情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

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アフガンはアメリカにテロについて疑いの目を向け始めた~と思ったら、鉱山が見つかったって?

2010-06-14 22:12:31 | 有事法制関連
 米軍はイラクから撤退し、アフガニスタンを補強する方向で進めているようだが、当のアフガニスタンがテロ実行犯が実はタリバンではなく米国関係者ではないかという疑いを持ち始めたというニュースがニューヨークタイムズで報道されたが、例によって、日本の新聞は米国が血塗られていることを思わせるような情報は掲載しない。これだけでも、驚きだが、そのニュースの2日後、アフガニスタンで90兆円もの鉱物資源がある可能性が同じニューヨークタイムズで報道された。鉱物資源はタリバン制圧地域にもあるという。もちろん、この発見がガセネタとまではいうつもりはないが、アフガン政府が歯向かう素振りを見せたとたんに、飴をなめさせるかのようなタイミングとなったことには、驚きだ。

 日本ではカルザイ・アフガニスタン大統領の次のようは発言はほとんど伝えられていないと思う。6月11日付のニューヨークタイムズだ。例によって超訳ご容赦。

http://www.nytimes.com/2010/06/12/world/asia/12karzai.html?th&emc=th


Two senior Afghan officials were showing President Hamid Karzai the evidence of the spectacular rocket attack on a nationwide peace conference earlier this month when Mr. Karzai told them that he believed the Taliban were not responsible.
アフガンの政府要人2人が、今月初めの平和会議におけるロケット攻撃に関する証拠をカルザイ大統領に見せたとき、カルザイ大統領はタリバンの犯行ではないと考えていると語った。


“The president did not show any interest in the evidence ― none ― he treated it like a piece of dirt,” said Amrullah Saleh, then the director of the Afghan intelligence service.
「大統領は証拠にまったく興味を示さなかった。ゴミのように扱った」とアフガニスタン情報局のディレクターだったアムルラ・サレ氏は話した。

Mr. Saleh declined to discuss Mr. Karzai’s reasoning in more detail. But a prominent Afghan with knowledge of the meeting, who spoke on condition of anonymity, said that Mr. Karzai suggested in the meeting that it might have been the Americans who carried it out.
サレ氏は、カルザイ大統領がそうした理由などについて詳しく話すことはなかったが、この報告について知っているアフガン高官は、匿名を条件として、「カルザイ大統領が報告の場でアメリカが実行した可能性があると示唆した」旨話した。

 重大なニュースだ。

 アメリカがこれまで行ってきたマッチポンプ戦争と同じことが自国でも行われているのではないかとアフガニスタンの最高指導者が疑念を抱き始めたということだ。

 アメリカは、第2次大戦後、自衛戦争ではなく、自らの利益を確保するためにさまざまな戦争を行ってきた。ときには、それは戦争を起こした地の住民の大半にも受け入れられることとなったものもあったが、ベトナム戦争やイラク戦争に象徴されるように、当初はそれなりに理由があると思われつつも、結果的に、理由なき開戦、利己的な戦争との刻印を押されるものも多い。

 そして、米軍がイラクからアフガンにシフトしようとするいま、アフガニスタンの最高指導者が、アフガンでのタリバンの自爆攻撃を、イラク開戦時の大量破壊兵器の存在のようにアメリカによってつくられているのではないか、と疑念を抱いたことは、きわめて重要なニュースだと思う。

 歴史的にこのニューヨークタイムズの特ダネを振り返る日が来るのではないかと思うほどだ。

 さらにニューヨークタイムズは、
【“The president has lost his confidence in the capability of either the coalition or his own government to protect this country,” Mr. Saleh said in an interview at his home. “President Karzai has never announced that NATO will lose, but the way that he does not proudly own the campaign shows that he doesn’t trust it is working.”】(「大統領は同盟軍や政府が国を守り切れるかどうか自信を失っている」とセラ氏は自宅で答えた。「大統領はNATO軍が負けると発表したことはないが、彼の対応をみるとうまくいとくとは考えていないようだ」)と続けている。

 アフガニスタン政府の米国および同盟国への信頼が失われそうになっている…。


 もちろん、米国に追従する日本のメーンストリームメディアのほとんどは、この特ダネを伝えることはないようだ。

 そんなことを書こうかと思っていたら、同じニューヨークタイムズがアフガニスタン内の鉱物資源の発見を伝えたようだ。こちらは、日本のメディアも伝えている。

 【ニューヨーク・タイムズは13日、複数の米政府高官の話として、米国がアフガニスタンで約1兆ドル(約91兆円)相当の鉱物資源の鉱床を発見したと伝えた。
 鉄や銅のほか、パソコン用の電池などに使用されるリチウムも含まれており、戦争で疲弊するアフガンが世界有数の鉱物生産大国となる可能性があるという。】(読売http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100614-OYT1T00880.htm)

 あまりにタイミングがいい。読売は続ける。

 【同紙によると、アフガン国内にかなりの規模の鉱物資源が眠っている可能性は以前から指摘されていたが、2006年以降、米国防総省や地質学専門家による調査が本格化し、資源がアフガン全土に点在していることが分かった。】

 なぜ、この時期に発表が…。

 【特に、鉄と銅の埋蔵量が多いといい、カルザイ大統領らアフガン政府高官も最近、発見についての説明を受けたという。】ことで、【同紙は、鉱物資源が「アフガン経済の支柱になる」と期待する同国政府高官の談話を紹介】しているのだ。

 そして、肝心なことは次の1節。【旧支配勢力タリバンが資源獲得を狙って戦闘を激化させる可能性にも言及している】…。

 ニューヨークタイムズで、アフガン政府が米国への不審を述べたとたん、同紙に、アフガン政府への飴玉情報が掲載された。

 これは偶然だろうか。

 私には、そう思えない…。










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Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.

Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8

 




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