌天神」等の見慣れない地名を通り過ぎ、通筋町停で迷うことなく下車する。だってもう6回目の訪熊だもの、慣れたものだ。夕暮れの熊本城を横目にホテルにチェックインをすると、先程見たばかりのパレードが一面に飾られている夕刊を手渡される。これまた不思議な感覚だ・・・
荷物を置き、一服してシャワーを浴びる。部屋でくつろいでいると友人から今夜の宴会開始を告げる連絡が入る。ロビーまで下りて再会を喜ぶのも束の間で、お店に向かう道すがらから会話が飛び交い、乾杯して馬刺しを突っつきながらもさらに会話が溢れ出す。飲む暇も食べる暇も無い・・・いつもと何ら変わらない光景に笑顔が止まらない。
友人おススメの焼酎が非常に美味しかった。
ただ歓待して貰うのは嬉しい限りだけど、次々に注文しようとする友人をそっと制止する。もうそんなに食べられないっす・・・。すっかり飲み過ぎてしまい、後半はほとんど記憶が無い・・・一体何時に別れたか不明だが、繁華街でさくっと別れる。東京に居た頃と全く変わらない光景である。ただ友人がこの街に残り、私は違う土地に帰る事以外は・・・
パレードと同じくらい、一瞬の出来事だった熊本ナイトだったものの、やっぱり楽しかったな~再会の日までお互い頑張りましょう