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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

劇団扉座 「最後の傳令 菊谷栄物語」

2019-12-04 10:07:58 | 日記
紀伊国屋ホールで上演された
「最後の傳令 菊谷栄物語 1937津軽〜浅草」です。

喜劇王・榎本健一の座付作家として有名だった菊谷栄。
彼が 軍隊に入隊し 満州へ旅立つ前の一夜を描いた作品。
ヒロイン祭役で AKBの横山由依さんが客演しています。
この方 青森出身なんだそうです。

舞台は、エノケン一座が ざわついているところから始まります。
座付作家の菊谷が 皆に黙って 軍隊に入隊し、生まれ故郷の津軽に帰ってしまった。
劇団員たちは、菊谷に感謝の意を届けたいと、
想いを 東北出身の新人女優 祭に託し
彼女を津軽へ向かわせます。

ようやくの思いで、津軽の旅館にいる栄を見つけた祭。
そこには、栄の支援者 友人 そして菊谷伍長のもとで
戦う兵隊達が集まっていました。
憲兵の乱入、秘められた祭の生い立ちなど、色々な
事が明かされていきます。

ラストは、満州に向かう栄の軍用列車が品川で
少し停車する事を知ったエノケンが
公演の一時休止を、舞台から客に懇願し
新宿の劇場から 菊谷のもとへ駆けつけるシーン。
このエピソード 何かの本で読んだ記憶があります。

扉座の役者さんたち
レヴィウが舞台の作品だけに
歌ったり踊ったり 大奮闘でした。