ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

本日本番!コント大会

2018-09-30 08:02:38 | コント

 コント大会、いよいよ本番だ。菜の花座は4チームがそれぞれ毛色の違う新作で笑いを狙う。

 次回作品『ガード下★魔女は踊る』の台本書きに専念させてもらうため、コント作りは各チームにお任せ。それぞれ演出を立てて、意見を戦わせながら仕上げてきた。あっ、もちろん、団員の力量アップってこともある。演技はもちろん、シーンの作り方や衣装、道具の選定など、自分で考え、判断しなけりゃ身に付かないことはたくさんあるからだ。

 昨日は最後の稽古と仕込みだったが、稽古の方はお任せ、仕込みから参加した。舞台は例年通りフレンドリープラザのロビーに特設する。平台と開き足で舞台を立ち上げ、

客席も平台で段差のある見やすい席を設けた。

 毎年、毎年工夫を重ねてきて、今年はパンチの敷き込みも省力化できたし、何より袖空間を広く作ることができた。

 設置作業も順調にすすんだのだが、最後のパネルを袖幕に仕立てるところで、手こずった。例年使わせてもらってる木製展示枠が図書館のイベントの関係で使用できず、やむなくすべてを展示パネルで代用したからだ。どうやったら、袖も溜まりも見切れずに済むかでかなり四苦八苦していた。コント作りではチームワークで乗り切ったものの、全体の舞台仕切りということになると、船頭多くして!の難点をさらけ出してしまったかな。全体を冷静に客観的に見通せる姿勢も育たないとね。それと、時間の観念も。

 立て込み終わって、各チーム出演の順番に従ってゲネプロ開始。おお、いいねえ!ずいぶん役者が弾けていて新鮮だ。へぇ、この人、こんなことするのか!?とか、えっ、そこまでやる?なんて驚きたくさんのリハーサルだった。どれも斬新な演出で、これならお客さんにも笑って楽しんでもらえるに違いない。

 手探りで始めて、戸惑い気味だった団員もコントを演じる楽しさにしっかりハマった感じだし、高校演劇部の連中も楽しみに待っていてくれるようになった。も一つ欲を言えば、アマチュア劇団からも参加があればってところだが、やはり、定期公演をこなすのに精いっぱいなのだろう。今年はついにゼロ出演だった。

 とは言え、菜の花座の4本プラス高校生2舞台、十分楽しんでいただけるはずだ。これで500円は安い!台風なんて笑いのエネルギーでどこか行ってしまうよ。さっ、皆さんお待ちしてますよ。開演は1時30分ですからね。

 

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意味ねえ!トンネル

2018-09-29 09:28:55 | 農業

 まずまず苗はできたし、畑の段取りも万全に済ませて、素早く移植。そして紗幕でトンネル!どうだ、これで蝶々ども入り込めまい。よしよし、これでキャベツ30個、ブロッコリー、カリフラワー各10個、ゲットだぜぇ。

 堆肥もたっぷり入れたし、秋作だしな、雑草もそれほどひどくないから、このまま収穫まで直進だ。と、豊かな気分で見回りしていたら、おいおい、苗、倒されてるよ。こっちで1本、あちらで1本。ヨトウムシだ、なんだって選りも選って、トンネル栽培の土にいるんだよ。ジャガイモの後作、とりたてて荒らしたわけじゃないし、ジャガイモの残渣もほぼ畑から出した。なのに、これかよ!

 翌日、さらに数本がやられた。ヨトウムシってやつは、本当に癪に障る。だってな、株元の幹にかじって苗を倒すだけなんだから。葉っぱを食べたり、茎を食い荒らしたりって、生きるための必死さってものがない。もう、完全に嫌がらせだろ、これ。まだ青虫の方がかわいい。夢中で葉を齧って、その栄養で育って行くわけだから。

 普段土の中に潜伏し、夜になると這い出して攻撃をかける。そう、夜襲だ。だから夜盗虫!どこに潜んでいるのかも皆目わからぬ。神さんのような執念深いヨトウムシハンターが土をほじくり続けぬ限り、絶対に見つかることはない。不精者の俺ごときに敵う相手ではさらさらない。

 憎っくきヨトウムシどもの被害はさらに広がり、結局移植した苗の半分近くが食いつかれて倒れ伏した。その有様が下の写真だ。わざわざ合間を開けて植え付けたなんてことじゃ全然ない。不自然に広がる何もない空間は、ヨトウムシに席巻された名残りなのだ。

 おそらく、収穫は移植した本数の半分以下になるだろう。悔しいと言えば悔しい。憎いと言えば憎い。だがな、半分以下と言えどもキャベツで10個以上、ブロッコリーとカリフラワー合わせればこれまた10個程度はとれるってことだ。親戚、知人にお裾分けしたとしても、一人で食べる分には十分だ。

