飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

ザ・ローンチ!その2

2015-03-23 13:25:18 | ビジネス

ザ・ローンチは言ってみれば戦略本である・・・。
単なるノウハウ本ではなく、方向性を示す本である。
まあ、敢えて言えば、
孫子の兵法に準(なぞら)えると、
ネットビジネスの兵法書だろう・・・?!
100年を見据えた基本書だと思う!

ザ・ローンチ!の続き←


ノウハウは、時代の状勢により当然に変化対応するものでしょう。

それに比べて、戦略(方向性)は状勢に左右されません。

ビジネス書の中でも、戦略(方向性)を示す書ですから、

時代を越えて、精彩を放つものと思われます。


<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

それが、この本をお勧めする最大の理由です。

 

マーケティングのセミナーは数多いですが、

おそらく、この一冊の書から得られる戦略(方向性)思考は、

多大なものがあります。

たった一冊の本に過ぎないですが、

セミナー何回分もの腑に落ちる心構えが得られます。


これが、

一介の主夫であるアメリカ人のジェフ・ウォーカー (Jeff Walker)さんが、

1996年独自に考え出し、実践し、成果を出してきたという事が、

不思議と言えば、不思議です。

 

本人が告白していますが、、

マーケティングの素人がそれを成したという事は、

きっと、

そのノウハウや、理論を度外視して、

人間の本質に向き合って生み出されたからに他ならないと考えられます。

 

その事については、

下手な解説より、内容に直接触れてみると分かります。

そう言う他ありません。

アメリカは、実用主義の社会ですから、

伝統とか、キャリアには関係がありません。

それが如実に表れたのが、このザ・ローンチです。


つまり、

ジェフ・ウォーカー (Jeff Walker)さんが、企業社会に嫌気が差し、

奥さんが働き、子供の世話と家事を担うという主夫をしながら、

常に起業を夢見ていた訳です。

その夢を単なる夢に終わらせず、

今でこそ一つのマーケティング手法である

プロダクトローンチフォミュラー(方程式)を世に出した訳です。


そのようなことは、どんなセミナーでも知ることが出来ませんでした。


<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

それは当然のこととしても、

その経緯を知るだけでも、この本の価値はあります。

何処にでも居る一介の主夫が、

インターネットというメディアを活用して、

最初は十数人からの見込み客とも言えない、

ましてや顧客とも言えない家族や親類知人から、

数万人を要する見込み客リストを構築していったわけです。


最初は無料のメールマガジンから始まり、

株式投資の情報商材をまさにプロダクトし、

生活の糧に販売した戦略・戦術が出発点です。

まさに

実学です。


今でこそ、プロダクトローンチフォーミュラーとして、

マーケティング方程式として一世を風靡していますが、

最初は背に腹は代えられない苦肉の販売手法であったのです。

ただ、誰にも真似のできない独自の思想と理念が存在したのです。

まさに、

実用主義哲学(プラグマティズム)のアメリカならではの産物だと思いました。


これはセミナーでは学ぶことが出来ません。

セミナーではノウハウが中心で、

哲学(考え方)までは立ち入ることは難しいのです。

 

 

<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

どうしてこのような独自性のマーケティング手法が生まれたのか?

