富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

伊勢崎市三郷小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月18日 15時28分58秒 | 世界遺産伝道師協会

伊勢崎市三郷小学校での活動報告

 

令和元年11月18日(月)伊勢崎市三郷小学校で三年生対象の学校キャラバンを行いました。

当校の創立は、富岡製糸場の操業明治五年の二年後、明治七年との事で、今年は145周年となる歴史ある小学校です。

本日担当のH岡さん、S場さん、N木さん、K井さんとY田の五人は開始一時間前には全員揃って、準備に取り掛かりました。

校長先生、三年生担任の先生も本日の会場である体育館に早めに様子を見にお出でになりました。

その時のことです、担任の先生とS場さんがお互い「あれっ?」という感じでして、偶然ですがS場さんが現役の時の教え子であることが分かりました。お互い「変わったね」「先生も変わりましたね」と言葉を交わしていました。

又、校長先生とK井さんも前任校の境小学校時代からのお知り合いでした。

このような偶然が重なって、とてもフレンドリーな会話が飛び交うことに、H岡さんは少し戸惑った様子でした。

当校の三年生は三クラスの120名近い大所帯で、学校にとって今回が初めての取り組みでした。

何時も通り二つにグループ分けして、講話と座繰り体験を交替して行いました。

二台の座繰り器を使いましたが一台に約30名の児童ですから、担当のN木さんと金K井さんはベテランとは言え、全員に等しく体験してもらうのは大変でした。そんな時に全体の子どもたちの様子を見て座繰り器の仕組みを説明したり、糸巻き体験をしてもらったりと、手持無沙汰で遊んでしまう児童が出ないように、こちらに引きつけるような声掛けしてくださるH岡さんの存在は大変大きかったと思います。

世界遺産課から様子を見に来てくださったN島文さんにも、糸巻き体験のお手伝いをしていただきました。

S場さんの講話は、USBメモリーに入れてある自作の解説に『三郷小学校の皆さん』の文字を入れて、内容も三年生が理解し易いように表現方法を変えて伝えましたので、終わりまできちん静かに聞いてもらえました。

「みんなが静かに聞けたのでおまけを見せます」と言って、今では使われなくなってしまった『桑畑』の地図記号や、『糸』の文字の成り立ちなども見せました。

全員が集まって終わりの挨拶の時、感想を言って貰いました処「昔の人は凄いと思った」「やってみたら本当に糸が引けたのでびっくりした」「すごく楽しかった、又来てください」「家に帰って話したくなった」「細くても丈夫な糸でびっくりした」などの声が聴けました。

後日、担任の先生からお礼の文章が世界遺産課へメールで届きました。

要約しますと「子どもたちが、講話にも座繰り体験にも興味を持ち、生き生きと取り組んでいる様子を見ることができ、子どもたちにとって素晴らしい学習ができたことを大変嬉しく、心よりお礼申し上げます。

三年生の学習では、理科での昆虫の成長の学習やカイコの飼育や、社会での地域学習とつながり、この後取り組む機織り体験などにつなげてゆきます。学習の幅を広げられる活動であったと担任共々成果を感じています。

来年度も継続したい旨と、丁寧に教えてくださった感謝のお手紙を子どもたちから差し上げるべきところなかなか思うように時間が取れず心苦しいこと、ご指導いただいた伝道師の方々によろしくお伝えください」とのことでした。

このように喜んでいただきとても有難いことです。

参加してくださった伝道師の皆様にも転送いたしました。

本日参加してくださったH岡さん、S場さん、N木さん、K井さん有難うございました。  (Y田:記)

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