ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

自然治癒力がいのちの証し

2024-01-20 10:37:11 | 老いる日々
うっ、か、肩がぁぁぁ!
孫にいいとこ見せようなんて見え張るからさ。
居間のぶら下がりロープ、腕だけで上がれる?
なぁんて、ムリだって、歳考えろよ、もう。
昔はこのくらい・・・と、右手を離し、数センチ上に延ばした、途端、支える左肩がギクッ!外れたか?
ヤベッ!すぐに諦めたが、肩、痛む、どうだ?腕は上がるか?回るか?
みんな見てるからね、平気、平気、なんでもない、って、うーん、かなりの痛みだぜ。

治るだろうか?
このまんま肩が上がらなくなるんじゃないの?
ほら、40肩とか50肩とかってしつこく痛みが付きまとうっていうじゃないか。原因はちょっとした筋肉、関節の傷だってことだし。幸いこれまでまったく経験ないけどさぁ、そこは歳を考えっと・・・。

朝の薪運び、おっとぉ、影響が出て来たぜ。右手でしか薪バッグを持ち上げられない、両手で支えられない、これかなりきつい。仕方ねぇ、一時に運ぶ本数をぐっと減らすしかない。

このまんま、故障が続いたら、選手生命、いや、百姓生命にかかわるぞ、除草機押しだってできなくなる。
それって、人生最終局面突入!を意味するぞ。

なぁに、すぐに治るさ、って楽観できないってのが、老体なのさ。
傷がなかなか治癒しない、折れた骨がつながらない、風邪が完治しない、いつまでも故障個所が復旧せずいつしか杖をつき、ついには寝たきりに。

おら嫌だ、そんなん我慢なんねえ!復活するぞぉ!

って言ってもなぁ、自然の復元力てのは若さの特権なんだよ。
歳を取るってことは、この自然治癒力が衰え、失われて行くことなんだ。
見ろ、左腰の股関節痛、いや、違和感って感じだが、11月末からずっと続いてるだろ。
毎日、ストレッチを欠かさぬようにし、左足の着地には常に細心の注意を払っていても、あ、痛っ、うん、階段もそろりそろりとな。
いつになったら治るもんだか。
接骨院とか行って針とか打ってもらうか?
いや、ダメだっ。これしきのことで、貴重な医療資源無駄遣いできんぞ、ってことより、自然治癒力を信頼してここまで生きて来たんだから。

肩と股関節痛、放っておいて治るかどうか?自慢の?自然復元力が働くかどうか?老化が不可逆的地点まで行っちまってるかどうか、そこが試されている。

信頼だ、己の生命力を信じるんだ!

それから2週間!
ほれほれ、痛いの痛いの飛んでっちゃったじゃないか。肩も股関節もまだ違和感残っちゃいるが、痛みは完全に消えた。
この間、2日に1度は走って、恐る恐るUMBAも踊って、強制治療?が効いたぜぇぇぇ。
って、ことは、まだまだ捨てたもんじゃないってことだ、おほっ、ありがてぇ!まだ行けるっ!って図に乗るんじゃないよ。





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老いとの付き合い方

2024-01-15 10:32:05 | 老いる日々
3月菜の花座東京公演(阿佐ヶ谷)、お得意の2本立てさ、ふふふ。
1本はすでに11月公演で上演した『いのちの明日』、所有者が使えなくなった凍結卵子の行く末の話し、どう?ちょっとそそるだろ。
3人の女優が演じるこの舞台、40分とちょい短いのさ。まさか、これ1本でチケットは売れい。なら、もう1本、新作書下ろしってことで。

タイトルはすでに決まってる『寄りそう夜明け』、夜明けがあるから明日もある、ってくれば、公演全体のタイトルは、『明るい未来の夕焼け小焼け』で、ほれ、時系列がそろうだ。

新作の台本締め切りは2月半ばって設定した。1カ月半の稽古じゃ短すぎるぅ!って不平不満がばかばか寄せられたが、知らん!それでできる、出来なきゃ役者じゃない!って、ずいぶん身勝手な言い分で突き放した。

と、なりゃ約束違わず、あと1カ月で書き上げなくっちゃ。なのに、今頃、関連本を眺めて時間つぶしてる、大丈夫かよ?

