ばら園まつり『蚕糸記念館』での活動報告
今年に入って初めての猛暑日となった5月21日(日)、ばら園内蚕糸記念館で恒例の活動を行いました。
先週の第一回目は生憎の雨に見舞われてしまいましたが、今日は朝からすきっと快晴で、ばらの花も満開、引きも切らずの来園者で10時過ぎには駐車場は満車状態になってしまいました。
爽やかな青空の下、バルコニーではA見さんが桑の木クラフトの七つ道具を準備し、K川さんが来園者に声を掛けて、早々と活動開始しました。今日もご家族連れが多く、楽しく色付けしながら会話も弾みます。
館内では座繰り体験をK嶋さんとY田が担当しました。
「昔、見たことある」「祖母がやっていた」などと懐かしむ方も多く、「えっ!やらせてもらえるのですか」と皆さん喜んでいただけました。
中国から来日し日本語学校で勉強中の若い女性五人のグループが来館されて、興味深そうに交代で座繰り器のハンドルを回し、お蚕は中国が発生の地でそれが世界に広まったと話しますと「中国にいた時はお蚕のことは何も知らなかった」と驚いていました。
又、埼玉の寄居町からご家族連れでお見えになった方は、娘さんのお婿さんの実家が養蚕農家をされているそうです。
三時を回る頃には用意した繭が終わりに近付きまして、文化財保護課の大澤さんの了解を得て、後片付けに取り掛かりました。
その後愛知県から若い男性が来館されまして、座繰りを体験したかったととても残念な様子でして、こちらも申し訳ない気持ちになりまして、せめて仕組みだけでもとシートをはがして、座繰り器を見ていただきました。丁度居合わせた現地解説員もしているK川さんが富岡製糸場見学の様子をお伝えし、Y田がいつも携帯している伝道師協会発行の虎の巻『建築ガイド』からブリューナエンジンの写真なども見ていただきました。
活動終了の午後四時はまだまだバラ園内は多くの来園者で賑わっていて、前橋市のばら園も随分有名になったものと改めて認識しました。
本日の担当者はA見さん、K川さん、K嶋さんY安田でした。皆さん大変お疲れ様でした。 (Y田記)