情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

4月13日

2005-04-14 03:54:35 | 日記(事件など中心に)
某宗教団体に数千万円もの大金を献金させられた事件の打合せ。この宗教団体が日本の「多くの」女性を教祖の出身国に渡らせ、同国の男性と結婚させていることをご存じの方はあまり多くはないかもしれない。「多くの」女性は、言葉の壁、習慣の違いなどもあり、非常に苦労をしているらしい。男性の側は、宗教を信仰しておらず、日本人女性と結婚するためだけのために、その宗教団体に所属している人もいるといいます。

個人的には、宗教は精神的幸せを売る商売だと思っています。社会的に妥当な価格で、幸せを売ることは許容されても、あまりにぼったくったり、宗教心を利用して極端に搾取すること(さまざまな形で)は許されないと思うのです。

誤解を恐れず、分かりやすい例を持ち出すと、株式の売買で損をしても、証券会社の勧誘行為が違法だということにはなりにくいですが、先物取引の場合、先物業者の違法性が認定されることはよくあることです。両者の大きな違いの一つが手数料の差です。證券会社の何倍、何十倍もの手数料を先物会社はチャージしています。

宗教の教義っていうのは、私にしてみれば、正しさを検証することができない情報です。そういう情報を入手するための費用は、それなりのものにとどめておかないといけないように思うのです。

宗教が、既存の価値観と異なる価値観を主張すること自体は、認められなければなりませんが、その価値観が社会的に著しく許容できないものであった場合、やはり、社会はそれに対しなにがしか対策する方向で動かざるを得ないでしょう。

難しい問題ですが…。

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