飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

資本主義経済の終焉!!③

2008-10-10 22:38:23 | 日本

信用(不安=収縮)が止まらない!!
資本主義の名目で信用と言うバブルはここで一旦破綻!!
しばらくは物々交換か?!
ここで落ち着いて経済を考えよう!!



 官民挙げて、将来へのツケを作り続けてきた信用創造という魔物。これが『金融工学』というバーチャルリアリティー経済を推し進めてきたツケが破裂した。しかし、胴元はしこたま掠め取った。掠め取った?? どこに証拠がある。どこに根拠がある。??言うであろうが、そんなことは当たり前だ。素人は素人で、歯に衣を着せず言うことが出来る。


 金融は所詮、博打であるから、ゼロサムである。注いだ水が一定なら、出て行く水も一定である。損する人間がいれば、必ず、儲ける人間がいる。損する人間は、注いだ水はマネーであるから、マネーを失う。儲ける人間はマネーは勿論だが、マネーは即ち、覇権として機能する。支配権を取得するのである。見かけ上、マネーは破綻により、その価値を減じてしまうかも知れないが、減じたマネーよりも相対的に実体経済の価値が減ずるから、その減じた価格で、胴元はその支配権を取得するのである。これが覇権である。


 胴元を確定しなければ、この混乱は公正を持って収拾することが出来ない。AIG経営者か。リーマン経営者か。そうではない。それも一味には違いないが、小者である。本当の胴元は、マネーを創造し、サプライしている者こそ胴元である。それは銀行の親分、銀行の中の銀行、中央銀行であって、アメリカで言えば、民間機関ではあるが、連邦準備銀行である。準備銀行と言われるだけあって、準備率(貸し出し資金の倍率)を決める権利を持つ銀行を、国民の元に接収しなければ問題は解決しない。現在、胴元はその中央銀行を支配し、覇権を行使している者である。ロスチャイルド・ロックフェラーを使い、あるいは、裏を支配している者達が必ず存在する。


 で、これは革命でなければ、本当のところ、解決しないモノである。


 その後は、よき政体とよき官吏をもって、植草先生の自己責任の原則と公正・正義を駆使すれば、解決する。それ以外にないというのが、素人の実感である。 


<お昼過ぎ日経平均(写真) 一時8115円をつける> 2008101047326011l

2年間のチャートチャート


【転載開始】日米株価暴落と公的資金投入のあり方

Photo

植草一秀の『知られざる真実』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-ef42.html

株 価暴落が止まらない。先の見えない不安心理が株式売却を加速させている。10月3日に米国議会は7000億ドル(約70兆円)の公的資金投入を柱とする金 融安定化法を成立させた。10月8日には、世界の10の中央銀行が同時金利引き下げを実施した。英国政府は10月8日に、最大500億ポンド(約9兆円) の公的資金を銀行の資本を増強するために注入する方針を発表した。

米国政策当局がこれまでに提示した公的資金投入金額は1兆ドル(約100兆円)を突破している。それにもかかわらず、金融市場は安定を取り戻していないNYダウは10月9日、前日比678ドル安の8579ドルに下落した。2003年5月以来、5年5ヵ月ぶりの安値を記録した。

日経平均株価は10月10日、前日比881円安の8276円まで下落した。日経平均株価も2003年5月以来、5年5ヵ月ぶりの安値を記録した。日経平均株価のバブル崩壊後最安値は2003年4月28日の7607円だが、この水準が視界に入ってきた。

問 題の震源地は米国で、発端は不動産価格下落である。米国の住宅価格はS&Pケース・シラー住宅価格指に従うと、全米主要10都市の場合、1994年2月か ら上昇が始まり、2006年6月までにちょうど3倍になった。2000年1月を起点とすると、2006年6月までに2.26倍になった。

2006年から住宅価格は下落に転じたが、本年7月までの下落率は21.1%である。金融危機が広がって、大混乱が生じているから、不動産価格が半値、3分の1、10分の1に下落したのかと考えてしまうが、下落率はわずかに21%にすぎないのだ。

サブプライムローン残高は1.3兆ドル(約130兆円)だったから、住宅を最高値の2006年6月にすべて購入したとしても、26兆円の損失しか生まれない。住宅購入の時期はばらけているから、130兆円の評価損は限定される。

