情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「欠陥だらけで危険な米国ミサイル防衛計画」(世界2010年9月号)

2010-08-09 06:45:00 | 有事法制関連
 日本はアメリカのミサイル防衛システムを非常に積極的に支援してきたし、これからも支援するようである。特に、イージス艦に核ミサイルを迎撃するためのミサイル(SM3)を搭載するタイプのシステムにおいては、開発費を1000億円単位で出したり、イージス艦を実験場に送るなどの協力をしてきたし、このシステムへの支援はまだまだやる気十分である。

 しかし、アメリカのミサイル防衛計画は欠陥だらけであり、信頼できないという指摘が物理学博士のジョージ・N・ルイス氏及びマサチューセッツ工科大学化学・技術・国家安全保障政策教授のシオドール・A・ポストル氏によってなされた。

 発売中の世界9月号に掲載されているので、ぜひ、一読されたい。

 というのも、日本は今後、このシステムに対し兆円単位の予算を注ぎ込む可能性があるが、無駄なものであれば、早めに方針を転換するべきだからである。

 欠陥だらけだという理由をいくつか紹介したい。


 【敵が、弾頭に沿ったわずかだけ異なる複数の軌道に何千本もの針金を載せれば、早期警戒レーダーは、どのレーダー・シグナルが弾頭からのもので、どのシグナルが針金からのものか、識別することができない】


 【ミサイルの機体の一部に当たっただけでは、弾頭がまだ機体についていた場合、弾頭を破壊することはできず、また、弾頭がその目標に向かってほとんど軌道に変化を伴わないまま飛び続けるのを防ぐことすらできない】ところ、【10回のSM3迎撃実験のうちの8回または9回において、SM3の破壊装置は、迎撃目標の弾頭を直撃するのに失敗している】

 【潜在敵国は、一段式ロケットからなるターゲットを複数の破片に分断する単純な爆発技術を使うことによって、SM3あるいはGMD(陸上発射型)の破壊装置が弾頭に当たりそこなう可能性を相当高めることができる】

 世界は1冊840円、ミサイル防衛システムの負担は少なくとも日本に住む赤ちゃんから老人まで合計して一人当たり1万円以上のものとなる。

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冒頭の画像→http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2008/2008/html/k3121100.html




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