まずは老いに関する本、3冊。
『「老いる」とはどういうことか』河合隼雄著、
『人はどう生きるのか』久坂部羊著、
『「高齢者差別」この愚かな社会』和田秀樹著。


河合さんの本からは、芝居で使えそうなヒントを二つもらえた。
「よい顔で死ねること」を生きる目標にしている種族がいるって話し。カナダ北方に居住するヘアー・インディアンで、それぞれが守護霊を持っていて、死が迫ると守護霊にその旨伝えられ、親族ともども相談して絶食し、よい顔で死ねるように準備するんだそうだ。命万能、生きてなんぼの今時にゃ、なかなか示唆に富む風習じゃないか。中世の補陀落渡海 、生きながら死を求めて船出し、渡海浄土を目指した僧侶たちと同じ死の処し方だな。
も一つは、世阿弥の言葉。舞人が舞い終えて引き下がる時、引き際に、名残りを惜しむようにひと舞して引っ込む、これを「入舞」と言うそうなんだが、なんかとても心に沁みるものがあるよなぁ。舞台に残した数多くの踏み痕や舞の名残りをそっと振り返るようなひと舞い、そんな作品をいつか書きたいもんだって思いが浮かび上がって来た。そうだ、主人公にはこの入舞を舞ってもらおうか。
どちらの話しも新作に使えそうな話題じゃないか。

後の2冊は、どう老いるかの指南本?ってところかな。どちらも書いたのは医者だ。お二人とも薬漬けや過剰検査を避けよという点では同じなんだが、久坂部さんの方は、さらに一歩進んで、老いはそのまま受け入れた方が楽だよって主張。早期検査、早期発見にしても、認知症とか治療法が確立されていない場合、知ったことで苦しむことの方が大きいって立場だ。老化についても、若さを保つあれやこれやなんて、じたばたせずにそっくり老いて行く己を受け入れた方がいいって、はっきりしてる。

和田さんの主張は、高齢者は不当に差別されてる、年寄りバッシングなんかに騙されるな、運転免許返納なんていかさまだ、年寄り若者の方が事故率は高い、高齢者の運転能力が落ちるなんてデータはない、とかなり激越に世の風潮に挑戦している。高齢者と言っても人それぞれ、若さを保ちたいと頑張る人も肯定する。運動はした方がいいし、何かしら気晴らしは持っていた方がいい、と老け込むことの危険性に警鐘を鳴らしいる。

やや相反する二人の言い分、どちらを信じて老後を過ごすか?年寄りしだい、その人任せってことだ。まっ、どっちみち寿命が来れば、おさらばするわけだが。
俺?うーん、できるだけ若々しくありたいと強く願う派だな。皺だらけの顔は嫌だし、曲がった腰とは仲良くしたくない。筋力は衰えつつも、保てる限り保持したい。それの方が心も体も心地よいからな。いつまでも、ってわけにやいかなくても、ムリなく走れるうちはマラソンも続けたい。そのために、ムリもする。
そのせいで、さっさとぽっくり!なんて、行けたらそれも効用ってもんじゃないの。
いいんだよそれで、短い老い先、どう転ぶかなんてわからない。気持ちよく納得できる生き方をすりゃ、あとは野となれ山となれって、こったぜ。




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立ったまんま靴下履ける?

2023-12-21 10:11:45 | 老いる日々
この一年、いや、秋の農繁期をやり過ごしたあたりから、一気に身体がぎこちなくなった。たまった疲労が噴出して来たか?
そう言やぁ、10月末のハーフマラソンなんてのも、老体に無理を押し付けたかも。
自覚症状は二つ。
一つは股関節回りが錆び付いたこと、それと身体バランスが悪化したことだ。
なんせなぁ、胡坐がかけなくなったんだぜ。無理に座ると後ろにひっくり返る!もう、ダルマさん状態、あっ、違うかダルマはすぐに起き上がるか。
立ったまんま靴下も履けなくなった、いや、まだなんとかなる、が、壁とか箪笥とかに寄り掛かって、うーん、足上がらねえぞ!で、なんとか、履けた、と思ったらよろっ、あっ、危ねぇ、なっ、惨めだろ、!
靴下履きてのは、老化の評価軸だからね、なんとかクリアできるように、これまでも頑張って来たんだ。それが、
股関節の固化で足先が上がらない。
この高齢者老化標準に到達だな。体もかちんこちんだが、靴下履き苦戦の原因はバランス感覚の衰えも大きい。だって、片足で立っていられないんだもの。

ただ片足立ちするだけならなんとかなる。が、そのまんま、上げた足を動かすとすぐによろけちまう。とほっ情けなや!
いかん、このまんま老化進行、肢体不自由、寝たきり、あの世へ一直線、は考え過ぎだろうが、動いていた体が動かないってのは、不自由だしやりきれん、、俺の自負心が許さない。
まだ早い。あと5年は田んぼ除草もマラソンも続ける予定だ。
ここで一気に老化、なんて、却下だ、却下!
って、気負って声張り上げたって、老いの進行は粛々だ。待ったをかけにゃならん、なんとしても。
まずは股関節の錆び付き固化の効果策は、油を点す、違う、ストレッチだ。1日最低1回、K-POP2曲分、痛ててて、を我慢しつつ関節を引き延ばす。

