情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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民主党不支持に歯止めがかかる予感~マスメディアの動きが変わってきた

2010-04-12 03:15:21 | メディア(知るための手段のあり方)
 民主党支持率の件で、いったん、ぼやき原稿を書いて公開したが、貯まっていた先週の新聞記事を斜め読みして、ぼやいたのは間違いだったと思いなおした。民主党支持率は底をつきますよ、これは。

 医師会の会長、財界の寄付の方法、日弁連の会長、裁判所の画期的な判決の連続、ここにきて、政権交代の効果が明確に表れてきた。

 他方、自民党は、新党騒ぎで相変わらずの状況…。

 そういう中で、各紙の民主党に対する論調がなんとなく変わってきたように思う。

 テレビがどうなのか、ここのところ、見ていないので良く分からないが、仕分けなども始まるようだし、新聞と大きくずれることもないだろう…。

 今度の支持率調査で底を打ち、民主党支持が回復する、と日曜の深夜というか、月曜の未明に眠い頭で「予言」します。「ぼやき」よりは、「予言」の方がましでしょう(笑)。

 ただし、問題は普天間。この基地問題はいまだに自民党時代の呪縛から抜け切れていない記事が顔を出す。

 たとえば、4日の朝日新聞のグアムの市民が基地受け入れに難色を示していることを取り上げた記事。グアムの地元議員が海兵隊基地受け入れに難色を示し始めており、延期を要求する声を上げているという状況を伝えるものとなっている。

 しかし、解説記事の中で、「グアム移転費の予算措置でつまずいて受け入れの遅れが決定的になれば、日本に普天間の決着を先送りする口実を与えかねない」と地の部分で書いている。

 村山祐介さん、あなたは、どこの国のジャーナリストですか?せめて、「という危惧が米国内にあるからだ」とか、付け加えたらよかったのではないでしょうか…。


 また、「前年度分の予算審議では昨年11月、普天間問題のこじれを背景に上院がグアム移転費の7割をいったん削減、その後やっと満額まで戻してもらった経緯がある」と読売新聞が大きく報じた誤報をそのままなぞった記述をしている。

 ※誤報であることは→http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/00998cee4a5c38075846f7f6a911246a


 さらに、ここにきて、5月末決着が難しくなったようで、この点について、マスメディアがどこまで過熱するかが、気がかりではある。

 しかし、鳩山首相が、地元を無視しては決着できないこと、あせって決着する必要がないこと(+そもそも、海兵隊のグアム受け入れも時間がかかりそうであること)を丁寧に説明すれば、有権者にも理解してもらえるのではないかなぁってことで、底をついた方に1000点。

 

 





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