ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

書けました!コント台本

2013-12-29 21:03:41 | コント
 閉め切りから5日経って、ようやっと、書けた。シニア二期生の卒業公演の上演台本。昨年は上手い具合に以前書いたものがぴたり配役にはまったので楽だったが、今年は、出演者10人!これじゃ書き下ろすしかないわけで、クリスマスプレゼントに完成台本送りますからねぇ、なんて調子いいこと言って書き出してみたが、これが思いがけず苦戦。10日かかってやっと書き上げることができた。

 題材はこれ、参考資料を見てほしい。


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 そう!不老不死、長寿願望だ。最近、やたら多いでしょ、これ飲めば健康になるとか、寿命が延びるとかってやつ。食品や薬ばかりじゃない。健康器具とか、なんとか健康法なんてもんも、大流行だ。元気になりたきゃ、正しい食生活して規則正しい生活送って、運動すればいい。これしか無いんだけど、どうにも人間ってやつは怠け者で、ずるけ者なんだよな。中でも、金でなんとかならんか!って手合いが殊の外多い。物欲ばかりか、健康や寿命まで金持ちにかっさらわれるって業腹じゃないか。そんなやっかみと、万国シニアに共通の願い健康で長生きってこともあって、不老不死を題材に書いてみた。

 内容は、仙境を巡るツアー、「大願長寿ツアー」に参加した人たちと出迎える仙人たちの物語だ。なんか、面白そうだろ。って自分で言っててもしょうがないんだけど。まあまあの出来かな。ただ、やたら長くなってしまった。このままだと、30~40分はかかりそう。これだとまた、セリフが入らず苦労しそうだから、明日は思い切って刈り込まなくてはならないね。じゃあ、完成じゃないじゃないの?なんて堅いこと言わない。ともかく最後の「了」を書き込めたんだから。

 このコント、1月の半ばから稽古して3月18日だかの卒業公演で上演する。今回も衣装、道具多そうで、またまた苦しむことになりそうだ。でも、その分見応えはあるってことだから。

 


 



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笑ってもらってなんぼでしょ!

2013-12-18 22:45:52 | コント
 久しぶりにコントの動画をアップした。

http://www.youtube.com/watch?v=t-rWeFqmG70&feature=youtu.be

 10月にフレンドリープラザロビー特設ステージで開催した置賜アマチュア演劇人コント大会に出した一本『おせっかい!』だ。正直、受けは今イチだった。大会の最初の出番ってことも大きかったかも知れない。内容と観客のミスマッチも考えられる。もちろん、台本がつまらない、演出がろくでもない、ってことも大いにあり得る。改めて、笑いを取るのは難しい!

 で、この作品、後日、川西町の芸文祭でも披露した。まっ、初演の低評価もあったし、さらにぐぐーっと高齢に偏る観客層も考えると、この作品、きっと、しら~~~だよな、って思っていた。かと言って、さらに新しく作品仕上げる余裕なんてなかったし、せっかく定着しつつある菜の花座コント、今年は取りやめ!なんて無様なことしたくもなかったから、仕方なく上演することにした。

 消極的だったのは、題材が近未来的でちょっぴりシュールだったからだ。1人暮らしの老人の所に、先取りサービスなんて訳のわからん男と片づけ名人商会の派遣社員が闖入して、老人を良いように引きずり回すって話しなんだ。今時、おせっかいなビジネスがこれでもか!ってくらいはびこっているでしよ、あれを戯画化してみたわけだ。

 お年寄りには向かない(と、思われる)理由はさらにあって、スマホとかフェイスブックとか”いいね”とか今風の話題があちこち散りばめられてるのよ。、これ、高齢者には無理!じゃね、と勘ぐったってこと。

 ところが!これが大受けだった!って、驚きだよ。実は、この日僕は米沢の芸文ステージフェスの舞台監督してて、その記念すべき光景を見ていない。残念!