 ヨトウムシの奴も、作り手のこと考えて、残してくれたんだ。奴らなりの仁義ってもんだ。そう思えば、立った腹もおさまって来る。まっ、そういうもんなんだよ、有機農業ってものは。環境を制圧して一網打尽、そんな野蛮な功利主義からおさらばしたところにあるものなんだから。虫たちも生き、人間も生きる。そう、共生ってことだ。半分残してくれたこと、ありがとう、とは言えぬが、まっ、こんなもんだろうぜと納得しよう。

 とは言え、半分持ってくってのはやりすぎだぜぇぇ!

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コント大会、明後日ですから!

2018-09-28 09:04:43 | 菜の花座

 コント大会本番まであと2日!

  残る稽古日は明日1日、仕込み前の数時間のみ。仕上がりはぁぁぁぁ、どんな具合かな?8月盆明けに台本渡してから、ほとんどお任せ、4つのチームがそれぞれ演出を立てて、自力で作っている。強力な演出がぐいぐい引っ張っているところもあれば、メンバー全員で頭を悩ませつつ試行錯誤してるチームもある。定期公演だと、ほとんど僕の言いなりで動くので、こうやって、1から10まで、頭を使うてのは、芝居作りの勉強としちゃ、すごく好ましい。精一杯気張っとおこえ!

 なんて、まったく関わらないてのも、ちょっと無責任な気もするし、正直言って心配もある。で、先週2回の稽古、仕上がり具合を見せてもらった。

 ありゃりゃ、こりゃ見せてもらって良かった!ってチームが二つ。一つは若手4人組。呼び物のダンスがまるで出来ていない。おいおい。得意の分野だろ、もうとっくに仕上がって、踊ってばかりいるんじゃないかってそっちが心配だったのに。まあ、芝居の部分はそこそこ仕上がっていたので、後はダンス、自分たちだけの稽古日も作ったってことなので、なんとかしてくれるだろう。

 もう1つ、おっとヤベエぞ、と思ったのは、ただ一つ大掛かりな舞台装置を使うチーム。上手と下手を交互に使うために、移動型の間仕切りを作るよう指示してあるのだが、その図面が、ワードの乱れで誤解しやすいもののまま印刷されてしまった。そのせいで、こちらの意図を十分にくみ取れずに演出が進んでいたんだ。これは危ういところだった。立ち位置から動きからすべて狂ってしまう。それと、この移動型にした意図は素早い転換の妙を見せ場にしたかったからで、そこを生かし切るっていう意識がほとんど伝わっていなかった。ものはまだ出来ていないし、大物なので、本番前からしか使えない。僕が両手を広げて壁を演じて、目指す動きを理解してもらった。

 残り2チームは順調な仕上がり。余計な差し出口をして、混乱させちまったかな。でも、適当に聞き流して作るだろう。安倍政治手法への風刺劇、観客にもしっかり意図が伝わるだろう。主役の衣装だけは、ちょっとちょっと、で手直しを求めたけどね。流行りの婚活もの、こっちは書き手が考えもしなかった小道具自ら考案して、上手に使い切ってた。これはすでに、面白レベルに達してた。あとは、役者がセリフをしっかり入れることだけかな。

 あのダメだしから1週間、菜の花座4チームは確実に笑いの取れるレベルに届きつつある。さ、高校生の若者ネタとの勝負、今年はどう軍配が上がることやら。去年試験で出られなかった高畠高校と連続出場を続ける米沢中央、どっちも勢いのある演劇部なので、大いに楽しみだ。

 台風がちょっと心配だが、30日(日)13時30分のスタート。川西町フレンドリープラザロビー特設ステージだ。

 それにしても、プラザ共催なのに、プラザのブログにもフェースブックにも載らない!って。トホホ、忘れられてんのね。あっ、そういえば、菜の花座の公演もだったかな?

 

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ストーブ解禁?まだまだ!!

2018-09-27 09:12:15 | 暮らし

 室温18.3℃。ちっとばっかし肌寒い。昨晩は東風が吹き荒れ、ぐんぐん温度も下降したので、今朝こそストーブ解禁か!と半ば期待していたが、この温度じゃ点火は無理。服だって薄手のシャツ2枚でしのげるくらいだ。我慢もせずにね。目安としちゃぁ、16℃ってところだろう。

 慣れってやつ大きいからねぇ、人間の体って。一度ストーブ焚いちまうと、ころっとそれに適応してしまう。薪を燃やして20℃以下に保つなんてできない相談だから、ついつい22~3℃になっちまう。すると、そこから1℃下がっただけでも耐えがたい寒さってことになる。今、18℃でへっちゃらなのにさ。だから、甘やかしちゃならんわけなのさ。ストーブのお世話になれば、その日からずっと焚き続けることになっちまう。いくら何でもまだ9月だぜ。指折り数えりゃ、10月から来春の3月いっぱいまで、なんと6か月間もストーブ頼りの暮らしになる。おいおい、ここは極寒の地か?

