ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

帰ってきたぜ!薪作り

2018-07-31 08:50:41 | 暮らし

 田んぼ除草、お終い!お終い、お終い、お終い!

 あんだけ頑張ったのに、コナギのでかい顔!刈りに刈ったっていうのに、畝間にゃホタルイつんつん!

 入ろうか?もう一度。いや、ダメだ。切りがない。穂だって出始めたし、ここでずぶずぶ歩き回ったら根っこぶち切れ、受粉のお邪魔だ。ここは一つ、潔く諦める。本年田んぼ除草作業、めでたく?終了。よく頑張った!褒めてやるよ、自分。

 ようやく田んぼ除草から解き放たれて、まず、さんなね(しなけりゃならん)仕事は畦畔の草刈りだ。丈高く生い茂ってイネの姿さえ見えない。このところの乾燥で、刈り難いとは思ったが、そんなこたぁ構っちゃいられない。すべての田の畦草を刈って回った。ここまで済ませて、本当に田んぼ作業とはしばしのお別れだ。あとは、水の管理だけ。

 畑の方は、ジャガイモ掘りやラッキョウの収穫、秋野菜の畑作りなどなど、こっちが先だぜと迫ってくるが、しばし、しばし農作業から離れたい。

 で、やることって言ったら、そりゃ薪作りだろ。去年、秋まで先延ばししちまったせいで、積み上げた薪材、秋の長雨にたっぷり浸かってしまった。湿り気の抜けない薪、お陰で一冬、煤と煙で難儀した。その轍は踏まんぜ、今年は。春、農作業が本格化する前、かなり頑張って薪切り、薪割りに精を出した。

 町内深沼の果樹農家からリンゴとラフランスの木をもらったこともあって、気合い十分、ぶっとい幹には薪割り用くさびまで購入、すでに一冬分の薪を準備できた。残るは、南陽市の薪屋さんから買った1.9メートルの薪材3立米だ。こやつらもここで一気に刻んじまって、いつでもやって来い!冬将軍め、と行こう。

 5月初め以来、ほぼ3か月ぶりのチェーンソー、切れ味の方はどうかな?混合油を満たし、オイルを補給して、いざ、エンジン始動!おおぅ!一発始動、気持ち乗って来るねえ。購入の薪材はどれもみなぶっとい。下に別の材木をあてがって、刃を当てる。おおーっ!切れる!抜群の切れ味じゃないか。力で押し付ける必要なし、回転するチェーン刃が勝手に木に食い込んで行く。直径30センチものが10秒前後で切り終えた。あっ、写真の方はかなり細め。

 そうか、刃を新しいものに交換したばかりだったんだ。忘れてた。さすが、新品!いいねぇ、この切れ味。1本切るのに要する時間が短いから、1度のタンク満たんで、キャリーに満載、かなりの量を切り刻めた。1回分の獲物を雨の当たらない軒下に下ろし、さらにもう1タンク、約1時間。今日はここまで。早くも刃がなまってきて、刃先を研がなきゃならない。季節に追われているわけじゃないので、ゆとりの作業だ。明日は、今回玉切りした35センチ程度の木を斧で割る作業だ。切っては割り、割っては積み上げる。そんな作業が、あと5回ほど必要だ。このまま飽きずに続けられれば、盆前にはすべて薪準備完了となるだろう。

 これまでこんなに段取りよく薪作りが進んだことはない。やっぱり果樹薪を大量にもらったことが大きい。人間、新しい経験にゃ燃えるもんなんだぜ。くさび使った薪割りとかな。

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台風だ!よしっ、ケチャップ作ろう!

2018-07-30 08:23:08 | 食べ物

 曲がるな!西に行くんじゃない!そのまま北上しろ!集中豪雨の被災地直撃、なんて罰当たりなことすんな!東北に来い!雨降らしてくれぇぇぇぇ!