 出演者にどこが受けたんだって聞いたら、老人が勝手放題に動き回る若者に翻弄される所とか本を部屋中にばらまく所とか、要するに動きのあるシーンが受けていたってことなんだ。

 なるほど、なるほど。それならわかる。そう、この作品、ドタバタ喜劇の効果も狙って作っていたんだ。すぐに何かを始める人間とすぐそばから片づけていく人間、その間に立たされて右往左往する老人。両者の思惑の離間とともに、動きのドタバタじたばたの食い違いがすごく笑えるって思ったんだ。書きながら頭に浮かべてたのは、チャップリンの「モダンタイム」。あの機械にもてあそばれるチャップリンの姿だった。どうだ、結構いろいろ考えてるだろ。話しがよく理解できなくても、笑える!これって、絶対ある。

 例えば、バナナの皮を踏んですってんころりに何故笑いが追い打ちをかけるのか?セリフもない。ストーリーもない。あるとしたら、転ぶ人間のキャラクターくらいかな。これって、ごく普通に歩いている、(あるいは気取っていればなおいいが、)人がすっころぶことの落差が笑いを引き出すってことだ。

 あるいは、最近流行りの一発芸人たちの芸というより仕草。これも動きが引き出す笑いだ。動きばかりじゃない。表情なんかも笑いを生む。何もしてないのに、見ているだけでつい笑ってしまうなんて、お得な表情持ってる奴っているよね。喜劇人なんかはその風味は違っても、それなりに人を和ませたり、くつろがせたりする何かを、その顔立ちや立ち居振る舞いの中に持ってるもんなんだ。これは、面白くない奴がどんな傑作ギャグやってもすべるという厳しい現実をつきつけるわけで、どうも、修行や訓練では如何ともし難いところなんだなぁ。

 話しを戻す。菜の花座の『おせっかい!』が受けた理由だ。それは理不尽さに翻弄される年寄りの右往左往にあった。と同時にそれを演じた主演役者のぎごちない動きが見事、その題材にマッチしたってことなんだと思っている。なんてことは当然本人には話していない。当人はどちらかと言うと、面白いものをつまらなくしてしまうタイプのキャラクターだが、今回の役に関しては、そのオロオロぶりは、まさしくバナナの皮を踏んだんだと思う。

 こんな笑いは邪道だって切り捨てることもできる。セリフで勝負しょ、って粋がる人もいる。それはそれでわかる。台本作者としては、それを狙わず何を目指すって言うのか。面白い設定、滑稽なキャラクター、吹き出したくなるようなセリフのやりとり、当然、無いアイディアを頭を脱水機に掛けて絞り出す。でも、それをひとたび舞台に上げるとなれば、ありとあらゆる笑いの可能性を盛り込みたいと思うんだ。誰が見てもどこかで笑える、そんなコントや芝居を作りたいと思うんだ。

 シニア二期生の卒業公演、今年もコントと各自の芸を出すってことになった。もう、昨年のような手持ちネタは無い。そう、新作を書かねばならないんだなぁぁぁ。クリスマスプレゼントに送るからねぇなんて言っちゃたけど、おいおい、後一週間だよ。どうする、どうすると右往左往。僕も笑いを取れるキャラではない。

 

 

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暇つぶしなら食”道楽”

2013-12-16 21:47:09 | 暮らし
 歳とったらさ、賢くなるって思ってた。仕事やめて時間できたら、思索的になるって信じてた。例えば、読む本にしても、古今東西の名著、哲学書とか、宗教書とか、歴史書とかで、趣味は茶器の鑑賞とか、名刹巡礼とか。美術館巡りなんてのも悪くない。

 年々死と近しくなっていくわけだし、これまで人生の蓄積ってものだってあるだろうし、人間や社会に対する洞察だって深まっているに違いない、って思いたいじゃないか。
 
 なのに、

 頭はとんと働かない。興味をそそられるのは、身体と食べ物。走って泳いで自転車乗って、さて何食うか?これがその日のスケジュールだ。これじゃまるで子どもだよ。いやいや、子どもには突拍子もない空想力って奴があるから今の自分から大きく跳べる。ところがどうだ。もう、身体的欲望そのものじゃないか!跳ぶどころか、転がりもしない。

 新聞眺め回したって、難しい記事は視線が勝手に素通りだ。小説でさえ、表現が凝ってたりするともうお手上げ、何読んだのかわからんうちに、ひたすら最後のページに到達することだけが目的になってる。思考における忍耐力、知的な関心・探求心がどんどん衰えて行く、やせ細って行く。このブログだって書くことがない。書くんだという意欲が湧かない。ヤバイ!まっこと、ヤバイ!!