日本の1990年代では、3倍に上昇した資産価格が元の水準以下に暴落して、大混乱が生じた。200兆円融資して購入した資産の時価評価が50兆円程度になり、150兆円規模の損失処理が必要になった。その過程で、金融機関の破綻が広がった。

こ の日本の事例を念頭に入れたのでは、米国の金融危機は説明できない。謎を解く鍵は「レバレッジ=てこ」なのだ。「デリバティブ」と呼ばれる金融派生商品の 世界が際限なく広がった。その機能を一言で説明すると、「少額の投資資金で巨額の金融取引が可能になる」ということだ。債券先物取引の例で示すと、証拠金 比率1%での取引を認めると、投資家は100万円の元本で、1億円の債券を買うことができる。額面100円の債券価格が1円変動すると、100万円の損益 が生まれる。100万円の元手が1日で倍になったり、ゼロになったりする。

金融工学と表現すると聞こえが良いが、金融市場が「カジノ」になったのだ。デリバティブを扱う金融マンは億円単位の高額報酬を獲得した。破綻したリーマンブラザーズの最高経営責任者は2000年以降に494億円もの報酬を得ていた。

「市場原理主義」の終着点は「カジノ経済」だったのだ。26兆円の損失が100倍に拡大されれば、2600兆円になる。最終的な損失金額は不明であるが、100兆円の公的資金では、問題処理には程遠いことを認識しなければならない。

日 本の政府関係者が、日本の経験を元に、金融機関への資本注入を提言するべきだなどと発言しているが、問題の本質をまったく理解していないと言わざるを得な い。米国の不動産価格は2割下落したが、理論価格=長期のトレンド上の価格に回帰するには、さらに2割から3割程度の下落が必要である。不動産価格調整は まだ4合目に差しかかったところだ。

この意味で、今回の金融危機に対しては、強い警戒感をもって対処する必要がある。デリバティブの想定元本の全体を把握し、最大で損失がどこまで膨張するかを予測し、その予測に見合う対応策を検討しなければならないのだ。

デリバティブ金融の想定元本は600兆ドルに達すると見られている。6京円の想定元本の1%が損失になるとしても、6兆ドル(約600兆円)の資金が必要になる。手元にはデータがないから、確かな推計はできないが、問題が途方もなく大きなものに膨れ上がってしまっている可能性は低くない。

サブプライム危機で常に取り上げられるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)と呼ばれる、債務保証を商品化した金融商品だけでも、その残高は60兆ドルに達すると見られている。「市場原理主義」=「新自由主義」=「自由放任主義」は、取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったのかも知れない。

米国の経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイスは、著書『バブルの物語』(原題はA Short History of Financial Euphoria)に、「暴落の前に天才がいる」と記した。バブル生成には常に「神話の存在」と「金融の支援」が存在することを洞察した。日本のバブル生成の際も、銀行の過剰融資が存在した。過剰流動性による巨大な信用創造が生み出され、バブルが生成された。

2000年代の米国では、「金融」が「魔界」に突入してしまった。金融工学が人類の管理能力を超える「巨大宇宙」を創出し、その「巨大宇宙」で「ビッグバン」を発生させてしまった。

問 題を処理するためには、巨大な資金が必要になるだろう。問題処理に際して不可欠なことがらは、「自己責任原則の貫徹」と「金融システムの安定性確保」の両 立だ。損失の規模によっては、「金融システムの安定確保」が困難になることも否定はし切れない。しかし、最善の努力を注ぐ必要はあるだろう。

自 己資本不足に陥る金融機関は、まず自己の責任で資本調達を実行しなければならない。自助努力での経営維持が不可能になれば、「実質破たん」状態になる。そ のまま「破たん」させると、「破たん」が連鎖する可能性が高まる。「破たん」を連鎖させないために、公的資金が必要になる。問題は、どのような手順、ルー ルに従って公的資金を注入するのかだ。

答 えは一つしかない。「実質破たん」金融機関を「一時国有化」することだ。実質破たん状況に陥った時点の株価で、政府が問題金融機関を買い取るのだ。問題金 融機関の株主は、株価が下落した分だけ、有限責任を負う。「破たん」状態に至れば、株価評価は基本的に「ゼロ」になる。株主は出資した資金だけの責任を負 う。

