”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

盛り上がるえびす講

2013-10-20 10:49:07 | お勉強

地元食推協の勉強会が開かれました。

今回のテーマは、「えびす講の行事食」。

 

伝統食や行事食の研修会が行われると

一番盛り上がるテーマが、この「えびす講」。

遠州地方では、11月20日に行われ、

その日が近づくと、

「えびす講用大根」と書かれた葉付きの大根が

スーパーの店頭に並びます。

 

 

●えびす講とは

 10月は、すべての神様が出雲へ出かけます。

 その留守をあずかるのがえびす様。

 「留守神様」としてえびす様をおまつりする行事がえびす講です。

 

 

●えびす講の飾りとお供え

 まず、えびす様の新しいお札をまつります。

 床の間付きのお座敷で、

 葉付きの大根を社(やしろ)の両脇に飾ります。

 お供え物のごちそうは、桜飯、尾頭付き魚、煮しめ、和え物、

 汁物、果物、和菓子などです。

 

 

そんなえびす講の行事食として、実習したものは

Img_7903_2

 ・桜飯

 ・尾頭付きの煮魚

 ・里芋の呉汁

 ・すり焼きもち

 

 

最初に、「えびす講がテーマだと盛り上がる。」

と書きましたが、

それは、同じ遠州地方でもしきたりが異なるからです。

大根なますを供えるところもあれば、

メダカやフナを獲ってきて

水鉢に泳がせて供えるところもあります。

 

 

ところで、えびす様というと商売繁盛、家内安全の神様として

広く信仰されていますが、

もともとは海上の守護神として漁民に信仰されていました。

えびす様が右手に釣り竿、左脇に鯛を抱えていることからも

そのことがわかりますよね。 (*^_^*)

 

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