 じゃぁ何してんの?って言えば、そう、走ってる。それは書いた。それ以外は、ほぼ毎日、なんか作っている、食べ物を。冬前は良かったんだ、農作業や冬支度なんかの作業があったから。つぶさにゃならん暇も、持て余すゆとりも問題にならない。ところが、冬だよ。雪だよ。除雪を済ませば今日のノルマは何もなし。

 昼食が終わると、手作りタイム!夕飯前までの数時間は、キッチンに釘付け!

 て、ことでこの一週間に作ったものを写真入りで紹介しちまおう。能ねえなぁぁぁ!






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 今年は赤かぶが上手にできたので、ネットのレシピもらって作ってみた。写真は漬け込んで二日後なのでまだ色も味も回っていないが、今はもうお見事!食べ頃。朝食では必ずテーブルの中央に気取って座を占める。そろそろ無くなりそうなので、次の回を漬けようかって思ってたら、この雪!50cm雪掘りしなくちゃなんない。でも、この美味しさなら、なんのその!だな。









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 漬け物第二弾、白菜キムチ!数年前までは我が家の冬の定番だったんだ。でも、食べ出したら、止められない止まらない、血圧の方も下がらない止まらない!となって自粛。ところが日々の鍛錬の成果よろしく血圧も落ち着いてきたので、この冬は待望のキムチ解禁!ネットで韓国産トウガラシとえびの塩辛を手に入れて本格的に?仕込んだ。これまた今が食べ頃。こちらは毎夕食食卓の主役を張っている。一度にたくさん作ると、後半酸っぱくなってくるので、何度かにわけて作ることにした。そう、1kg買ったトウガラシと塩辛を3回に分けて楽しむつもり。もちろん、野菜はすべて自家菜園産だ。白菜、ニンジン、大根、ニンニク、それに青物として水菜も加えた。



 





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 お馴染み、ベジタブルカップケーキ。これはニンジン入りだ。年末の贈答用に作っている。我が家のお歳暮は、米、味噌、餅、ジャム、そしてこのカップケーキ!どうだい、もらいたいと思わないか?お歳暮が欲しい人は、僕が喜ぶ贈り物を贈ること。





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 半日かけて作ったブルーベリージャム33本!冷凍庫にしまってあったブルーベリーを使い切った。ほら、そろそろ冷凍庫にお正月のものとか入れないといけないんでね。砂糖は原料の30%、甘みはぐっと控えめ。粒も半分残すハーフプレザーブスタイル。これも贈答品と自家用だけど、最近あまりパンを食べなくなったので、来週あたり、ブルーベリージャムのケーキなんか開発しようかな、なんて思っている。

 てことで、頭ぱー、思考力ゼロ!の日々は明日もまた続く。やっぱ、身体だよ、食べ物だよ!人間は。




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もう、病みつき!ランニング狂

2013-12-09 22:41:19 | トレーニング
 走っていることはすでに書いた。11月にはめでたくハーフマラソンを完走できたってね。やれやれ、これで一段落、後は気楽にジョギング人生!とんでもない!ますます昂じるランニング狂い。日夜、いや、夜は走らないけど、ほぼ毎日走り続けている。

 平日は6~7km。土日にはとぢらか1日14~5kmを走る。長く走った翌日は休みだ。走り始めた4月からは信じられなぁぁい、こんな走れるようになるなんて!って嬌声あげちまいそう。なんたって、3km走るのがやっとだったんだから、本当、本当。昨日は14.4kmだったが、このままもう一周しちまおうか?って色気出るほど余裕の走りになっているし、スピードも、ジョギングペースから1km5分40秒くらいまで上がってきている。

 1km何分、そう、このスピード表示がランナーの常識。時間を意識していない人から見ると、何とも不自然な表し方に思えるかもしれない。でも、これって凄く合理的なんだ。自分のペースに21を掛ければほぼハーフのタイムになるし、42を掛ければフルってことだから。もちろん、そのペースをしっかり守れればって話しだけど。で、1km5分40秒でハーフ約21kmを走るってことは、119分!ほら、2時間切れるってことだ。フルだったら、238分、4時間切りだ。だから、来春までの目標は、このスピードをフルで持続できるようになることってことなんだ。今のところ、10kmくらいまでならなんとか、・・・先は長い。

