寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

仕掛人 藤枝梅安(原作:池波正太郎)

2016年09月15日 | 映像
梅安第一作「おんなごろし」は名作である。小説嫌いの私が仕掛人・藤枝梅安シリーズを読破したのは高校生の時だった。大学を卒業する少し前(平成2年12月)に放送された渡辺謙主演の時代劇スペシャルが特に印象に残っている。

仕掛A

仕掛B

最後に悪女(生き別れの実の妹)を始末する暗い話だが、梅安の生い立ちや裏稼業の苦悩なども語られて実に味わい深い仕上がりだ。本作とは比べものにならぬ今日の茶番劇……「つまらない男(おから代表)」の後釜に決まった「大嘘つき女(R4)」。日本国民をなめていると背後から本当に梅安先生が現れるぞ(笑)

仕掛C

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砂漠化する海~瀬戸内海の異変を追え~(NHK)

2009年03月07日 | 映像
瀬戸内海の藻場(もば)が泥の堆積とアイゴの増殖によって年々減少している報告を聞くのは辛かった。かつては海草が生い茂り豊かな漁場だった所が砂漠化したのを見て更に言葉を失った。

砂漠化の大きな要因は三つある。第一が森林の荒廃と畦の減少、第二が干潟面積の減少。第三が海水温上昇によりアイゴが越冬するようになったこと。

大雨が降り山から土砂が流出→コンクリート三面張りの小川や水路では生物による有機物分解がほとんど行われない→干潟というクッションもなく泥(有機物)が直接海に流れ込む→泥が海底に沈殿し海草の生育を阻む、またアイゴが若い海草まで根こそぎ食べ尽くす→砂漠化は拡大する一方

タイラギ漁で有名な下津井でも泥の堆積が進み、浅瀬では漁獲量が減り関係者は頭を抱えていると番組は伝えていた。海底に生息する貝類にとって酸欠状態は死を意味する。

結局、環境破壊が資源減少に直結するということなのだ。海水の循環効率の悪い瀬戸内海が元の状態に戻る可能性は極めて低い。これに地球温暖化と乱獲がプラスされるのだからお手上げ状態だろう。

稚魚が生育する藻場が消えれば成魚もいなくなる。藻場を増やすことが絶対条件だが、海の他に山と川まで再生しなければならないのだから気が遠くなるような話だ。

「因果応報」と呟いて苦笑した私は「天然」という表示もそのうち無くなるのではないかと真剣に考えたのだ。

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BS熱中夜話「ロック黄金時代」

2009年02月07日 | 映像
題名につられて全て目を通したが、予想以上に面白かった。ゲストのかまやつさんが「キンクス好き」とは知らなかったし、ベストソングが私と同じだったので驚いた。「エンジェル大好き」ROLLYさんがテレキャスターを弾いてグループの魅力をさらりと語るのが良かった。

喪黒福造似のオヤジ(一応名の知れた評論家)がジミー・ペイジについて技量はジェフ・ベックやエリック・クラプトンに比べると劣るとか、一時代を築いたが既に終わった人と冷淡に結論付けていたのが可笑しかった。この発言を黙って聞いているROLLYさんの表情が寂しげであった。

オヤジは旧三大ギタリストの中でジェフ・ベックを高く評価していたが、「ピンク・フロイド好き」のT女史が興味を持って聴き出すとは私には思えなかった(笑)

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美の壺 File107 天守閣(教育テレビ)

2008年11月02日 | 映像

教育テレビの「美の壺」は放送回数が100を越えて益々面白くなった。視聴者にマンネリを感じさせない堅実な番組である。日本の高度な「職人技」と「美意識」にはいつも驚かされる。

先週の「天守閣」特集は城好きの人ならば多分ご覧になったことだろう。もし見逃していたら、ぜひ再放送を録画してじっくり堪能して欲しいものだ。

「姫路城」

豊臣時代は「黒壁の城」が、徳川の世になってからは「白壁の城」が流行と、大まかな区分ができるのが興味深い。「松本城」の下見板には高価な黒漆が塗られているし、白鷺城とも呼ばれる美しい「姫路城」は漆喰に牡蠣殻灰を混ぜて光沢を出している。

