ありがた迷惑

アポなしに突然やって来る客が結構いる。向こうは「親愛の情」をアピールしたいのかもしれない。しかし、私にとっては非常に「迷惑な存在」である。これだけ文明の利器が発達した時代に「メール」や「留守番電話」で事前確認をしない神経は理解に苦しむのだ。

あの夏目漱石は「会わせてくれ」としつこく粘る不意の来訪者に「当の本人が居ないと言ってるのだから居ないんだ」と言って追い返している。私はそこまではしないが、会わないことにしている。一般常識が欠如した人は友達でも何でもない。

もう一つ困っていることがある。意味不明の贈答品の処置だ。昨年から一切受け取らないことにした。勝手に送るのが自由なら、それを拒否するのもまた自由だろう。

真の友は「本当に良い物」をグッドタイミングで送ってくれる。これらは有り難く頂戴して手を合わせるのだ。