透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「サブウェイ123 激突」を観た。

2009-09-06 | E 週末には映画を観よう

 この週末、代休を取って3連休。今日の昼、映画「サブウェイ123 激突」を観た。

ニューヨークの地下鉄を乗っ取って、市長に1,000万ドル要求した4人組の悪たち。そのオヤブンというかリーダーを演じたのがジョン・トラボルタ。

ジョン・トラボルタといえば「サタデー・ナイト・フィーバー」。当時スリムでかっこ良かったオニイサンも今や、太めの中年オジサン。あの映画から30年以上経っていれば当然か・・・。

地下鉄の運行指令室でたまたま指令を担当していた職員がトラボルタとの交渉役に。この地下鉄職員 ガーバーを演じたのがキャリアの長い俳優 デンゼル・ワシントン。

ふたりの中年オジサンは無線を通じて交渉、頭脳戦。そう、この映画は中年オジサンふたりが主人公。地上では身代金1,000万ドルを運ぶ現金輸送車やパトカー、バイクが猛スピードで街中を走り回ってクラッシュしたりと、この手の映画お決まりのシーン。

直接犯人に現金を渡す役目まで指名されてしまったガーバー。ヘリコプターで現場に向かう直前に奥さんと電話で会話。そこで帰りに牛乳を買ってきてと奥さんに頼まれる。この辺が、やはりアメリカ映画。よくパニック映画でも死に直面してジョークを言うシーンが登場する、あれだ。

ガーバーは何とか乗っ取られた地下鉄車両に現金を届ける。現金の入ったカバンを受け取った犯人たちはあっと思わせるルートで地上に出て逃走。

トラボルタはタクシーで逃走。それを追うワシントン。地下鉄職員は車の運転が超ウマイ。警察に任せればいいのに、とも思うが、まあ、そこが映画。

ラスト、事件の解決をみて、市長に感謝されて、地下鉄で家に帰るワシントン。奥さんに頼まれた牛乳が入った袋をぶらさげて満足そうな表情、このラストが上手い!

ところで、映画には何らかのメッセージが込められているもの。大切なのは家族の愛だとか、お互い信じあうことが大事なんだとか、言葉にすればなんだか陳腐だけど。で、この映画に込められたメッセージって一体・・・。

評価はちょっと甘めの★★★★☆、80点。