椅子に捕まったり、壁に背をつけたり、不様ぁぁぁ。

イラストの姐さんのように健やか笑顔じゃ行かん、悲鳴の連続だぜ。
も一つの対策は、やっぱりZUMBA!
積雪期、夜の外出は禁止項目に入っているんだが、レッスンが夜しかないんじゃ仕方ない。ハンドルにかじりついての運転で出かけるしかない。始めちまえば、いい感じぃぃ!
と、始めた身体固化への抗い、
おい、効果てき面だぜぇ!
靴下も楽々?履けるようになったし、片足立ちでよろけることも無くなった。すげぇなぁ、こんなすぐ効果現れるとは思わなかった。
老いは宿命、抵抗は無駄、って老いの達観派も、騙されたと思って身体動かしてみなよ。
それと、ランニング、これは筋力の老化防止ってことで。

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ないっ、ないぞ!どこにやったんだ?!

2023-03-04 10:21:18 | 老いる日々
6月公演は5年前初演した大衆演劇劇団「流れ旅 紅座」ものの第3弾だ。
はてなぁ、どんな登場人物が活躍してたかなぁ?台本チェックしてみるか。
これまで書いた脚本はすべてPCかハードディスクに保存してある。あぁ、ワープロ専用機時代のものはフロッピーディスクだけど、それもいつか取り出して置かなくっちゃな。まずは5年前の作品だ。と、余裕しゃくしゃく。
PCは買い替えて2年経つや経たずだから、入っているとすればハードディスクだな。すでに満杯になって引退したものが3台?
うっ、そうか?もう1台あるような・・・と、やや動揺。
まっ、いい、新しいものから当たって行こう。
よしよし、台本がひとまとめになっているぞ、この中に、流れ旅があるはずだ、・・けど、・・・ないっ!そこから数年分の台本がすべて入っていない!ヤ、ヤバイぞこれは。紙ベースの台本はあるかもしれんが、捨てちまったかもしれない。データで保存したから大丈夫ってな。
PCのいろんなフォルダをかたっぱしから開けてみるが、これはここ2年間のものしか入っていない。狼狽!
ってことは、それ以前のハードディスクなのか?
古くてごつい500GBを引っ張り出して検索につぐ検索するも、ないっ!

ってことはこのPCとさっき見直したディスクの間にもう1台あるってことじゃないか?そうか、たしかにバッファローの1TBのハードディスクがあるはずだ。ほら、空き箱はちゃんと取ってあるし。恐慌状態直前!
どこだ、どこに隠れてる?こっちの部屋、あっちの書庫、ってほどじゃないが、幾度となく行ったり来たり、鵜の目鷹の目、ワンコの鼻で探し回ったが、何としても見当たらない。どっかに持ち出して忘れているのか?菜の花座の稽古とか。でも、そんなことあるかぁ・・・
ダメだ行方不明のハードディスクの捜索は一旦打ち切って仕事にかかろう。絶望。
が、待てよ、さっきチェックしたハードディスクってバッファローじゃなかったか?

や、やっぱりそうだ。紛失しちゃいない!これが直前まで使ってバッファロー1TBなんだ。バカな奴め、勝手にもう1台を存在させやがって!この無駄な探索はなんなんだ!愚か者め!
それにしても、こいつにゃ目指す台本入ってなかったよな。ガーン、データそのものが失われたってことか?!どうすよ、少なくとも4作分の台本ロスだぜ。
でも、どこで迷子になったって言うの?ついにどん底!
はっ、旧のノートパソコンに残ったままになってんじゃないか?テータは全部移動したつもりだったが、もしかして・・・藁をも縋る!
うんもう、このノートパソコン、遅いんだから!と、イラつき毒づきながら、ドキュメントを調べて見れば、・・あるじゃないか!間違いない、流れ旅とその界隈の文章が残ってた。データ移動の時に、移し忘れたんだ。やったぁぁぁ、って喜ぶと同時に、なんたるアホ!と自己嫌悪強襲!
ありもしないハードディスクは探し回るし、データの移動はへまするし、ダメだ、老化が着実に進んでる。
この調子で呆けちまう前に、せめて脚本のデータだけでもまとめておかなくっちゃ!
って、残したからってどうなるもんでもないんだがな。


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