 の願いもむなしく台風12号は急カーブ、逆走!四国、中国、さほどの被害の連打がなくて良かったが、それ以上に嬉しかったのは、おこぼれで雨をもらえたこと。台風ありがたがる、なんて、非常識な!なんて言わんでくれ。カラカラのパサパサだったんだ、2週間以上雨降らなくて。カッカと照り付けるから、畑の作物は苦し気にうなだれてるし、田んぼの水の減りも早い、早い。田んぼの用水路は、もう、ちょろちょろ水。あと数日降らなきゃ止まるな、ってところまで来てたんだ。そこにこの台風!精一杯呼び込みかけたい気持ちにもなるじゃないか。

 夜中から、ざざーっと来ては、ぴたりと止む。しばし休んでまた降り始める。なんと、思わせぶりな雨じゃないか。でも、まあ、許そう。予報の1ミリははるかに超える降雨量にゃなったようだから。朝になってもこの、雨と曇りと晴れ間と風の気まぐれ天気は続いてる。よしっ、ここは1日、農作業もトレーニングもお休みだ。加工作業に精を出そう。

 トマトがずいぶん溜まって来てんだよ。この暑さで一気に収穫時期に突入したからね。連日数キロずつの収穫がある。訪ねて来た知り合いにお裾分けし、息子たちにも勝手に送り付けて、それでも10キロ近くは残っている。そろそろ、トマトケチャップ作りかな。1日家に閉じこもってる今日は、絶好のケチャップ日和なんだ。ほれ、ずっと火を使うからね、離れられないのさ。

 洗って、ヘタを取って、つぶして寸胴鍋に放り込む。ミニトマトもなにもかも一緒くただ。なぁに、生食分は明日になりゃまた出来てる。全部煮ちまえ。まず、全体柔らかくなるまで1時間ほど煮る。次にフードプロセッサーを鍋に突っ込んで、ガーっと粉砕、これをざるを使って種と皮を取り除く。自家製のタマネギ、ニンニク、バジル、それに香辛料を袋に詰めて一緒に煮だす。これがさらに2時間。

 そうか、バジル、いっぱいあるからバジルソース作ろう。去年は、うっかり時期を失して作り損ねたんだ。今年はなんと4本も植えてあって、そのうち3本はハウスの中で水分たっぷり元気溌剌で育ってるから、材料にゃ事欠かない。ニンニクも収穫したところだし、粉チーズにオリーブオイル、なんと、松の実だってあるじゃないか。量なんて適当、全部容器にぶち込んでフードプロセッサーでぶっ潰して出来上がり。おお、いい香りだこと。スパゲッティが切れてるのが残念。鶏肉のソテーにでも掛けて食べてみるか、そのうち生協からスパゲッティも届くはずだから。

 香辛料入れて2時間ほど煮詰めたら、タマネギ、ニンニクの煮汁はギリギリ絞り出して、さらに煮詰める。十分とろりとなったら、砂糖に塩を加えて味見。ここは少し濃いめにね。だって、ケチャップなんだから。味が決まったらお酢を入れて火を止める。これで、完成。ウィスキーやらジンやらの空き瓶に詰めて、殺菌さらに1時間。

 さっ、出来た、1回目3本。これをさらに3,4回は繰り返すから、ほぼ10本以上のケチャップができることになる。あちこちプレゼントしてもたっぷり1年分は仕上がる。

 生食用トマトのケチャップ、淡い赤橙色。香りも我が家オリジナル。これがいいんだよ。

 

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吉岡秀隆の金田一、うむ?で始まり、うん!で終わった。NHKスーパープレミアム『悪魔が来りて笛を吹く』

2018-07-29 09:11:08 | テレビ

 先週のNHK、横溝正史週間だった。午後1時から始まるBSプレミアム、『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』『獄門島』と立て続けに3本。さらに対談番組までセットして、どうしちゃったの?NHK。

 なんだい、真昼間から映画三昧かい、いいなぁ、年金ジジイは!なんて皮肉言うなよ。録画だ、録画。見るのは10時過ぎ。当然だろ、農作業忙し過ぎだもの。

 市川崑監督、石坂浩二=金田一の横溝ミステリー、懐かしい!ついつい前2作、見入ってしまった。あのおどろおどろしさ、時折入り込む市川流表現、例えばセックスシーンは白黒で墨を流したような描写、クライマックスのドッキドキの盛り上げ方、そして、豪華なわき役陣、加藤武、大滝秀治、三木のり平、白石佳代子、渡辺美佐子、この間亡くなった常田富士男!さすが市川崑だな、一声かかれば全員集合だったんだろう。そうそう、こまつ座で御馴染み辻萬長さんが刑事役で出てたのにゃちょっとびっくり、嬉しくなった。

 懐かしの名作3日連続、理由がわかったよ。総仕上げは、新しくNHKが作ったスーパープレミアム作品『悪魔が来りて笛を吹く』だったんだ。つまり、この新作見せたくて、市川横溝、体よく客寄せに使われたってことなんだ。やるもんだよ、NHK!自分の番組に引っ張るために、3日もおとり餌ばら撒いてたってことなんだもの。贅沢!

