ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

昔の映画で書いてます!

2018-01-30 09:16:39 | 映画

 おいおい、また時代遅れの映画かよ?たまには、新作見ろよ!って言われたって、自宅でビデオ!の魅力にゃ敵わねえさ。わざわざ出かけることないし、ただで見られるし、何より、ウィスキーちびちびやりながらくつろげるんだから。詰まらなきゃさっさと消して、NEWS23に回したって、いいんだし。ほら、映画館だと、上映途中、暗い中出て来るなんて、かなりの勇気がいるだろ、見続ける気力も失せたのに、ただ行きがかり上、最後までじっとしてる苛立ち辛さ、それもない。気楽なもんだぜ。

 隠れた名作、もちろん自分にとってってことだが、にぶち当たることも少なくない。昨夜も大当たりだったぜぇぃ!

 アメリカ映画『ピッチパーフェクト』監督:ジェイソン・ムーア。アカペラの魅力満載の映画だ。

 落ち目の女声アカペラサークルを、閉じこもり気味の新入生がその音楽的才能を生かして見事、全米大学アカペラ選手権で優勝に導くまでの友情青春物語だ。ストーリーとしちゃ、ほぼ定番、人付き合いの悪い女の子と頑なに伝統を守ろうとする上級生、ぶつかりながらも、絆を深めていくってもの。その間に、出ぶっちょやレズビアンや声がやたら小さい中国人留学生?とか、個性的な新入りが混じって、エピソードを広げている。

 何がいい、ってそりゃアカペラの歌の数々だよ。それと、ダンスや演出の自由でカッコイイこと!

 この作品、2013年の制作、上映なんだが、アメリカじゃ大ヒット、その後、続編も出てそちらも大いに好評らしい。でも、日本での配給は、2年後、それほど評判にならなかったのかな?

 それ、わかるよ。日本じゃアカペラって超マイナーだもの。ネットで調べてみたって、はぁぁぁぁ?聞いたことないけど、ってグループの名前しか上がってない。だいたい、合唱自体、影薄いもの。教会音楽やアフリカンアメリカンのハーモニーの伝統、日本にないからねぇ。今を時めくアイドルだって、大人数で歌っちゃいるが、基本、メロディーだもの。

 それと、合唱って言ったら、クラシック、美しい?が難しい、これが日本人の平均的認識なんじゃないかな。ロックやソウルミュージックを合唱で、なんて考えてもみないものなぁ。それも踊りながらだぜ!

 映画だと、それほど大きいとも思えない地方大学だが、なんと、アカペラサークル4つもあって、大学の選手権も地区予選、準決勝、そして、決勝はリンカーンセンターだって!根付いてるよなぁ、文化になってるよなぁ!

 次から次と出て来る音楽、ダンス、どれもこれもカッコよくて、涙にくれつつ立ちすくんでしまった。そう、1時間40分、立ち見しちまったんだよ、自分の部屋だっていうのに、バカだ!

 ラストシーンなんて、巻き戻し、って言わないかビデオじゃ、2度見しちまった。さらに、サントラが出てるはずだって、気付いて、アマゾンミュージック探したら、あったあった!これも全曲お気に入りに追加、夜中、1時半までかかって聞き直してた。

 いいものと出会えた!幸せな一晩を過ごせた!次は続編『ピッチパーフェクト2』だ、うーん、楽しみ、楽しみ!

 ただ、心地よい夜は、ついつい浮かれて酒が進むんだよなぁ、そこが問題かなぁ。今日もちょっと二日酔い気味!

 予告編、見たい人のために、https://www.youtube.com/watch?v=scsGvFKJesY

 

コメント (2)
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