国 有化した金融機関に、必要な資本を注入し、経営を再建させる。これが、「金融システムの安定確保」と「自己責任原則」を両立させる唯一の方法だ。破たん金 融機関の経営者は免職させると同時に、適正な私財提供を求めるべきだ。経営破たんにより、公的資金が投入されるのである。責任ある当事者が、責任能力に応 じて資金負担するのは当然である。

2003 年の「りそな銀行」の処理は、これとまったく違う。「実質破たんさせたりそな銀行」の株主の株式にまったく手を付けずに、2兆円の公的資金を注入して、り そな銀行を救済したのだ。もっとも大きな利益を獲得したのは、「りそな銀行の株主」だった。経営者だけは入れ替えられ、政府の近親者が新経営陣に送り込ま れた。新経営陣も巨大な利得を獲得したはずである。そして、「りそな銀行」は自民党の「機関銀行」になった。この問題をスクープしたと言われる朝日新聞の 鈴木啓一記者が、記事発表と同時に疑惑の死を遂げていると伝えられている。私は命を落としていないだけ、ましかも知れない。

米国の金融危機に直面し、2003年の「りそな銀行処理」がいかに、「欺瞞と不正」に満ちていたのかを改めて検証する必要があるだろう。詳細を拙著『知られざる真実-勾留地にて-』に記述したので、是非ご高覧賜りたい。

私は「金融システムの安定確保」と「自己責任原則の貫徹」の両立を一貫して主張し続けた。自民党政権と金融業界は「責任処理を伴わない銀行救済」を一貫して主張し続け、結局、ごく一部のスケープゴートを除けば、「責任処理を伴わない銀行救済」が広範に実行されたのである。

長銀の粉飾決算事件では、財務省から送り込まれた最高裁判事が中心になって、経営者に対する司法の責任追及を放棄してしまった。日債銀に財務省OBが天下りで送り込まれ、刑事責任を追及されている。高裁有罪判決ののち、現在上告審で係争中だ。長銀事件逆転無罪最高裁判決は、日債銀に天下りした財務省OBの刑事責任を免責にするための工作である可能性が限りなく濃い。

資本注入論議が浮上すると、金融界と自民党は常に「責任追及のない資本注入」を主張する。小泉政権は「自己責任原則」を重視すると言いながら、「自己責任原則」を放棄した。この「不正」が糺されることなく、現在まで存続するのが「政官業外電=悪徳ペンタゴン」による利権政治=自公政権なのだ。

米国でも金融界は「責任追及のない資本注入」を強く求めているだろう。しかし、それは「公正と正義」に反する政策対応であると言わざるを得ない。

「大火が広がっているときは消火を優先しなければならない。失火の責任を追及している場合ではない」との主張をよく聞くが、このような発言を大声で主張した人物が、鎮火後に責任追及したことを見たことがない。

金 融システムを守るために、公的資金の注入は不可欠だろう。しかし、それは、社会の「公器」である「金融システムを守るための方策」であって、「責任ある当 事者を救済するための方策」ではない。米国が「金融システムの安定確保」と「自己責任原則の貫徹」の両者を両立させる政策対応を示すのかどうかを注視しな ければならない。

「欺瞞と不正の金融処理」を実行した日本政府に、発言権などあるはずがない。日本の事例を説明するのなら、日本政府が「自己責任原則」を崩壊させた事実を正確に伝えるべきである。

「市 場原理主義」=「自由放任」=「新自由主義」は金融危機とともに終焉する。新しい時代が幕を開けるが、その前に「市場原理主義」の「負の遺産」を解決しな ければならない。その目的は「罪なき国民の生活を守ること」であって、「責任ある当事者の救済」ではない。関係者の私財提供にまで責任追及が及ばなけれ ば、問題処理スキームは動き出さないだろう。

「こづかい帳」さんが指摘するように、日本でも米国でもいずれかの時点で新しい「ペコラ委員会」を設置して、問題を総括すると同時に、問題解決の基本形を定める必要がある。【転載終了】


9.11自作自演テロを告発する、圧巻の作!!⑫

2008-10-10 11:13:42 | 日本

9.11自作自演テロを、常識人の目で 徹底告発する力作!!
反論するなら、同じレベルで反論するべき圧巻の告発!! 転載 第12弾


 このサイトを知るに至った経緯は、最も信頼する一人である『リチャード・コシミズ 独立党支援ブログhttp://dokuritsutou.main.jp/newversion/2.17kouenkai.htm のサイト管理者nanasi911さんに依る。