 畜生、引っ掛かったな、そんなもん見てやるもんか!とは思ったが、今時、テレビが横溝撮るとどんなになるんだ?って誘惑に逆らえず、見ることにした。【脚本】喜安浩平【演出】吉田照幸。

 うーん、最初はねぇ、正直言って、吉岡秀隆が金田一?なんか坊やみたいじゃん、って気が乗らなかった。わき役陣もぱっとせず、まるっきり没落華族の雰囲気が伝わって来ない。なんだい、あの準主役美禰子のダサさって!顔立ちに気品もなけりゃゆかしさもない。だいち、あんな服着せるか?!あれじゃ田舎の姉ちゃんじゃん。役者もダメだけど、それ以上に演出がなってないんだ。堕落しきった元華族新宮利彦なんて、そこらへんの与太者だもの。最後の最後まで、時代に取り残されて淀んで行く上流階級、その気位と腐敗と堕落が見えてこなかった。

 しかも、市川流の手練手管で観客の好奇心を引き寄せるってこともない。横溝の禍々しい世界が、民放「××の事件簿」的に平板に描かれるだけ。おいおい、こっちは疲れた体で眠いの我慢して付き合ってんだぞ、もっと、これでもか!ってとこ見せて見ろよ。って、実際、途中瞼がくっついちまった時間帯もあったんだけど。

 ラストの解決タイムになって、一気に引っ張り込まれた。探偵もののお定まり、関係者一同を集めての謎解きって言うと、ポワロの昔から、探偵の得意然としたどや顔がつきものだ。それと散らばってた謎を拾い集めて組み立てるパズルの白々しさ!そこが好きになれずに、探偵小説からは距離を取ってきているのだが、今回の金田一は違った。

 苦渋に満ちているのだ。事件の底に横たわるどす黒い人間の悪業、畜生道。できれば、見たくない。逃げ出したい、そんな躊躇いにどこまでも逡巡しているのだ。真実を明らかにする者の気負いなどみじんもない。余りにも重く暗い宿命を背負わされてしまった犯人に、さらに追い打ちをかける深くやる瀬ない真実を告げることに、どこまでも戸惑い悩んでいる。ここまで落ち込んで思い悩む金田一には初めて出会った。

 とても受け止めがたい真実に遭遇し、すべての元凶が母親と知って狂おしく殴りかかる犯人、血しぶきの飛んだ母の顔には正気を超えて、性の喜びとも親子の和解ともとれる笑顔が浮かんでいる。期せずして抱き合う形になった母と子、その上に、なんと、ジョンレノンの「マザー」が流れるのだ!えっ、一瞬、驚きに頬が緩みかかったが、ああ、これはいい!これはぴったりだ!これこそラストに相応しい!見るものの胸を締め上げるシーンだった。

 この最後の20分、これで許せる。しばし物語の余韻に浸った。横溝の、ほとんど突っ切った狂気の世界がなぜか、もの悲しくも切ない人間秘話に感じられた。

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シーズン開始は蔵王坊平クロスカントリー大会!

2018-07-28 09:21:51 | ランニング

 田んぼの中を真っ黒けになって動き回っていたら、おっと、早くもマラソンシーズン到来だ。

 早い、早すぎる!まだ、夏の真っ盛りだぜ、ったってエントリーしちまったんだもの、走るしかないだろう。

 ロードレースじゃなくてクロスカントリーレースだ。蔵王のスキー場の一つ坊平に設けられた草地のコースを走る。いいだろう!蔵王の山々を目にしながら草原の風を切る。うーん、気持ち良さそう!