考えさせられました。


それは、

先にも書いたように、「実学」が重んじられるアメリカならではの風潮が、

生み出したアメリカンドリームと言えば言えなくもありません。

誰でも、何時でも意思すれば成功できるという証です。

それ以上に、

注目すべきは現実に直面して、

それを地に足を付けて出来るところから発展させたという実績です。


遥かに高い次元に達しているマーケティング哲学ですが、

最初は住居の狭い居室で生まれたことです。

中古のパソコンと、

未だ十分でないインターネット環境とわずかなメールアドレスから生まれました。

これって、

今も数多くの共通する境遇の方々は多いと思います。

違っているのは、

インターネット環境が数段に進化している事位です。


こういう事は、セミナーなどでは知ることが出来ません。


<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

いつでもどこでも、志と必要性があって発起すれば、

チャンスはあるという事を教えてくれます。

それがなんといっても手にして読んでほしい理由です。


結果的に、

本人自身が編み出したマーケティング手法が、

その独自性に驚いて、

整理され構築されたのがプロダクトローンチフォーミュラーなのです。

今では、

あらゆるインターネットマーケティング手法として、

様々な分野で応用・活用されています。

今のプロダクトローンチフォーミュラーは、バージョン4.0(PLF4.0)として進化していますが、

その本質は、何ら変わっていません。


つまり、

居室の一隅で登場した一介の主夫の苦肉の策のままです。

違っているのは、

メディアの発達でPDFが動画になり、

通信がダイヤルアップから、

ADSLあるいは光通信に変わったぐらいです。


ジェフ・ウォーカー (Jeff Walker)の肉筆であるからこそ、

読み手にその真髄を訴えかけてきます。


<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

未だに日本に来られたということは聞いておりませんが、

今後来られるかもしれませんし、

そうでないかもしれません。

余り、そういう事に関心がないかもしれませんが、

少なくとも印象では、

非常に自由に好きなことを楽しみつつ、

家族や子供達と人生を楽しむというスタンスが強い方です。

 

それも一般的な私たちと何ら変わりがありません。

つまり、

マイクロビジネスとしての個人起業家のための、

マーケティング伝道者と言うに値する人物と言えるでしょう。

そんな思いを抱きました。

 

それでも、

それであるからこそと言うべきかも知れませんが、

アメリカばかりでなく世界各国、

就中、

日本でもプロダクトローンチを知らないIT起業者はいません。

 

おそらく、

今まさに、

これからも、

ネットビジネスのバイブル書となる一冊だと確信しています。



<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

著者であるジェフ・ウォーカー (Jeff Walker)は、

特別な存在ではなく、

どこにでも居るありふれた隣の壮年という感じですが、

それを知るだけでも勇気と価値に気づきます。

 

非常に読みやすく、

分かりやすく、

何よりも実際のストーリーを散りばめて、

著者の生身の人間を知る絶好の書です。

小難しいビジネス書とは一線を画していると言えるでしょう。


<取り敢えず確認!画像をクリック!

 

下截の動画は、ジェフ・ウォーカー (Jeff Walker)自身がホームページで語っている動画ですが、

それを日本語訳テロップを付けたものです。

初回の続きを掲載しておきます。

いつまで公開しているものか分かりませんので、

早めにご覧下さい。

 

商品、資金、リストゼロから1000万円へのプロセス「シードローンチ」

 


 

 あなたは次の二つの出来事について
どのような問題意識をもちますか?

2012年。

株式会社サイバーエージェントが
自社の展開するサービス、
『Ameba (アメーバ)』ブログの
商用利用を禁止にしました。

商用利用が禁止されたことで
当時アメブロを使ってビジネスを
していた多くのアフィリエイターが
強制退去を余儀なくされたのです。

そしてつい先日、2015年2月12日。

流行りのyoutuberの一人、
シバターさんという方のアカウントが
Googleによって突然停止されました。

もちろんその瞬間、
収入の柱にしていた
youtubeの広告収入はそこで
完全に絶たれてしまったのです。


この二つの出来事から
導き出せる一つの真理は

「プラットフォームを握られている
ビジネスは地盤が弱い」

という事です。


ブログや動画投稿サイトのように
プラットフォームが握られている環境に
頼ってビジネスを展開していると、

商用利用を突然禁止にされたり、
突然アカウントが停止されたり、
何か予期せぬトラブルが起きた時に
どう対処することもできません。


それは何もオンラインに限ったことではなく
会社におんぶにだっこになっている状態も
全く同じ状況だと言えます。

会社という一つのプラットフォームに
依存している限り、状況的には
ご紹介した二つの事例と
何ら変わらないのです。


では今の時代は、
プラットフォームに頼らずに
生きていくことは不可能なのでしょうか?