 すでにストーブ横には薪を運び込んである。もちろん、煙突掃除も終わった。いつでも点けられる、って言うより、点火したくてうずうずしてるんだよ。だから、孫たちが来るのを言い訳にして、準備万端整えた。でも、滞在中は暖の戻り、ストーブのスの字も話題に上がらなかった。

 だが、ここにきて気温も下降気味、ちょっとしたきっかけさえあれば、待ってましたとストーブ解禁に突き進むのは間違いない。なんか風邪気味だ、とか、新しい薪の燃え具合試すか、とか、今日は雨だから、とか、一日原稿書きだから、とか、もうほとんど理由にならないこじつけにだって、縋りついてしまいそうだ。心の弱さじゃ人に負けないから。

 そんなもろくも雪崩を打ちそうな精神状況を辛うじてとどめているのが、そんなぁ、今から焚いたらせっかくの薪、あっという間になくなっぺしたぁ!というせこい節約志向だけ。弱い、これはあまりに弱い!

 内なる強烈な欲望と、はかないもったいない精神、決着付くのはもうすぐそこだ。

 

 

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地賄いの音楽劇を!菜の花座次回公演『ガード下★魔女は踊る』

2018-09-26 09:23:53 | 菜の花座

 『ガード下★魔女は踊る』書き続けてるぜ。すでに20000字を超えた。でも、まだ折り返し点に達していない。この調子だとまたまたまた、3時間ものか?!恐ろしい!って役者の声が聞こえて来る。こっちもそれ以上に恐ろしい。この長編を2か月半って短期間で仕上げるわけだもの。

 なんせ出演者が多い。出す以上は、ちょい役はねえよな!ってサービス精神が働いて、それぞれに物語を作ってしまう。だから、だらだらと長くなっちまうんだ。うーん、これは問題だ。が、みなが活躍!これが菜の花座の良さだしなぁ。

 やたらと書きなぐってるってことより問題なのは、音楽どうする?ってことだ。前回の『予兆 女たちの昭和序奏』はちょっとお堅い内容で、皆して歌い踊るってわけにゃいかなかった。だとすりゃ、今回は楽しく面白く歌も踊りも!で行きたい。いつまでも既成の楽曲に頼ってるんじゃ、進歩がないもの。やっぱりここはオリジナルだぜ。それも、できれば、地元の作曲家に地元のミュージシャンにこだわって行きたい。いずれは地賄いミュージカル!なんてお題目唱えてばかりいたって前にゃ進まない。よしっ、今回はオリジナル楽曲を入れる!決めた!!

 おいおい、いっくら決意したって気張ってみても、引き受け手がいなけりゃ話しにならんのよ。あちこち、作曲家いねかぁ?って声を掛けてみてはいるのだが、演奏はともかく、作曲はねぇ?って答えばかり。昨日は、教えられて川西町のライブにももぐ込んでみた。フレンドリープラザのすぐ隣りの美容室Bluemで、毎月満月の宵にやってる、その名も満月ライブ!

 驚いた!こんな身近なところで、熱狂?!のライブが行われていたなんて!なんと、狭い店内に30名近くの人間がひしめき合って、最後など狂乱のエンディングなんだから。しかも、この催し、続けに続けて10年超!改めて、演劇人間の井の中の蛙ぶりを思い知らされた。

 写真は店主のグループ。ぼけててごめん。なんせ、中古カメラなもんで、持ち主同様、夜は苦手。でも、雰囲気は伝わるかな。

 ただ、こちらの下心は見事に肩透かし、出演者はアコギ抱えたフォーク系が4組(ソロ3人とトリオ1組)と聖飢魔Ⅱのそっくりさんカラオケ!?なるほどこんな芸もありなんだ!それに、キーボードとパソコン駆使したテクノ。自作自演の人ももちろんいたが、劇中の音楽となると、無理だよなぁ。それでも、次の人はどうだ?期待を込めつつ3時間半のライブ、じっと聞き通した。

 残念だったし、正直疲れたが、ああいう空間があって、ああやって歌い騒ぐ人たちの熱狂がある、ってこと知っただけでも有意義だったな。と自ら慰めていたら、翌日、弾き語りの女性が菜の花座の話しに興味ありってことが伝わってきた。うむ、これは、もしかしたら?もしかするかも。

 

 

 

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