ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

公演終わった、さぁパン焼きだ!

2023-11-30 09:59:34 | 食べ物
稽古は夜だって言ったって、パン焼いてるゆとりはないわけよ。朝から仕込みにかかって、すべて焼き上がるのは夕方で、くったくた、公演前は無理だって。
生地は手ごねで300回叩き!食パンと菓子パンの2回。筋トレ!?
小麦粉2キロだとその他の材料含めて4キロ近い重さだからね。肩も上がらなくなるさ。
疲れはそればかりじゃない。
食パンはいいのさ、1次発酵終われば、切って丸めて型入れて、最終発酵、で焼くだけ。ささっと進む。
菓子パンはそうはいかんのさ。種類多いからな。
今回はあれもこれもで、なんと5種類になっちまったぜ。
以前は餡とかジャムとか下ごしらえのいらないもので作っていたが、だんだん手が込んできて、クリームチーズ&ブルーベリージャムだろ、メープルシロップ&クルミだろ、シナモンロールにレーズン&クルミクーペこれは定番、さらにチョコレート&ココナッツ。フィリングの下準備だけでも大変なのさ。
天板6枚×12個、72個も焼くんだぜ!
生地が上がってくりゃ追われまくり。次々分割したり成型したり天板に並べたり。途中、昼飯だって食わにゃならんだろ、この料理人、俺の担当だから、パンの作業しながらきつねうどんの段取り、って、頭の体操、手わざの鍛錬さ。
まずは食パン6本焼き上げて、隙を見つけて昼飯。写真撮る暇なんてないから、写真は翌日。なんか新鮮さに欠けるけどいい出来だ。

菓子パンは焼くのも頭使うのよ。
発酵の具合見極めながら天板2枚入るオーブンを3回転させる。途中上下を差し替えたりしてむらなく焼き上げる。

ふー、ぜーんぶ焼き上がったのが4時半!
なっ、1日仕事なのさ、パン焼きは。これで2週間ちょいのおやつとパン食6回分出来た。すぐに食べる分はそのままにして、残りは袋に詰めて冷凍保存だ。
おっと、公演前に焼いた大判焼きはしばし出番がなくなった。これも冷凍だ。

うん、豊かだぜぇ、おやつに囲まれてるってことはさ。


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山本太郎の国会質問、大評判!

2023-11-29 16:55:48 | れいわ新選組
山本太郎の質問がXで超超バズってるねぇ。トレンドにも、「山本代表」が上がり、「山本太郎」が続き、「れいわ新選組」が並ぶというれいわ新選組大絶賛デーだぜ。

鋭い指摘、整然とした論理、官僚に語らせたデータは当然客観的で的確、早く口だけど、活舌よく聞きやすく、わかりやすい。それに、適度に感情的な演出?も加得られて圧巻の10数分間だった。
午前中の立憲辻元清美の質問も、巧みに相手の弱点を突き、問題の本質をあぶり出していたけど、どこか古風な感じがしたなぁ、どこが。
多分ねぇ、追求型、対決型の質問だからだと思うなぁ。首相や大臣の不用意な答弁を引き出して質問者の主張を際立たせる手法、これって、今の国会質疑ではもはや効果薄くなってきてるんじゃないか。だって、答弁に立つ政府側、まともに答えないんだもの。
抽象的でそつなくありきたりの返答ばかり、まともに渡り合って言質取られちゃかなわん、のらりくらりとわけのわからんことで時間つぶそう、ってのが、政府側答弁として定着してしまった。
詰まらないよなぁ、議論にならない。事の本質が浮かび上がって来ない。そりゃそうだよ、それが彼らの手だもの。
一番おっかねえのは何か?
国民が政治の面白さに目覚めちまうこと!
政治に興味津々身を乗り出して来ること!
なんだからさ。
無関心、時にぶつくさ不平は言っても選挙には来ない、そういう人たちを大切にしたいのよね。
真っ向勝負なんてする気は毛頭ない。横綱、大関が体力劣る幕下力士を適当にあしらって相手の体力消耗を待つって戦法なんだ。のらりくらりと時間稼ぎぎしてりゃ試合時間は過ぎて行く。まともに正面切ってぶち当たることはないのさ。
それでも、技能派の辻元とか共産党田村なんかは、1本取るのは無理でも有効のポイント増やそうと果敢に戦いを挑んでいる、これが古典的戦法ってことだ。
一方、山本太郎は、この試合形式そのものがいかさまだって知り尽くしてるから、首相や大臣を追求して有効ポイント上げるなんてまったく興味がない。どんなに鋭く問い詰めたって、岸田は屁とも思わない、そんなことは想定内だ。
太郎の狙いは、観客を、つまり有権者を、判定者に引きずり込むことなんだ。ち密なデータをパネルに仕上げ、今の社会の行き詰まりを映像を通して視聴者に伝えること、そこを目指して質問しているんだ。
質問という名のアピールなんだよ。
テレビの中継を通し、さらにはそれを切り取り動画として拡散するれいわ支持者たちのバックアップを活用しながら、人々の暮らしのままならぬ様を、人々に突き刺しいて行く。不満をかこつ人たち、冷めきっている人々、諦めている庶民、みんなの暮らしの苦しさを代弁しつつ、真の解決方法を提示して、見る者の心を奮い立たせようとしているのだ。
委員会での勝敗なんぞ、意味はない。首相つついて何になる。大向こう唸らせる有効ポイントなど役に立ちゃしない。彼は面前の大臣官僚たちに吼えながらも、語り掛けているのはテレビやSNSの動画に見入る人たちなんだ。
そう、岸田なんか相手にしてたって埒は明かない。あやつの聞く耳は財界、経団連、大金持ちだけに向いている。大多数の庶民の声、消費税は廃止、さもなくば減税、なんて声は素通りするような構造になっているんだ。
だから、苦しい暮らしの実態を語り、その原因をはっきりさせ、その解決策を提起する。
消費税は廃止、四季ごとの一時金支給、社会保険料の減額、これをさらに大きな声、うねりとして、政権・支配者を圧倒してやるしかないんだ。
そして、質問締め括りの宣言、
「国民の皆さん、一緒に戦いましょう、その先頭にれいわが立ちます!」