いいえ、決して不可能ではありません。

「見込み客や顧客の
Eメールリストを持つ」

たったそれだけで、多くの人は
システム的にも、社会的にも、
プラットフォームに頼らずに
生きることができます。


ではプラットフォームに
頼らない生き方とは
一体どのような生き方かというと、

たとえば、新居に引っ越す場合。

前の自宅を売却するまで
数か月かかるのに、その前に
新しい家を購入しなければならない。
頭金は700万円も必要。

こんな状況になったとしても
何一つ焦る必要がない、
そんな生き方なのです。


ちなみにこの話は、
実際に顧客のEメールリストを使って
個人で莫大な売り上げを上げる手法

「プロダクトローンチ」を生み出した
ジェフ・ウォーカー自身の話です。

実際ジェフはこのあと、
「プロダクトローンチ」を実践し、
1週間で10万6000ドルの収益をあげ
頭金をあっさりと用意してしまいました。

今回ご紹介する新刊本「ザ・ローンチ」は
その「プロダクトローンチ」について
ジェフ本人が書き下ろした、渾身の一冊です。

これからインターネットマーケティングに
取り組む方には間違いなく役立つ一冊ですので
この機会に是非、ご覧になってみてください。


http://directlink.jp/tracking/af/1355661/3vXxo39Z/


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2 コメント

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ユダヤフリーメーソン邪宗外道一神教カルトスパイ政府安倍晋三悪魔鬼畜政権 (通りがけ)
2015-03-24 03:45:26
れんだいこのブログ2015年3月22日 (日)
護憲論としての縄文社会主義論その4
http://08120715.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-a0db.html

>”帰化人系がこの思想に馴染み易いよう” これ少し不穏当

 人類発祥以来常に、ムー大陸遺民大和民族に攻撃を仕掛けては常に敗れてきたエデンの蛇悪魔フリーメーソンが、カルト一神教を仕立てて常に帰化人系(江戸時代にはエタ階層)をその信者にして、仏教国日本の政府を明治以来総理伊藤博文山県有朋を送り込んで廃仏毀釈で侵蝕してきた結果が、フリーメーソン地球先住民虐殺略奪第二次世界大戦におけるフリーメーソンヒロヒト策謀太平洋戦争での大和民族500万人虐殺であり、それに対抗して作られた聖徳太子以来の仏教国伝統に帰着する日本国憲法前文及び第9条であることは、すべてれんだいこ先生のおっしゃるとおりであり、先祖代々の仏教に帰依する大和民族であれば、フリーメーソンの邪宗外道カルト一神教信者がこの思想に馴染み易い”帰化人系”エタ階層に限られることは、大和魂全員周知の、歴史上の事実ありのままである。
 

仏教聖典おしえ第一章因縁第三節第三項

 この世の中には、三つの誤った見方がある。もしこれらの見方に従ってゆくと、この世のすべてのことが否定されることになる。

 一つには、ある人は、人間がこの世で経験するどのようなことも、すべて運命であると主張する。二つには、ある人は、それはすべて神の御業(みわざ)であるという。三つには、またあるひとは、すべて因も縁もないものであるという。

 もしも、すべてが運命によって定まっているならば、この世においては、善いことをするのも、悪いことをするのも、みな運命であり、幸・不幸もすべて運命となって、運命のほかには何ものも存在しないことになる。

 したがって、人びとに、これはしなければならない、これはしてはならないという希望も努力もなくなり、世の中の進歩も改良もないことになる。

 次に、神の御業であるという説も、最後の因も縁もないとする説も、同じ非難が浴びせられ、悪を離れ、善をなそうという意志も努力も意味もすべてなくなってしまう。

 だから、この三つの見方はみな誤っている。どんなことも縁によって生じ、縁によって滅びるものである。

(A6文庫本p45)


>れんだいこの本ブログでの帰化人論につき筆のオーバーランとすれば一件落着なのですが、現代史での連中の跋扈ぶりに対しては掣肘せねばならないと考えており

 朕は三宝の奴なりの聖武天皇が全国に国分寺国分尼寺を建てて以来、大和民族民衆は全員幼少時から寺に出入りして法句経のわかりやすい講義を耳目にして、全員が仏教徒として成長してきました。士農工商四民は全員歴史的に聖徳太子以来三宝に帰依する仏教徒なのです。

 戦後フリーメーソン政府が捏造したカルト太陽暦歴史学を捨てて、事実だけに基づいて正しく温故知新すれば、世界中の万人が一人残らず日本人庶民が何千年も昔から先祖代々歴史的仏教徒である事実を認めます。