 ただ、やみくもに走りゃいいってもんじゃないから。勉強もしてる、何冊も本買い込んじゃね。お陰で、フォームも改善できて、ハーフを走った頃の軽い肉離れの頻発からは解き放たれた。原因は、・・・・止めよう。興味ない人にはランニングフォームなんてどうでもいい。

 身体も大きく変わった。太ももの筋肉が、見るからに、触れるからに、太く引き締まってきたのがわかる。もちろん、体脂肪も減少して今は体脂肪率12を行ったり来たりしている。体重も3kg近く減った。こっちの方は気になるぅぅぅ!って人多いかも知れない。なんせ、飲むだけで痩せる!なんてインチキ飲料が出回ってる世の中だからね。出回ってるだけじゃない。なんと50億円も売り上げちゃってる!ってどういうこと?世の中、無知蒙昧、無為徒食、減量悲願の徒がいかに多いかってことだ。

 簡単なことだよ、痩せるなんて!摂取エネルギーより多く消費すればいいだけのことだ。つまり、走ればいい!おっと、こりゃ飛躍だ。大きな腹を抱えたおっさんたちがサウナに入って時間と汗を浪費してるの見ると、そんなとこでじっと我慢してるより、走ろうよって言いたくなってしまう。絶対効果的だから。

 そうそう、効果的って言えば、身体には絶対に効く。まず、血圧が下がった。40分も走って汗をぐっしょりかくと、もう最高血圧130以下、最低血圧80以下。この数値が持続するってわけじゃないが、継続したことで、常に健康診断で引っかかっていた高血圧症状からはおさらばできた。

 それと、疲れなくなった。例えば、芝居の稽古でも、5,6時間ぶっ通しで立っていてもさっぱり疲れない。シニア演劇学校の指導のときなど、いかんいかん!自分のペースで突っ走っちゃいかんのだ!みなさんお年寄りなんだから、って、慌てて休憩取ったして。僕の方が年上だっての。

 もっと驚いたことがある。虫歯が治った!いや、治りはしないか。少なくとも進行が止まった。運動を始める前、左の親知らずが虫歯菌どもに食い散らかされて、常に歯茎が膿み、歯磨きでは血がにじみ、こりゃ、歯医者行かなきゃならんな、もしかしたら、抜くってことになるのかもなってくらいずきずき痛んで仕方なかった。これが、気付いてみたら、何ともない!痛まない!膿みも腫れもまったくない。歯医者?何の話し?ってくらいに完治?!してしまった。これ、凄いだろう。走ったり、泳いだり、筋トレしたりすることで、なんと虫歯が治る?!血液が歯茎の中でも猛烈な勢いで走り回ってるからなんだろうな。そう、体中の臓器や器官って奴は、新しい元気な血をたんとたんと巡らせてやると奮い立つほど元気になるってことなんだ、と思う。とすれば、自分で気付かないだけで、調子を取り戻し、健康になったりしてる部分がまだまだたくさんあるってことだ。

 そう、実はまだある、運動の抜群効果。でも、今日は書かない。書けない。何故か?それも書けない。なんて、思わせぶりで次につないでおこう。
 

 



 

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試作大失敗!やばいぞ、加工講座第2回

2013-12-06 21:34:07 | 地域文化
 本番一週間前、加工講座の2回目で披露する新製品の試作を行った。製品は、野菜のスイーツペーストと野菜のマシュマロ。役場職員としては、お菓子以外のものを望んでいたようだけど、農家が6次産業として取り組めるとなると、やっぱりお菓子が手っ取り早いかな。漬け物とか味噌とかってもうありきたりだし、なんか、農家のお婆ちゃん手作り!って感じ強くって、新しい起業のイメージに遠いもの。それとお菓子以外の加工品て、やっぱり食品企業の方がノウハウも設備も持ってるもの、競争しても勝ち目はない。担当者からは、置農にある加工機械をぜひ使わせてくれ、って注文あったけど、大したものないし、家庭的な手作り工房には向かないものばかり、あーだこーだ悩んだ挙げ句、今回もお菓子になった。

 役場職員と行う事前試作の一週間前から、毎日我が家で試作を試みてきた。狙いは何にするか、素材を何に絞るか、その扱い方はどうか、分量はどうか、様々気を配って何度も試作を試みた。で、まずは、できた!と思って望んだ事前試作だったんだ。

 それがだよ。なんと大失敗!

