昨日のブログで、
ほうれん草をあまり食べていないということを
書きました。
それなので、早速買ってきました。
岐阜県産 ちぢみほうれん草。
このほうれん草を見ると、寒さが厳しくなったと感じます。
1袋98円。
一般的なほうれん草よりも100円も安くなっていました。
袋から出してみると・・・。
手のひらにのせてみましたが、
この様子からも、
葉が縮れているだけでなく、茎も短く、
地面に張り付くように成長しているのが
おわかりいただけるかと思います。
ちぢみほうれん草というのは、品種名ではありません。
栽培方法の違いによるものです。
冬の公園で、地面にべた~っと葉を広げて、
ぴったり張り付くようにしているたんぽぽの姿を
見かけたこと、ありませんか?
この葉っぱの状態を「ロゼット」と言います。
【ロゼット図鑑より画像、お借りしました】
こうすることにより、
たんぽぽは寒さから身を守るだけでなく、
葉を広げることで日光を十分に浴びることができます。
この性質を利用して栽培されたのが、ちぢみほうれん草です。
ハウス栽培ではなく、露地で栽培され、
寒さにさらされて生育するため、
地面に張りつくような形になります。
そして、自分自身が凍ってしまわないように、
葉は締まって肉厚になり、甘味を蓄えます。
(これは、砂糖水が凍りにくいのと同じですね。)
そんな寒さの恵みが作り出すちぢみほうれん草を
カレーにしていただきました。
かなりスパイスを利かせたのですが、
甘味がじんわり伝わってきます。
甘味、うまみだけでなく、
植物が自然の中で生き抜く「知恵」まで一緒にいただいたような、
そんな気分になりました。(^_-)-☆
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