 法句経の現代語訳から抜粋します。

「自分よりも愛しいものはない。同様に他の人々にも、自己は愛しい。故に自己を愛するものは、他人を害してはならない。」

「生き物を自ら害すべからず。また他人をして殺さしめてはいけない。また、他の人々が殺害するのを容認してはならない。」

「あらゆる生物にたいして暴力や悩みを与えてはならない。」

「世界はどこも、とどまってはいない。すべての方角も揺れ動いている。私は、安住の地を求め探したが、どこにもなかった。すべて、死や苦しみにとりつかれている所ばかりだった。殺そうとしている人々を見よ。武器をとって打とうとしたことから恐怖が起こった。すべてのものは、燃えている。欲望と怒りと愚かさによって。」

「怨みは怨みをもって止まず。怨みを捨ててこそ止む」

「人の価値とは、生まれや身分によるものではなく、清らかな行いによって決まる」


仏教聖典おしえ第四章煩悩第一節心の穢れ第七項(p85)

 外から飛んでくる毒矢は防ぐすべがあっても、内からくる毒矢は防ぐすべがない。貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かさと高ぶりとは、四つの毒矢にもたとえられるさまざまな病を起こすものである。

 心に貪りと瞋りと愚かさがあるときは、口には偽りと無駄口悪口と二枚舌を使い、身には殺生と盗みとよこしまな愛欲を犯すようになる。

 意の三つ、口の四つ、身の三つ、これらを十悪という。

 知りながらも偽りを言うようになれば、どんな悪事をも犯すようになる。悪いことをするから、偽りを言わなければならないようになり、偽りを言うようになるから、平気で悪いことをするようになる。

 人の貪りも、愛欲も恐れも瞋りも、愚かさからくるし、人の難儀も不幸も、また愚かさからくる。愚かさは実に人の世の病毒にほかならない。

_____________

「なぜイスラエルなのか」

 なぜユダヤフリーメーソンはイスラエルに建国したのか。それはキリスト教ユダヤ教イスラム教の聖地が同じ場所にあるからです。一神教は異教徒を攻撃しますが聖地に居る者を攻撃できません。ゆえにキリストの墓の下の地下室にユダヤフリーメーソンの世界本部があるのです。紋章はユダヤ教キリスト教イスラム教の紋章を重ねて三位一体としたNWOの紋章ですね。

 ということは第三次大戦が起こって世界中に報復合戦で核兵器が打ち込まれてもイスラエルだけが聖地だからどこの国からも核攻撃されない。ノアの箱舟のごとく全人類が滅んでもイスラエルに居座ったユダヤフリーメーソンだけが生き残るという仕掛けです。ゆえに世界中に戦争が起こるよう常に策謀している悪魔の正体がイスラエルであることが証明されます。

 このユダヤフリーメーソンの悪業を封じ込めるためには、国連でイスラエルを永久敵国に指定すればよい。国連敵国日本と同じように国外で一切の武力行使ができない国にしてやれば、悪魔はすべての魔力を失います。箱舟に悪魔を封じ込めるわけです。これで日本国憲法9条が希求する世界平和がこの地球上に実現します。

 また、NHKと携帯電話を潰してやればイスラエルと子分アメリカへの裏送金それぞれ年約10兆円の戦争策謀資金が枯渇するので、地上からすべての戦争が無くなります。これは世界中どこの国にも出来ない、唯一仏教徒日本国民にしか出来ない仕事ですね、地上恒久平和実現。
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「廃仏毀釈による忘己利他武士道忠君孝親親切慈悲布施菩薩大和民族国家の衰亡」 (通りがけ)
2015-03-24 03:45:47
 この投稿を、西洋かぶれ式ネットマナー以前に日本人として必須の古来伝統躾教養を身につけるための読書のススメと致しましょう。GHQ焚書坑儒に抗して、先祖代々日本人としての躾け教養に資するものです。

 つまり、太平洋戦争において沖縄を蹂躙され、大都市から田舎まで空襲され、原爆を2発も落とされて、鬼畜外道による非戦闘員一般庶民無差別大量虐殺反人道戦争犯罪の被害を一身に受けた我が大和民族大和の国において、占領軍反人道戦争犯罪者FreemasonJewアメリカがFreemasonヒロヒトと共謀して作った非日本人政府における戦後三権癒着談合泥棒官僚政治が、いかに日本人伝統大和魂に合わないように作られた憲法99条違反犯罪行政執行であるかが、これらを見れば日本語教育を普通に修了した小学生ですら、いともたやすくわかりましょう。