 南棟のWTC第2ビルから崩壊が始まった。後で激突したビルであるにもかかわらずである。それはある意図を感じさせる。全くの推測であるが、火災が終熄し始めたので慌てて爆破を早めたのであろう。


 推察は自由であるから、誰でも出来る。証拠を求めることは中々出来ない。検証することは出来る。しかし、緻密な頭脳と根気よい作業が求められる。おそらく、その意味でこの告発の書は畢生の力作である。


WTC South Tower Two Collapsing Wollworth Clip
http://jp.youtube.com/watch?v=1b-TzmqpnwU

</object>。

9/11: South Tower
http://jp.youtube.com/watch?v=4KFmyB2IiwY

</object>。

South Tower Falls, shot front of Trinity Church (Rare).
http://jp.youtube.com/watch?v=K8dX3foxozQ

</object>。



【転載開始】『見ればわかる9・11研究』より

http://blog.goo.ne.jp/tumuzikaze2/d/20081009
《11月3日 第2回 9・11真相究明国際会議にご参加ください!私も参ります!》(バルセロナさん)
 

 
[最初に結論を持つ人は、その結論を守るために、都合の悪い事実を無視しようと努める]

WTC第2ビル全面崩壊の研究

崩壊開始時の奇妙さ

 第2ビルの崩壊開始の前後から上層階の崩壊にいたるまでの過程には、
実に不可思議な現象が数多く続出するため、最初から各論に入っては
何がなんだか分からなくなる。まずは崩壊が開始してから4秒間あまりで
起こった出来事を概観してみたい。

 最初にご紹介するのは、911research.comサイト のページにある貴重な研究資料の連続写真の 一部をお借りしたものである。
 元々の画像はNBCテレビニュースのもの だが、これは数多くのビデオで見ることができる。

 左上に書かれてある数字はビデオのコマ数を表し、一つの数字ごとに30分の1秒が進む。左側のビルが第2ビルである。

(123)最初の画面は崩壊がちょうど開始したタイミングである。崩壊が開始した階のは81階だが、ビルの下から目を移すと、真ん中手前に見える角(東側 の角)が途中で真っ黒くなって見えなくなっている箇所がある。この付近が最初に潰された。その様子は後でじっくりと見てみよう。

Stcollapse_beginningnbc01

(139)0.5秒ほどの時点。第2ビル南東側面(左側に見える面)で、79階から横一列に激しい噴出が起こっているのがみられる。さらに北東側面(右側に見える面)の奥の方では80階に奇妙な光が現れる。

Stcollapse_beginningnbc02


(155)1秒と少したった時点。79階からの噴出は激しくなる。上層階の傾きがはっきりと見えてくる。傾きつつある上層階の各所から黒煙の噴出が激しくなる。
南東側(左側)の面に白い点が見えるのだが、これはビデオ画面の傷(ノイズ)だろう。

Stcollapse_beginningnbc03


(171)上層階の傾きと共に、上層階各所からの黒煙の噴出は拡大。

Stcollapse_beginningnbc04


(187)2秒あまりが経過。傾くだけではなく、同時に短くなっているようだ。79階の噴出は大きくなる。
不思議なことだが、2秒以上たつのに78階より下が崩壊していない

Stcollapse_beginningnbc05


(203)崩壊開始3秒弱、突然75階から横一列の爆風が噴き出す。これは極めて重要である。
79階の噴出は2秒以上もその下の階に何の影響も与えずに続いた。その後急に78階の南側の一部で噴出が起こり、次の瞬間に3階も離れた75階が一斉の破壊を受けた ことになる。
この75階は特別に頑丈に作られ窓も無いメカニカル・フロアーだった。横の第1ビルで同じくらいの位置にやや色の変わっている場所がある。4階分をとって作られたメカニカル・フロアーとスカイ・ロビーである。
この現象は「崩壊の原因」を語る各種の「理論」に対する重大な試金石の一つであろう。

Stcollapse_beginningnbc06


(219)上層階の傾き方と短くなり方が激しくなり、周囲から噴き出す噴煙の勢いも増してくる。
そして先ほどの75階より下の部分で次々と下の方に横一列の爆風が 連続して 起こる。