「彦根城」

「彦根城」は黒壁と白壁をバランスよく配置して愛らしい雰囲気すら漂う。屋根の妻にある三角形の外壁部分を指す「破風(はふ)」が城の顔を決める。

「犬山城」

番組では出番の無かった「犬山城」を忘れてはいけない。天守閣ができた時期が先の城よりも古く、地味な印象なので採り上げられなかったのだろう。しかし、天守から雄大な木曽川を望む醍醐味がここにはある。

実際に現地へ足を運んで城郭巡りをしたくなった人は多いはずだ。紅葉の時期に国宝の城を見に行くのも楽しいと思う。

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歴史に好奇心-大江戸グルメ考-

2008年07月10日 | 映像
教育テレビの大江戸グルメ考を毎週楽しみにしている。徳川幕府初期の江戸は上方の食べ物や調味料の影響を強く受けていたが、次第に庶民が独自の食文化を作り出して行く。その発展の過程をわかりやすく解説している番組だ。

江戸で進化を遂げた「鰻の蒲焼き」「そば」「にぎりずし」は現在でも関東が主流である。「鰻」と「すし」に関しては江戸(東京)の仕事が全国に普及し、スタイルや味を含めて広い支持を集めている。

昔は拳大ほどだった「にぎりずし」が時代とともに段々と小さくなり親指くらいになっているのは面白い。今後「すし」はどのように変化するのだろうか。伝統の技をさりげなく見せる粋な職人が少なくなっているのはさみしいところである。

「すし」とは、単に酢飯の上に鮮度抜群の刺身を乗っけたものではないのである(笑)

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祖国は地獄だった

2007年10月12日 | 映像
NHKのドキュメンタリー『北朝鮮帰国船』を3度見た。二人の在日朝鮮人のインタビューを通して、帰国事業の軌跡を辿った作品である。

9歳で北朝鮮に渡ったキムさんは、人間以下の生活を強いられて脱北し、韓国に入り、再び日本に戻った。

元朝鮮大学副学長のパクさんは送り出した教え子の置かれている過酷な現状を見て罪の意識に長年苛まれた。北朝鮮の体制に疑問・矛盾をおぼえながらも、関係者の弾圧を恐れて心ならずもチュチェ思想を賛美した行為を恥じるばかりと語った。

ドキュメンタリーを要約すると以下のようになる。

・指導者を神格化することの愚かさと危険性
・社会主義建設の夢に燃えて帰国した在日朝鮮人は監視下に置かれ不自由な生活を送った
・帰国船が北朝鮮の工作活動に使われていることを知りながら、日米両政府は何ら手を打たなかった

貧困に喘ぎ、日本に見切りをつけて両親と新天地を目指して裏切られたキムさん、その顔に深く刻まれた皺は苦難の歳月を物語っていた。彼らは日本で暮らす祖母が送ってくれるお金や荷物で命をつないでいた。体制を表立って批判するのは犬死を意味した。

日朝両国に棄てられた民の存在を冷静に捉えた番組であった。

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セクシーボイスアンドロボDVD‐BOX

2007年09月21日 | 映像

「幻の第7話」を見たいがためにわざわざ購入したDVD。私と同じことをした人はどれくらいいるのだろうか。

ハンバーグ(HN)を演じるモロ師岡はファミレスで顔も知らない女性を7時間も待っていた。ひょんなことでナイフを手に取り、(自分の意思とは裏腹に)一海を人質にして立てこもってしまう。

ここからは漫才のような展開となり、メディアに向かって面をつけた各人が自分の秘めた想いをぶちまける。その後で一度食べたかったというハンバーグを味わい、犯人は自首し、ロボと二湖の家族は解放される。

エンディングで二湖のロボへの想いがさり気なく語られ、第8、9話の重要な伏線となる。放送中止となった第7話を見れば、二湖の唐突とも思えた「嫉妬心」がすんなり理解できるのだ。