 山口県選挙区地元偽称の、かけ離れたどっかの東京で生まれ育った某政治家には、漢字が多すぎて読めないでしょうが。まあ戦後日本には、尋常高等小学校卒の田中角栄以外は、日本国憲法も読めない無教養で算数もでっち小僧以下の無能政治家しか日本にはおらぬですが(笑)
_______________
 なわふみひと氏による掲示3題です。

逝きし世の面影
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/Yukishiyo.html

仏教聖典
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bukkyo-seiten.html

(購入はhttp://www.bdk.or.jp/buddhism/book01.html)

山本五十六は生きていた
ヤコブ・モルガン・著  第一企画出版  1995年刊
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/YamamotoIsoroku01.html
_____________

 この外国カルト一神教スパイ政府による日本人大和魂伝統仏教文化政治破壊は、そもそも明治新政府初代内閣総理大臣に武士身分を偽称して就任した、忠君孝親親切忘己利他慈悲捨身施武士道の躾を受けていない田布施(長州藩士を偽称)伊藤博文はじめ山県有朋(同じく出身で長州藩士を偽称して陸軍大臣に就任)及び長州ファイブイギリスフリーメーソンスパイが、新政府内のエタ(貴族)および()らと無躾破廉恥な私利私欲を満たすため密かに語らって陰謀し実行した宗教破壊テロ「廃仏毀釈」から、ムー大陸時代以来三宝に帰依する我が扶桑大和国の歴史において始まっております。

 釈尊の霊鷲山説法「七不衰法」が説くとおり一言一句に至るまでそのままに。

 人天の師ゴータマ・ブッダ(釈尊)が入滅前霊鷲山でヴリッヂ族の都市国家ヴァイシャリー(維摩居士の国)を武力征服しようと企てるマガダ国アジャータシャトル王の重臣ヴァルシャカーラ大臣(バラモン)の訪問を受けたときに説いた「七不衰法」にこうあります(大般涅槃経)。
(「新釈尊伝(旧字)」渡辺 照宏【著】昭和四十一年 大法輪閣発行 より抜粋)

「アーナンダよ。
第一、ヴリッジの人たちはしばしば会合し、よく集まっているか。
第二、ヴリッジの人たちは一致和合して会合し、決議し、事を処理しているか。
第三、彼らは新しい制度を設けたり、前の制度を捨てたりせず、旧来の風習を守っているか。
第四、彼らは年長者を尊敬し、その言うことを聞くか。
第五、彼らは婦女や少女を強制して言うことをきかせようとはしないか。
第六、彼らは内外の社(やしろ)を尊敬し、昔からしきたりの供物を怠らないか。
第七、彼らは宗教家たちを尊敬し、よそから喜んで宗教家がそこを訪れ、そこにいる宗教家は喜んでそこに留まっているか。
これらを守っているあいだは、ヴリッジの人たちは繁栄こそするが、衰えることは決してない」

「バラモン(ヴァルシャカーラ大臣)よ。
かつて私はヴァイシャリーのヴリッジの人たちに、これらの七不衰の法を教えた。彼らがこれらの法を守っているあいだは繁栄こそするが、衰えることは決してない」

「釈尊(ゴータマ・ブッダ)よ。
(ヴリッジの人たちが)これらの七不衰法のうちのただひとつでも守っているあいだは繁栄こそするが、衰えることは決してありますまい。七つの法がぜんぶ揃っていれば申すまでもありません。マガダ国のアジャータシャトル王は武力で彼らをくだすことはできません。もっとも、陰謀か内部分裂でも起これば別でしょう」

・・・内外の社とさまざまの宗教家とを尊敬すべしという教えは注目に値します。ここで「内外の社」と訳しておきましたが漢訳には「宗廟」とあります。内は氏神、外は氏神以外の社をさすものでしょう。佛陀が既存の民族宗教の信仰を廃するどころか、むしろその信仰を奨励した証拠がこれであります。のちに仏教は中国でも日本でも土地固有の信仰を採用しました。神仏の融和を日本における仏教の堕落だと考える学者もいますが、そういう人はインド仏教を知らないからそういえるのです。あらゆる宗教に対する寛容もこの七ヵ条の中にあります。
・・・
___________

   南無釈迦牟尼仏

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