 坊平って、メインの蔵王高原スキー場とつながってない、こじんまりしたスキー場だったから、昔、昔、高校のスキー教室の付き添いで何度か行ったことがあるきりだ。そういえば、斜面を滑り終わったところから麓に向かってなだらかなクロスカントリーコースがあった気がする。そうだ、スキー履いて歩いたことあるぞ。きっとあそこを走るんだ。

 エントリーカードを見たら43回目だって!けっこう歴史あるじゃないか。ネットで調べてみたらあの往年のマラソンランナー村社講平が深くかかわってるらしい。記念碑もあるって。その割には、案内や要項、味気ないんだよなぁ。そこらの町民マラソン大会レベル?だ。標高1000メートルの高原を走り回るレースって面白いんだし、もっと上手に宣伝すればいいのにね。

 グレートレースなんかもテレビで取り上げてるし、トライアスロンとかトレイルランニングもファンが増えている。これから伸びしろ十分だと思う。蔵王の山頂往復マラソンの腕試しなんかにもいいんじゃないかな。そう、僕もその口で、いずれはトレイルランに挑戦!って野心を抱いているわけさ。

 本番まであと1週間!まるっきり準備できてない。菜の花座公演と田んぼの除草で、走るなんて、とてもとても。公演も終わり、田んぼも一区切りついて、数日前からそろりそろりと慣らし運転を始めた。まずは5キロ程度と短いところから。ただし、クロスカントリー対応ってことで、マシーンの傾斜はつけて走っている。昨日も一昨日も、ZUMBAレッスンの後に2キロほど走った。今日はもう少し長い距離を走るつもりだが、ちょっと疲れがぁぁぁ・・・なんて言ってられないんで、ここで走る筋力取り戻しておかないと大変なことになる。なんたって、アップダウンが当然のクロスカントリーだからな。ただ、8キロだから、まっ、なんとかなるだろう、って甘く見てるところもうる。

 シーズン開幕、楽しい思いで走り切らないとね。3週間後には福島は桃の名産地伊達でハーフ、さらに3週間後には高畠ハーフと続く。シーズン到来!最初が肝心だぜ、最初が。

 

 

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爆笑コメディアンズとコントで遊ぼう!

2018-07-27 09:08:05 | コント

 菜の花座がお世話する「爆笑コント大会」、今年は9月30日の開催だ。ちょっと出遅れてる。7月半ばに定期公演終わったばかり、それまで超忙しかったから。うーん、一っ走り、追いつかなくっちゃ。

 コント大会って言やぁ、事前の、あるいは事後のお笑いワークショップも人気だ。菜の花座団員と高校演劇部、一緒に笑いのレッスンを受ける。これまで、NHK「コントの劇場」のプロデューサーとか、そのコント作家とかにきてもらって、コント作りのノウハウ、笑いのセンスを磨いてきた。

 さて、今年はどんな企画で勝負しようか?そうだ、吉本の住みます芸人なんかどうだ?メジャーデビュー狙って日々ネタを練り、地域密着の活動を展開している彼ら。笑いに精進してるってことじゃ教わるものが多々あるんじゃないか?呼ばれる方も、地元の演劇好きとの交流できっと得るものがあるに違いない。よし、決めた!住みます芸人だ。

 さっそく吉本の地方事務所と連絡を取ってみた。って、言っても、さっさと手配してくれたのは、フットワークめちゃめちゃ軽い劇団のモノ作り職人かTさんだけど。

 あちらから出向いてくれたのは、山形担当の新人?と山形宮城担当のベテラン?いずれも女性マネジャー。興味あるぅぅ!もちろん、その仕事にだぜ。こっもTさんと僕の二人で対応した。当初、こちらのお目当ては、山形住みます落語家の笑福亭笑助さんだったのだが、彼は9月いっぱいで大阪に帰るってこともあって、宮城の漫才、コントデュオ、。「爆笑コメディアンズ」を提案された。

 彼ら、漫才もやってるが、コントでやって行くのが願いらしい。小中学校や企業に招かれてコントのワークショップなんかにも取り組んでるってことで、それ、ちょうどいいんじゃないか。YBCテレビのぴよ卵ワイドのレポーター(毎週火曜日)なんかもやってるってことだから、知名度もある。仙台からなら車で2時間強と十分日帰り可能。

 よしっ、決まり!「爆笑コメディアンズ」、で、問題はギャラ。お互いの事情、思惑を率直に提示しあって、即決!日程も仮押さえして、1時間の商談が終了した。

 当日は、彼らのコントを見せてもらった後、コント作りのコツとか裏技とかいろいろ聞かせてもらうつもり。それが一部で、二部では、参加者にコントを作ってもらい、上演する、そんな内容を考えている。若手のバリバリを迎えて、コントレッスン、こりゃ楽しくなるぜ。参加は無料、誰でもご自由に、ってコント教室だ。待ってるぜ。

 

 

 

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