情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「いつまで謝罪するんだ論者」は、「死刑廃止論者」?~8月15日を前に…

2010-08-12 14:15:00 | 有事法制関連
 日韓併合100年を機とする菅首相の「反省とおわび」談話について、例によって、産経新聞などを中心に、「いつまで謝罪しなければならないのか?」という論調の批判がなされている。日本軍などによる直接の犠牲者がまだ生存しているにもかかわらず、よくもそんなことが言えるな~といつも感心する。本気で謝罪は済んだというなら、それはまさに被害にあった方の「許し」を得られたということなのだろう。つまり、謝罪によって「許し」がなされたと想定し、その許しによっていかなる罪も水に流される、ということなのだろう。


 ある意味、すばらしい考え方だ。人には間違いがある。そのときの状況からどうしてもそうしなければならなかった。そうだとしたら、いつまでもそのことにとらわれず、前向きに生きていこう!

 …「いつまでも謝罪させんなや論者」は、つまりは、そういうことですよね。

 ということは、皆さん、死刑にも反対するんでしょうね。謝罪さえ、いつまでもさせるな、なんていうくらいだから、刑罰を永遠に科すなんていうこと(=死刑)には当然、反対するんでしょうから…。

 ところが、実際に、「いつまでも謝罪させんなよ、この●●、論者」は、産経新聞などの購読者であり、死刑には賛成な人が多いように思う。

 このギャップは何なんだろう。

 国内の犯罪者については、いくら謝っても済まんから命で償え~、て言っておきながら、国・軍隊がしでかしたことについては、もうそろそろ、ええやろ、いつまで謝罪させんねんと言う。

 …まったく理解できない。

 あえて、理解しようとすると、国が人を殺すことについてはOKという考え方なのだろうか?

 つまり、死刑も国がするからOK、戦争による被害も国がしたのだからOK…。

 そういうことなんだろうか…。

 それとも、ほかの国の人の命の価値は、自国の人の命の価値よりも低い…?

 で、日本の死刑に賛成する人が中国の死刑のやり方については野蛮だなどと言ったりもする…。

 この二つの論点(戦争加害への謝罪問題、死刑存廃問題)について、なぜ、ねじれているような思考ができるのか、お分かりの方は、コメント欄に残して頂けないでしょうか。

 
【追記:なお、この記事は皮肉満載です。私は死刑廃止論者、謝罪はきちんとやるべき論者です。ここまで読んで誤解され、不愉快に感じた方、ごめんなさい】



画像は→http://www.usatoday.com/news/world/2006-06-14-death-van_x.htm
死刑執行自動車で死刑にされた男性




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