Stcollapse_beginningnbc07


(235)上層階は激しく落ちていき、75階以下の爆風の噴出はどんどんと下がっていく。しかし奇妙なことに78階より下にある東側(手前側)の角はほとんど変化していない。また「全体像」の項目でも確認できるが、明らかに南東側により大きな重量と回転による力が加わっているにも関わらず、この時点で南東側と北西側の崩壊の進行には全く差が無い。崩壊は上層階が傾いていく方向とは無関係に進行している。
また、75階以下の部分が破壊されてそこに上層階が落ち込んでいるのではなく、上層階自ら下の方から潰れて短くなっていったのである。
また、上層階の回転が止まっていることにも注目。角度が先ほどからほとんど変化していない。

Stcollapse_beginningnbc08


(251)崩壊開始から約4秒。上層階は傾いたまま(むしろ傾きは小さくなっているように見える)下の方から潰されて消えていく。南東側面では各階から激しく灰色の粉塵が噴き出しているが、ビルの基本構造は破壊されていない。粉塵の噴出が多くの筒状で現れている事実が、床と外周の構造が健在であることを示すからである。また角の部分がまだ真っ直ぐに立っている。第1ビルで観察される激しい水平方向の噴出が未だに現れない

Stcollapse_beginningnbc09


上の(203)で75階メカニカル・フロアーからいっせいに噴出が始まったシーンを別の角度からの写真の部分拡大で眺めてみよう。

Stcollapse_beginningnbc06a_3

 上と下の噴煙の間に外周支柱が見えている。79階で始まった横一列の噴出と80階より上の崩壊が2秒以上もの間に78、77、76階の3つの階に何も影響を与えず、75階が上の階とは独立して横一列の噴出を開始した決定的な証拠である。FEMAが唱えた「パンケーキ崩壊」説はもちろん、NISTの「支柱崩壊」説でも、この75階の横一列の噴出開始という物理的事実は全く説明不可能である。

 以上が第2ビル崩壊の前半部の概観である。ここから以降については項を改めて説明するが、まずその崩壊開始の仕方を詳しく見てみよう。なお、崩壊開始以前に見られた不思議な現象については「熔けた金属 」でご説明する。

 次からの連続写真はの元資料は北東側面の崩壊開始部分を拡大したビデオ で、スローモーションでも確認できる優れたものである。

崩壊開始の寸前。

Stcollapse_beginning01


左に見える東側の角(81階)が潰され、これが崩壊の開始を告げる。右側の外周支柱を見ると85~86階付近ですでに変形が起こっている。これは、この瞬間以前にコアの構造が破壊されていたことを示す。

Stcollapse_beginning02


南東側(左側)はその下のビルの中に食い込むようにしてつぶれていき、北西側(右側)では85~86階付近に亀裂が入り折れ曲がっていく。また80階の右側内部に激しい火が急に現れる。

Stcollapse_beginning03_2


開始約1秒だが、左側では上層階がその下に食い込んでいく。右側85~86階付近の亀裂では上下の部分が左右にずれて切り離されようとしている。80階右側の光は激しく明るく輝くが、この閃光は崩壊が進行中の箇所から離れた場所で見えている。

Stcollapse_beginning04_4


左側の食い込んでいく部分から明るく光るものが落ちていくが、これは崩壊開始直前に見られた 熔けた金属の名残。右側では上下が完全にずれており、上層階が全体として回転していることが明らかに分かる。

Stcollapse_beginning05_4


すでに2秒たった。上層階が傾きその左側の部分が激しく下の方に食い込んでいるにもかかわらず、79階より下がほとんど破壊されていない ことに注目せよ。上層階だけが一方的に潰れているのだ。

Stcollapse_beginning06


 上層階の回転は次のように起こっている。しかしこれは非常に奇妙な現象だ。詳しくは「上層階の回転と消滅」および第2ビル崩壊の「まとめ」でご説明しよう。

Stcollapse_beginning_rotation


 ここで、先ほどの連続写真の右側(西側)の部分を拡大して詳しく見てみよう。

崩壊開始直前である。

Stcollapse_beginningn01


崩壊開始直後。外周支柱の変形がすでに起こっている。これは単に左側(東側)の角が潰れたのではなく、85~86階付近のどこかを支点にして、上層階全体の傾きが始まっていることを、つまり内部でコア構造がすでに全面的に破壊を受けていた ことを意味する。