そして彼女は自分の本当の気持ちを正確に伝えることができないまま、ロボが去って行くという切ない結末を迎える。

セクシーボイスアンドロボは噛めば噛むほど味が出てくるアタリメのようなドラマだった。

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釣り師VSカワハギ(NHK)

2007年09月11日 | 映像

カワハギ(=マルハゲ)は肝が美味しい。ウマヅラハギをカワハギという名称で出す店があるが、造りの味ではカワハギに遥かに劣る。

ハギはおちょぼ口をしており、なかなか釣れないことで有名だ。実際、腕のない私は釣ったことがないし、仲間が引きあげたのを見たのも僅か一回である。

カワハギ釣り名人は「一筋縄でいかないところを攻略するのが面白い」と語り、特殊な仕掛けを作り、餌取り名人に戦いを挑む。

名人は微妙な竿さばきでカワハギの上アゴに針を引っ掛けようとする。好物のアサリを下向きに啄ばんできたところで合わせるのがポイント。

知恵者は餌を少しずつかじる習性があり、飲み込んでからも餌を吐き出す裏技を使う。釣り師とカワハギの知恵比べを水中映像を通して見るところに新鮮味があった。

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桑田佳祐ライブ~風の詩を聴かせて~

2007年08月28日 | 映像
NHKの録画を観た。桑田佳祐さんが新旧のヒット曲を楽しそうに歌っていた。一昔前なら、ピー音が入るかカットになったような場面がいくつもあり、笑えた。コーラスの清水美恵さんが色っぽかった。

曲と曲の間に短編ドラマが挟まれる構成で、桑田さんは高所恐怖症のとび職、便所掃除のおっさん、冴えないギターの流しを演じていた。

中でも居酒屋の流しがはまっていた。客に「下手糞、帰れ!」とボロクソに言われて、一瞬落ち込むのだが、開き直ってコードを決める。その指使いが妙にしぶかった(笑)

学生時代に最もよく聴いた日本人アーティストはサザンである。ソロ活動になってからも桑田さんのCDは買っていた。「真夜中のダンディー」は今でも好きな曲で、たまにカラオケで歌っている。

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アームズ・コンサートでの大醜態(ジミー・ペイジ)

2007年05月30日 | 映像

1983年12月初旬に行なわれた公演のブート映像をYou Tubeで見ることができる。ヤードバーズの歴代ギタリストが一堂に会する点では貴重である。

ギブソンSGダブルネックを持ったペイジはインストの「天国への階段」を披露する。明らかにヤク中症状が出ており、汗だくである。自分の世界に入り込み、鼻水、よだれをダラダラと流して、ヨレヨレの踊りまで見せてくれる。目をそむけたくなる場面だ(笑)

分厚い唇を尖らせて弾くギターソロは無茶苦茶で、今にも失禁しそうな旧友を横から眺めたクラプトンが苦笑するシーンは本当に泣ける。

アームズ・コンサート(裏版)での三人を動物に例えてみよう。
ジェフ・ベック…獲物を狙う狼
エリック・クラプトン…痩せたドーベルマン
ジミー・ペイジ…脚を骨折して死を待つ駄馬

その後ペイジはライブエイド、アトランティック・レコード創立40周年記念コンサートでも醜態をさらし、過去の人となり、私の中で再浮上することは無かった。悲しい現実である。

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THE PREMIUM NIGHT / 井上陽水

2007年04月14日 | 映像

昨年の昭和女子大学人見記念講堂ライブのDVD。初っ端から陽水節全開である。彼の歌を聴いていると気持ちよくなる。少し眠けも伴うが、退屈なプログレのように熟睡することは絶対にない(笑)。

アンコールの“少年時代”と“傘がない”は目を閉じて聴いた。彼の詩は意味がないようで、実はある。それが一番の魅力なのではないだろうか。今年の夏、井上さんは我が街でコンサートをやる。4年ぶりだ。今日は前売りの一般発売日であった。