 マシュマロは、ゼラチンに加える野菜ジュースの量を勘違いして、とろとろ!!スイートペーストの方はまずまずできたけど、それを利用するサブレが、ペーストと全然相性が悪い!サブレの個性が強すぎて、ペーストの持ち味がまるで生きてこない。恥ずかしい!ある程度自信あっただけに、もうどかーんと落ち込んだ。だって、担当者の顔にも声にも話しにも、これで行くの?って不信がありありだから。でも、精一杯気を遣ってくれて、本番の持ち方について、あれこれと打ち合わせをしてくれる。でも、この気遣いが尚のこと屈辱的!さらに、来年もお願いできますか?ってそんな、この失敗カバーできなくて、何が来年?

 もう一回、家で試作してみます!て暗い気持ちで言い逃れて、辛い半日が終わった。

 翌日から1日の半分は試作の時間と決めて、一つ一つチェックを繰り返していった。マシュマロは、失敗の原因がわかっていたので、誤った部分を訂正しながらさらにより良い仕上がりとなるよう工夫した。ホウレンソウのマシュマロなど、アルミの鍋で煮ると褐変するってことがわかったので、ガラスボールとホーロー鍋を使うようレシピを手直ししたりした。

 でも、問題は、野菜ペーストを挟む米粉サブレ。サブレ自体が美味しくて、ペーストなんていらないんだな。これじゃ、何にでも使えますよ、野菜ペースト!って売り文句も引っ込めざる得ない。なんとか、野菜ペーストの利用法を納得してもらう製品を考えなくちゃ、ってことで、いろいろやってみた。サブレの配合を変えてみたり、カップケーキに練り込んでみたり。これは写真のように上手く行った。

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 でも、これってよくある手だよね。もっと、これなら!ってもの考えないと、・・・・・

 試作を続けること、4日、いよいよ最終締め切り日。役場からは、材料を揃えたいが、何か変更はないか?との問い合わせ。待って!待ってください。今日一日、考えます。作ります。明日の午前中にはレシピ上げますから、待って!

 最後の望みは、前回作った米粉パイ。薄くのばして何枚にもしてバターを挟んだその一枚でペーストをサンドできないか?さくさく、あるいはぱりぱりの食感で、中からは彩り豊かな野菜のペースト。前回は、練り込みにバターを使ったが、これが癖が強かったので、ショートニングに変える。卵の量も減らす。となると、焼き上げ後堅くなるのが米粉なので、砂糖を増やす。いろいろと考えてレシピをデザインしてみた。

 できれば、薄くのばして抜き型で抜いて形を作りたい。となると生地は柔らかくか?で、やってみる。べたべたで抜くどころじゃない。作業台にへばりついて取れもしない。そこで、生地を堅めに作ってみると、今度は、焼き上げた製品がぱさぱさのガチガチ。再度、配合を吟味して試みる。でも、柔らかい。

 そうだ!冷蔵だ!前回も生地を冷蔵した方がいいと、僕自身アドバイスしてたんだっけ。ということで、こね上げた生地の形を整えケーキの敷き紙に包んで冷蔵庫で冷やし固めた。

 2時間後、取り出して、恐る恐る包丁を当ててみると、おおーっ!切れるじゃないか!なんと2mmなんて薄切りができた!この木の葉型の薄切り一枚を天板に乗せ、そこにペーストを塗って、もう一枚の生地でフタをする。いいねぇぇ、なかなかいい。問題は、焼いて中のペーストが溶け出さないか?だ。

 焼き上がった製品はグー!だよグー!

 まっ、形や焼き上げ温度なんど改善点は多々あるけど、それは講習会参会者が工夫するべきこと。まずは、一つのヒントを上げることにはなったと思う。さぁ、明日は本番だ。

 ってことで、再試行したマシュマロとペーストの画像のみ上げておこう。苦心したペーストサンドの方は、明日の本番を待ってからね。



 






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