怖いよね

夜の7時30分を過ぎた頃でしょうか。父が「サイレンが近い」と言い出しまして、その時はまだ居間にいた私たちは全く聞こえなかったのですが、聞こえだしてからはどんどん近づいているのがわかりました。
そのうち煙の臭いがしてきて、近所からも人の声がし始めました。

火事です。

我が家から4棟裏にある平屋建ての家から火が出ていました。ええ、見に行きましたよ。他にもたくさんの人が見に来ていました。
平屋の屋根からはボウボウと火が出ていて火花が北側の家に降りかかっていました。
北側には我が家もあります。そう風はなかったのですが、もしかすると火花が我が家の方にも飛んでくるかもしれないと、風呂上がりの父はわざわざ着替えてから火事現場を見に来ていました。いつでも逃げられるようにというのと、やっぱりパジャマのまま外に行くのはね。

結局20分くらいで消えましたが、素人目には火の勢いに比べ消防車が小さいので心配でした。道が狭いので大きい消防車は入って来られないのです。
こんなに間近で火事を見たのは初めてでしたが、夜だったこともあり、火が消えると周りが見えにくくなるからでしょうか、すんごいライトアップしててびっくりしました。近所にあった車もライトで照らしてました。
本当なら車に引火したらえらいこっちゃなので車は移動させた方がいいのですが、こんな風に役に立つこともあるんですね。まあ、本当に危険なら消防員が指示を出していたでしょうが。

私はこのご家族のことは全く知らないので何人家族なのかわかりませんが、三人が自力で出てきたらしいことは聞きました。お年寄りもいらしたとかでご無事で何よりです。

ある程度火が鎮火するのを見ていましたが、もう大丈夫か？と思ってからも一つ二つ火花が出てきたりしてました。外から見て大丈夫でもやっぱり中は消すのは難しいんですね。でも二階建てで風が強かったらもっと被害が大きくなっていたでしょう。火事は怖いです。

幼なじみの保育園前の子どもが、将来消防士になると頼もしいことを言っていましたが、母親は「親に似て頭悪いから無理」と夢のないことを言っていたのが忘れられません