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いかん!冬がやって来る

2023-11-28 10:55:39 | 畑仕事
菜の花座公演「てんこ盛り」終わって、打ち上げの二日酔い?
とんでもない、飲んでなんていられないぜ、朝から冬支度に突進だ。
公演のために出来なかった作業、一気に済ませちまわないと、天気持つのは明日の午前中まで、その後は寒波の第二弾が襲来だってさ。うかうかしてられんだろ。
まずは、ボカシ作りの原料、米ぬかの調達。お馴染みのコイン精米所、ここ、月曜の朝は沢山糠が溜まってんだ。ほら、土日に精米する人って多いから。
ただし、みんな知ってる、早く行って確保しなけりゃな。
よっしゃ、必要量、肥料袋に11杯、一回でありつけた、ついてるぜ!
急ぎ帰って、次なるは大根の収穫。暖かい気候のせいもあるけど、何より土が合ってたんだろな、上々の出来だぜ。キャリーに満杯、嬉しいけどこんなに食うか、冬中ったって。

1本1本水洗いして、葉っぱの切り落とし、これ中腰の姿勢、辛いのよ。こんなに取れなくたって良かったのに、なぁーんて言いませんよ、決して。
昼飯前にもう一仕事、キャベツの収穫もやっちまおぜ。
こっちは、残念な出来だ。
苗移植の時、高温と乾燥で散々痛めつけられて、その痛手からついに回復しないまま冬を迎えちまった。玉も小さく、数も少ない。こりゃ取れんわ、って奴はそのまんま畑に居残りしてもらおう、ネズミ、畑にゃ食い物ないから。
昼飯もさっさと済ませて、本日のメイン、白菜収穫!
その前にやることあった。除雪機を引っ張り出し、仮置きしてあったハーベスターやバインダーを所定の位置に収納し、軽トラックりも取りあえずはお役御免で冬の住処へ。
白菜を干せる場所が空いたしな、さっ、白菜の収穫だぁ。
大きいんだよ、堂々と育ったんだ。
が、外葉は虫食いのレース状、よくぞ、こんな状態で結球したもんだぜ。白菜の生命力、賞賛あるのみ。
せっかく大きくまとまった白菜だが、ズバズバと外葉は切り落とすしかない。かなりそぎ落としたつもりなのに、まだ蝶々の糞だらけ、もう!
むしりにむしり、落としに落として、なんだ、普段以下の大きさになっちまった。残念!でも、数はあるから、一冬、我が家の食卓をしっかり支えてくれるだろう。

できれば、雪囲いの続きもやっちまいたかったけど、まっ、明日の午前がある。ここも忙しいぜ、青菜もカブも収穫しなきゃならんからな。
ぼかし積みは、雪が降ってからかなぁ、まだまだ気楽な冬眠生活にゃたどり着けんぞ。
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菜の花座「てんこ盛り」完食!

2023-11-27 18:45:37 | 菜の花座
いやぁ、食い切ったぜ、菜の花座のてんこ盛り!
まずチンドン屋さんの賑やかしに始まって、

最初の芝居は女三人で『いのちの明日』。少子化対策が行きついた究極形の姿。優秀な凍結卵子を若くて健康だが知的に劣る母体で育て国家の中心的人材として育てるって話し。最初に出る料理としちゃ、ちょっと風変わりだったかな。

それが終われば色物タイム。
三線と歌で明治の演歌、「ダイナマイト節」を逞しく踊ったら次は優しく「涙そうそう」。

しっとりと余韻に浸る間もなく、「ドジョウ掬い」思いっ切りコミカルな仕草で会場は大爆笑!