Stcollapse_beginningn02


この時点では右側の角付近が回転の中心になっているように見えるが、

Stcollapse_beginningn03_2


この時点ではすでに上層階の下部が右側にずれ始めている。

Stcollapse_beginningn04


1秒と少したった時点だが、完全に上下か切り離され、上層階の下部は大きく右側にずれていく。

Stcollapse_beginningn05_2


回転運動の中心がずっと上の方に移動したことを示す。

Stcollapse_beginningn06_3



 ここで、異なった角度からこの崩壊開始を眺めてみよう。第2ビル南側の路上から撮影されたビデオが元資料であり、そのスローモーションは 第2ビルで起こったことを非常にわかりやすく伝える貴重なものである。
 これは次のビデオの一部をスローモーションにしたものである。このビデオでは粉塵の雲から逃げ惑う人々の姿も写る。

 

今までの映像資料と比較しながらご覧いただきたい。

崩壊開始寸前の南東側面、東側角付近。外周支柱が内側に向かって湾曲している。
右側の火が見える箇所は82階。

Stcollapse_beginningse01


いきなり角が潰れて81階から崩壊が開始する。それと同時に83階付近から何かの破片が落下する。

Stcollapse_beginningse02


この破片の落下は、81階だけではなくそれよりも上の階で破壊が起こったことを示す。

Stcollapse_beginningse03_2


崩壊開始からまだ1秒もたっていない。83階あたりから数本の同じ長さをした外周壁材としか思えない物体 が落ちてくる。つまり81階から崩壊が始まったというよりは、上層階の幅広い部分で破壊が一斉に始まったと見るべきだろう。上層階各所から激しく噴出する黒煙の様子でもそのことがはっきりする。また79階からの噴出が開始する。

Stcollapse_beginningse04


79階の噴出は横1列に並び拡大する。

Stcollapse_beginningse05


カメラが引けてくる。

Stcollapse_beginningse06


79階の爆風の噴出が激しい。先ほどの南東側面の奥側だけではなく、手前側(南側角付近)からも同じ寸法の外周壁材と思われる物体が数本落ちてくる。 曲げられて潰された81階付近ですら起きていない現象だ。

Stcollapse_beginningse07


カメラが引ける。 開始 2.5秒ほど過ぎているのだが、まだ79階より下の階で崩壊が始まっていない

Stcollapse_beginningse08


78階の南側角付近で爆風の激しい噴出が起こる。

Stcollapse_beginningse09


次の瞬間、75階メカニカルフロアーから横一列の爆風の噴出が開始。

Stcollapse_beginningse10


75階の噴出が本格化。ここまででわずかに3秒間の出来事

Stcollapse_beginningse11



 なお、この第2ビル崩壊開始に関しては次の興味深い論文(スライド付き、英文)もある。アイオワ大学のクロケット・グラッブ教授によるものである。
http://www.sealane.org/writings/PhysSTFall.html
http://stj911.org/grabbe/APS_Presentation_2008.html#abstract

(第2ビル崩壊開始を記録する、上でご紹介した以外のビデオ)
※ 重要だと判断されるビデオはできる限り早くご自分のPCにダウンロードして保存することをお勧めする。

First tower collapse view from 6th avenue
http://www.youtube.com/watch?v=fMibXJjx_DE
9/11: South Tower Collapse (Moussaoui Trial Archive)

http://www.youtube.com/watch?v=78B3o9EcTf0
911.wtc.2.demolition.north.very.close.mpeg
http://www.youtube.com/watch?v=E0JM-bfo8Ys
9/11: South Tower NBC Closeups Version 2
http://www.youtube.com/watch?v=COpfvXj_BVo&NR=1
9/11: NBC South Tower closeups
http://www.youtube.com/watch?v=xtpWu-XZ7kM
9/11: ABC South Tower Slow Motion
http://www.youtube.com/watch?v=VarBIuxnTfg
9/11: South Tower Flash closeup 2
http://www.youtube.com/watch?v=G_XwYVP6HwM
9/11 South Tower enlarged video
http://www.youtube.com/watch?v=JyiZ6GpFGPg
【転載終了】