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キム・ギボム、俳優としての決意を語る

2012-08-12 12:03:31 | Weblog

 キム・ギボム(25)はSUPER JUNIORのメンバーだが、彼を見ようと思ったら音楽番組ではなく、ドラマのほうにアンテナを向けたほうがいい。ここ数年は歌手活動より、演技に力を入れているからだ。

 昨年10月、ドラマ『根の深い木』(SBS)で、集賢殿(学問研究のための官庁)の学士パク・ペンニョン役を演じ、安定した演技力を見せたキム・ギボム。7月17日に終了したケーブルチャンネルtvN月火ドラマ『アイ・ラブ・イテリ』では、14歳の心を持つ25歳の青年をリアルに演じ、視聴者の注目を集めた。

 キム・ギボムが演じた主人公は、14歳の水泳選手だったウンドン。博物館にある日時計の前で、偶然ヒロインのイ・テリ(パク・イェジン)に抱擁されてから、突然体だけが大きくなり、25歳になる。

 最近、京畿道高陽市一山の撮影現場で会ったキム・ギボムは、ハードなスケジュールのせいで、1日2-3時間しか寝ていないと語った。目は真っ赤に充血していた。キム・ギボムは「疲れてはいるけど、大丈夫です。演技がもっとうまくできるなら」と話し、髪を払いながら笑った。

 初めて台本を受け取り、キム・ギボムが悩んだのは「どうやって14歳の心を持つ青年を演じるか」ということだった。「撮影2カ月前から、14歳ぐらいのレッスン生の後輩と会い、けっこう取材をしました。街で中学生が通り過ぎると、隠れて後を追い、会話も盗み聞きしたし。でも、本当に最近の中学生は大人ですね。彼女もいるし、愛とは何か、分かっていました」

 「ということは、ギボムさんは14歳のとき、女性のことは分かっていなかったんですか?」と聞くと、キム・ギボムは「女性のことを分かるようになったのはもっと後になってから。16歳のときです」と答え、一同を爆笑させた。

 キム・ギボムが演技を始めたのは2004年、ドラマ『4月のキス』から。『四捨五入2』(共にKBS第2)に出演し、本格的に俳優としても名前を知られるようになった。「歌手としてデビューしましたが、そのときはアメリカの学校に通っていて、偶然SMエンターテインメントにスカウトされたから、歌手になるほうがいいだろう、と思っただけで、音楽に対する情熱があったわけではありませんでした」と告白した。「早く人気を得て、お金を稼ぎたいという気持ちが大きかったと思います。そうするうちに、たまたま始めたドラマが僕の心をつかんだんです」

 しかし、演技はすればするほど難しかった。「ドラマ『チュンジャさん!~恋のお祭り騒ぎ~』(MBC)の撮影後、3年休みました。演技の勉強を一から始めなければならないと思って。勉強している間、徐々に自信がついてきましたが、『根の深い木』を撮影しながら、『本当にまだまだ遠いな。いつになったら、ハン・ソッキュ先輩のように演技できるんだろう』と…」

 そして「振り返ってみると、口が達者でもなく、笑わせることもできない自分のような人間が、アイドル歌手から俳優になったのが本当に不思議。まともに演技ができるようになるまでは、歌手活動より、演技に力を入れようと思っています」と話し、こう締めくくった。「二十歳のころ、毎日明け方になるまでレッスン室で汗を流しながら、いつも思っていました。『10年後は、今よりもっと自信にあふれて、いろんな人と渡り合える素敵な男になろう』と。もう25歳だから、その夢をかなえるなら、せっせと前に進まないといけませんね(笑)」

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