情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

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日米同盟の見直し論、最悪の場合「米中安保」締結へ転換も(zakzak)…それっていいことでは?

2010-04-14 20:19:38 | 有事法制関連
皆さん、朗報です。一気に沖縄の基地問題が片付くかも知れない。なんと、米国が日米関係から日中関係に重心を移し、場合によっては、日米同盟を解消し、米中同盟を結ぶかもしれないというのだ。この情報はジャーナリストの加藤昭さんが対日政策を担当するM・シファー国防次官補代理の側近A氏から聞いたらしい。zakzakに加藤さんの記事が掲載されている。

(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100331/plt1003311607003-n2.htm)

 加藤さんによると、米国防総省(ペンタゴン)が日米安保崩壊を視野に入れた独自リポートを作成したらしく、そのリポートには、

第1の提言として、「日米同盟の見直し論」(軍事同盟の相手として日本はふさわしいのかという疑問)

第2の提言として、「日本政府が同盟強化を先送りするなら、日米同盟の解消も想定すべき」

ということが書かれているらしい。

 そして、日米同盟を解消をした軍事オプションとして、

「米韓軍事同盟の強化」(東アジアの安保政策の拠点はハワイの米太平洋司令部となり、沖縄駐留の米海兵隊はグアムまで引く。極東有事の際、海兵隊の現場急行に時間がかかるのが弱点だが、第七艦隊でフォローできる)

「究米中安全保障条約の締結構想」(このままだと中国との友好関係構築へと軍事戦略を転換せざるを得ず、その場合、日米同盟は邪魔になり、破棄される)

などがあるというのだ。

 加藤さんは、そうなった場合、「日本は自国の領土・領海・領空を自分の手で守らざるを得なくなり、防衛力は格段に低下する。これに大喜びするのは中国と北朝鮮だろう。報告書は終章で『中国の国防当局は日米同盟は間違いなく崩壊する』との見方を紹介している」と悲観的なコメントをしているが、果たしてそうだろうか?

 米国と中国が同盟関係になれば、中国を仮想敵国とする必要は完全になくなるうえ、台湾有事も考えられなくなる。また、北朝鮮が何か起こしても、米中が共同して事に当たるため、北朝鮮はまったく暴走できなくなる。そうなれば、日本に米軍を駐留させる必要性はまったくなくなる。基地の完全撤去が可能となるのだ。

 自衛隊も縮小できるし、その予算を貧困対策や景気対策などに充てることが可能となる。

 こんなにすばらしいアイデアはない。

 よく考えれば、いずれ、米中は軍備に関する協定を締結することになる。

 というのも、日本が中国・北朝鮮を仮想敵国とした状態で、日米安保が継続すれば、どうしても、アメリカは中国・北朝鮮を脅威とみなさざるを得ず、緊張関係が継続し、軍備が拡大する。中国は圧倒的な国内市場を有しているため、アメリカは、国力が持たなくなり、アメリカは、中国との間で軍縮方向での協定を結ぶしかなくなる。それが、米中同盟という形になるのか、日米中同盟となるのかは、分からないが、何らかの手当てをせざるをえないのだ。

 そうなれば、在日米軍は不要となり、米国は負担を軽減することができる。

 もちろん、東アジア以外の情勢がどのようになっているかということが影響を与えるだろうが、少なくとも、基地を日本におかなければならない理由はなくなる。

  グレート、ワンダフル、トリフィック、スーパー、クール…いくら讃辞を重ねても足りない。

 加藤さん、zakzak、すばらしい情報をありがとう。





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