十分に空気が暖まったところで、2番目の芝居は『明後日のジジババ』。10月の米沢公演では、観客の冷めきった反応に役者一同萎れ切った作品だが、今回は違った。

ホームの川西だろ、お馴染みさん多数だろ、暗い題材でも菜の花座の舞台に笑いは付き物ってよぉーく分かっていらっしゃる方たち、狙い違わぬ笑いの噴出もあれば、えっ、ここで?の意外なウケも随所にあって、うーん、やっぱり、舞台は観客と作るもの、って演劇の大原則を再確認できた。ジジババが生き延びるって書き直し部分も好評だったようで、食欲もりもりてんこ盛りメインディッシュア味わった。
休憩挟んで、最後の芝居は『一昨日の主役たち』、座長のお別れ会に菜の花座の過去作品で登場した端役たちが次々飛び出して来て、堪りにたまった不満をぶちまける、って、ちょっとシュールなドタバタ喜劇作品だ。

稽古不足だったなぁ、なんせ、3本同時に稽古しなくちゃならないんだもの。凝った仕掛けにお客さんを誘い込むまでには行かなかった。こういう知的なお遊びには不慣れなのかもしれないなぁ、お馴染みさん方。ミスも多かったし。
最後のデザートに風変わりなこってりスイーツ、どうにかこうにか腹に納めたってところかな。
そして、フィナーレはサックスの演奏で「糸」を団員、客席一体で大合唱、となるはずだったけど、これはも一つ盛り上がらなかった。役者たちが舞台全体に散らばるとか、前面に出るとか、演出の工夫が必要だったな。
カーテンコールの「安里屋ユンタ」も同様、もって煽ってから始めるべきだった、って今さら遅い。
まっ、そんな仕掛けを実行するだけの時間的ゆとりはなかったんだけどね。
そう、最後は必死に出て来た料理を無理やりかっ喰らったってところだな。
ふー、腹くっちぃぃぃ!3時間近い大宴会、てんこ盛り、完食だぜぇ!

って、出演者が食うわけじゃなかろうが。お客さん、うんざりで吐いたり、寝込んだりしてないか?そこだよ、問題は。
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ネタバレあり!菜の花座『てんこもり』

2023-11-26 07:58:54 | 菜の花座
ゲネ一部だけ終わった。
なんだよ、一部って?
いつものバターンさ、菜の花座の。時間不足でゲネが2日にかかるってやつ。まっ、もう慣れたけどね。
仕込みの延長とか、リハとか、押しに押した結果だけど、終わって見れば、うほほっ、納得の涎が、いや違う、笑みが漏れる出来だぜ。
今からこれ言うと、役者が、あっ、これで良いんだ、仕上がったんだ、って勘違いしちまいそうで不安なんだが、
いいよぉ、『いのちの明日』、公演『てんこもり』劇舞台3作品の一つだ。
凍結卵子の優秀なものを国家の管理で未来の有用人材として育てようという、ちょっと恐ろしい、ちょっと嫌な題材を扱った。
すでに別の劇団のメンバーで先行上演は済んでいて、暗く不気味な光景をしっかり刻んでくれているんだが、後追いの菜の花座としては、もっと、ポップでコミカル、で、なおかつ、せつない物語として仕上げたいと思ったんだ。
これが見事成功、うふふの納得できる舞台になったんだぜ。
役者の力だなぁ、当たり前だけど!

何とも微妙な演出の意図を汲み取って、ほぼ願う形で表現してくれた。
まっ、最初から当て書きしたつもりだったんだけど、役者3人、演出の期待にたっぷり応えてくれた。
嬉しい!幸福感に煽られて、夜の夜中にこんな文章書いてるほどだ。
台本も良かった!様々時代の病理を軽く抉っていたし、それを重くなく軽くなく、ほんと、絶妙なバランスで表現できている。笑いもくすぐりやツッコミの下品?なものとは違い、とても知的でスタイリッシュだ。問題は、川西で通じるかだけど。
間に挟んだK-POPもばっちりはまった!ちょっと涙ほろり。
って、まだお客さんに見てもらう前から、なに舞い上がってんだよ。
早くも、どこかで再演できないもんか?!って、頭ン中ぐるぐる野心がうず巻いてるほどなんだ。
舞台を前と後ろに二つ設え、間を紗幕で仕切って、卵子提供者と代理母のそれぞれの物語をすべてセンターで語らせられた演出も良し、ってまたまたま自惚かよ。
なんか、演劇人生とっておきの作品を作れたって直感ありなんだが、果たして観客はどう判断してくれるのか、怖いようでもあり、そんなもん、相手にするもんか、って強烈な自意識もムラムラと湧き上がっているのだ。
さっ、審判の日は今日。
26日(日)13時30分開演だ。見逃し厳禁、見れば納得の舞台だな。みもちろん、てんもりだ、そのほかにも見物は盛沢山!







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