情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

防衛省は、未亡人製造機として有名だったオスプレーの配備をまだ認めていないらしい…

2010-08-17 07:41:35 | 有事法制関連
 沖縄北部にはジャングル訓練施設がある。一説には、この訓練のために海兵隊を沖縄においているんだという。この高江での訓練のため、さらに米軍が使用するヘリパッドの建設が進められようとしている。まずは、それに反対する住民のブログの訴えをご覧ください。

http://takae.ti-da.net/

【高江は、約160人が暮らすヤンバルの小さな集落です。この集落をかこむように米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を6つ作る工事が、始まっています。高江は米軍のジャングル訓練センターの真横にありますが、これでは訓練センターの中に高江があるかのようになります。高江では米軍へりが低く長く飛ぶのです。これ以上ヘリが飛んだら、しかも新型機オスプレイが飛んだら、高江に人が住めなくなる!と考えた高江の住民が、「自分の家で普通に暮らすため」に去年の7月から工事現場の入り口で、工事をやめてもらうために座り込みを始めました。】

 工事に納得のいかない住民は、沖縄防衛局に公開質問状を出した。

http://www.jca.apc.org/HHK/2010/624takae_pubuquest.pdf

 残念ながら、沖縄防衛局にはこの質問状に対し、裁判で係争中ということなどを理由として回答を拒んでいるのだという。

 相変わらず、説明責任を果たそうとしていない。

 個人的に驚いたのは、この質問状のオスプレー(ローターの向きを変えることで垂直離着陸可能なプロペラ機)に関する記載だ。

 【沖縄防衛局はオスプレーの配備や運用について、「米軍からの説明がない」ということを理由に、北部訓練場でのオスプレーの配備や運用については言及していません。同局の「自主アセス」も、オスプレーには触れていません。】

 【ヘリパッド建設が予定されている北部訓練場では、オスプレーが訓練のために運用されるのですか】

 【オスプレーの沖縄のへの配備、特に北部訓練場での運用について、国防総省に正式に説明を求めましたか。もし求めているならば、それが証明できるような文書を示して下さい。求めていないならば、それはなぜか説明してください】

 まだ、防衛省は、オスプレー配備について市民に説明していないということだ…。

 このオスプレーの配備が辺野古新飛行場の規模を大きくした一因であることははっきりしている。

 それにもかかわらず、防衛省は、オスプレー配備を隠し続けた。

(「アメリカに嘘をついてくれと懇願した防衛庁~普天間代替基地へのオスプレー配備に関する連絡文書」http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/361013834a9ffc81501ccd1e64ad4073)

 しかし、政権が交代し、国会でも岡田外務大臣が「当時の与党である皆さんは、オスプレーの配備について口を閉ざしてまいりました。しかし、いざ、近い将来オスプレーの配備ということが予想されるかもしれません。そうすれば、もう一回調査のやり直しということも考えられます。」(平成22年04月14日衆議院外務委員会)と話しているので、オスプレー配備についてはある程度の説明がされるようになったのかと思っていた。

 いまだに質問状にあるようなことすら説明していないのでは、政権交代をした意味がないのではないか。

 新しいヘリパッドの中には連続して設置することで全長150メートルにもなるものがあるという。これは、オスプレーが滑走飛行することを想定したものだと考えるのが普通だろう。


 透明度を高めることは、民主党にとって最も重視すべきことではないのか?官僚政治の打破も、情報を公開することによってのみはじめて実現できる。

 一度、ぜひ、公開質問状を読んでみてください。

 この宛先は沖縄防衛局になっているが、個人的には、この質問状を管首相に答えてもらいたいと思う。

 

★画像上は、ヘリパッドがつくられる周辺の米軍への提供地。米軍のウェブサイトにあるオスプレーの運用予定図の地形と酷似していると真喜志好一さんは指摘している。真喜志さんのウェブサイトは http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/
画像は http://atsukoba.seesaa.net/archives/200708-1.html より




【追記】次のようなコメントいただきました。

オスプレイが満載時に離陸するには480mの滑走距離が必要です。
防衛省が米軍への余計な思いやりで1600m滑走路を計画していますがオスプレイが4機編隊で訓練に必要な距離は800mです。
編隊飛行訓練に必要な1600mの根拠は4機編隊のユニットを二組同時に運用する際にユニットの間隔を700m空けた場合の最大値ですが間隔を300mにすれば必要な滑走路の長さは1300mに収まります。
米軍は辺野古の施設では戦闘機の運用を想定せずと繰り返し明言して来ましたが1600m滑走路が出来れば空母艦載機の運用が可能になり騒音問題で厚木基地から岩国基地へ移転するFA-18の夜間離着陸訓練を辺野古で実施する事を企んでいます。
その為に辺野古から27kmも離れた勝連半島に飛行経路が掛かるとして滑走路1本の修正案には反対している様です。
http://news.tbs.co.jp/20100812/newseye/tbs_newseye4500156.html






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