ステージおきたま

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見てくれ!!NHKスペシャル『赤報隊事件』

2018-01-26 10:09:08 | テレビ

 今日は、まるごとNHKの番宣だぜ。NHKスペシャル『赤報隊事件』、2夜連続の放送だ。

 30年前、朝日新聞阪神支局を襲い、記者1名を射殺、もう1名に指を失う重症を負わせた赤報隊を名乗る者たち?の卑劣な言論弾圧テロ事件。

 いつもなら、映画にしろ、テレビ番組にしろ、見終わった後で、拍手喝采したり、ちゃちゃ入れたりしてるんだが、今回ばかりは、事前予告だ、もろNHKのお先棒担ぎするぜ。だってな、殺された記者小尻君、知り合いだったんだ。彼が関西に移る前、盛岡支局勤務のころ、滝沢村(当時)医療用アイソトープ処分施設の建設反対運動に足繁く通って、記事にしてくれてたんでね。彼の追悼の気持ちも込めつつ、それ以上にこの事件の大きな衝撃を心にとめるためにも、とことん、宣伝しちまうぜ。

 1夜目は明日、午後7時30分からは、事件のあらましとその後の警察の捜査や朝日新聞特命取材班の追及を、実録再現ドラマで描く。記者人生のほぼすべてをかけて事件を追い続けた朝日の記者を草彅剛が演じる。2夜目はドキュメンタリー。NHKの独自取材で、事件の真相に迫る。

 反日とか愛国とかの言葉が、人を峻分け隔てしたり差別したり、時には追い落としたり、つるし上げたりするキーワードとして広く使われるようになったのは、この事件からだって言われてる。

 ついこの間も、百田尚樹が「朝日新聞は日本の敵だ」「朝日新聞の読者も日本の敵だ」ってわめいて世間を引っ掻き回そうとしたように、朝日新聞への反日・売国奴呼ばわりは、日増しに勢いを増している。そう、僕もいつの間にか、日本の敵になっちまったよ、朝日読んでるから。売国奴と名指しされるのも時間の問題だろうな。在日!って決めつけだってあるかもしれない。在日って言葉が、反日とか日本から出ていけ、なんかとセットになって、差別・ヘイト用語になっちまったんだ、どうだ?この恐ろしさは。

 思想の自由、言論の自由、表現の自由、これ、民主主義の根幹だろ。戦後社会の、いや、国際社会の共通理解だ、なのに、そんなことお構いなく、暴力で蹂躙だ。ヘイトスピーチやデマ拡散で追い詰める。世の中、息苦しい時代になりつつあるんだぜ。ここは一つ、立ち止まって、赤報隊やその思想や行動を支える主義主張ととことん向き合わにゃならんのじゃないか。手遅れにならんうちにさ。 

 2分間の予告動画は、http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/trailer.html?i=13163

 

 

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