ロードバイクで走って読んでアウトドア

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本ばかり読んでいたので時事に疎くなってしまって。

2008年05月30日 23時40分32秒 | 時事
最近、通勤時、新書や単行本、文庫本ばかり読んでいたので、ニュースなどの
時事に疎くなってました。なにぶん読書だけでなく、いろんなことで最近、
いろんなことで憤慨することもあり、読書することによって通勤の往復などは
気を紛らわしていたこともあって時事に関心が薄くなってました。

憤慨することは、今のビジネス上での周辺環境で自分のポリシーとかビジネスと
して考慮すべきことを普通に考えられない人種がいるということに対し、そんな
ものが許し難く感じる。この人種には、現実を突きつけて見せるしか理解を得る
ことができないようだ。また本気のビジネスというものを知らないものにも
現実を見せるしかないということで実力行使のみ。

個人的なものは、置いといて、本当に最近はガソリンが高い。
170円代に入るのではないかと思う。原油高騰。その次は物価への影響。
物の値段も上がる兆候もあり、コストも上がりそうだし、物流業界には
ダイレクトに影響する。生活の一部にこうも身近に迫ってくると、景気
減速、経済的不安も出てきて良い傾向でないな。IT投資も押さえられる
傾向にあって、ビジネスの幅も狭まりそうだし。2000年のITバブルはじけた
年に似てる感じがする。

あまり悲観せず商魂たくましく商売、商売。

能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか を読んだ。

2008年05月30日 00時27分26秒 | 読書評
能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか 中公新書
藤本 隆宏
中央公論新社

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能力構築競争-日本の自動車産業はなぜ強いのか を読みました。

世界の自動車産業で、何故日本のメーカーが強みを発揮し、競合ひしめく業界の
なかで生き残りと成長の過程が詳説されている。国内需要が飽和し、海外へ向けて
のビジネス展開をどの業界よりも早く進めてきた自動車産業であるが、その強み
を発揮するまでの紆余曲折の過程は感嘆するばかりである。

世界という市場で差別化と製品の品質を担保し、日本車のブランドと安心を定着
させたところは、各産業や企業が指標とできるところもあるのではと思う。

海外の競合他社が、製造ラインや車のクオリティで模倣ができる見える知恵や
知識はあっても、製造、開発でもつ暗黙知はなかなか盗み取ることができず
深層の競争に秀でていたということが大きい。この強みが貿易摩擦やバブル崩壊
の時期に最高益を上げたり、世界でのシェアを伸ばすことを実現できた。これも
単なる幸運では無いことも理解できる。

品質の向上、改善への執着が、過剰設計になりコスト高になる傾向さえも、改善
の一つとして見直しをするところが面白い。企業の成長過程で創発という偶発的
な成果、そういうものも製品のクオリティ追求に向かうことから生まれるもので
あり、それさえも企業力なのだなという印象である。

日本の自動車産業は、成熟産業のように考えていたが、エネルギー資源転換の際に
は、大きなターニングポイントになり、各メーカーの生き残りをかけての進化は
必要不可欠のようだ。新しいエネルギーを使う電機自動車等は、PCと同じ様に
CPUに値するモーターを開発できるメーカーが今後の市場を占有するのではという
説はなかなか面白かった。これによっては今の自動車メーカーは単なる製造、
アセンブリ会社になる可能性も秘めているという記述は自動車産業ではイメージ
したことが無かったので、自分にとってはインパクトのある内容であった。

自動車産業の強みが良く理解できる総論であるが、文章中同じ内容を繰り返す
記述が少しくどい印象が残った。

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