主催は悪名高き財団で、一般市民には最後尾辺りしか売らない。私は数日前プレイガイドの歳のいったアマに「あんたらはいつも我々にはクズ席しか売らんだろ、今回も同じか」と切り込んだ。

アマは痛いところをつかれて明らかに動揺していた。それで汚らしい内情を暴露した上で「コネがおありならば○◆☆▼さんでお買いになられたらどうでしょう」と言ってきた。意地の悪い私は答えた。「はなからそのつもりだ」と。アマの顔は引きつって、騒音おばさんのようになっていた。

アホ財団に入会金と年会費で3500円も払えるか。予定通り、別ルートでそこそこ良席を正規の値段で買った。少しは大阪ウドーを見習え、お前らが芸術文化振興という名前を掲げていること自体漫画だよ。

THE PREMIUM NIGHT(DVD)

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ダウンタウンヒーローズ

2007年02月19日 | 映像

旧制松山高等学校を舞台にした青春映画。原作を書いた早坂暁さんはこの学校の出身。山田洋次監督も一年だけ旧制山口高等学校に籍を置いている(学制改革で新制東大を受験)。

この二人がタッグを組んで、懐かしき良き時代をペーソスを交えて映像化した。ビデオを何度も見て、蛮カラ(※ハイカラの反対)の意味を理解した。黒マント・破帽・高下駄といった小汚いスタイルは明治期に作られた。流石に敗戦後の東京においては時代遅れの感は否めなかったようだが、地方の高校ではあっさり受け継がれていた。

ぎばちゃんはその天然記念物のような役を見事に演じ切った。主役の橋之助さんの方が影が薄いくらいだ。当たり前の話だが、皆若い。薬師丸さんのフェロモンがプンプン匂ってくる。

『貧しくとも 自由と希望はあった キラキラ輝く 青春の時』

それは私の時も同じだったと思う。広島という街は苦学生に優しかった。

DVD化の特典‥山田監督 自作を語る(約21分)
これが実にいい話だ。節操のない団塊世代に是非とも聞かせてやりたい。FREEDOMとLIBERTYでは全然意味が違うのだ(笑)。

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白い巨塔

2007年01月03日 | 映像
山崎豊子原作・田宮二郎主演の大映映画(白黒)を見た。クールな浪速大学助教授の財前五郎は胃噴門部癌切除手術の第一人者。マスコミに名医と持ち上げられ、定年退官を間近にひかえた第一外科の東教授から疎まれる。後任教授候補に強力な対抗馬:菊川を立てられ、学閥、派閥を巻き込んだいやらしい闘いに発展する。

産婦人科院長である舅の財前又一の力を借りて「金と押し」で着々と票固めを行い、決選投票の日を迎える。鵜飼医学部長が開票結果を読み上げるシーンは手に汗握る。16対14という激戦を制し、念願の教授の椅子をついに手に入れる。これほど「権力欲」「嫉妬」「憎悪」を露骨に描いた作品を他には知らぬ。

この問題作を初めて読んだのは高校時代である。財前の生き方には不思議と嫌悪感を抱かなかった。そうならざるを得なかった生い立ちに同情もした。岡山の老母に向けて「教授になる」と強い意志をしたためた手紙をお金と一緒に送る場面はジーンとくる。

山崎さんはその後続編を書いたが、これは蛇足であったと今でも思っている。

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SWEET TORONTO / JOHN LENNON

2005年12月07日 | 映像
1969年9月13日、カナダ・トロントでのプラスティック・オノ・バンドのデビュー・コンサート。



ほとんどぶっつけ本番でやったため、演奏は粗い。白いスーツを着たジョンががに股でシャウトするあたり、貫禄充分である。その横で控えめなギター・ソロを決めるエリック・クラプトン(若い)がカッコいい。「ヤー・ブルース」ではジョン、エリックの順でソロをとっており、個性の違いがよく分かる。ビートルズ末期のソロ活動の映像はとても貴重である。
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LIVE AT WOODSTOCK <A SECOND LOOK...>

2005年11月15日 | 映像
DISC TWOは白黒映像が主に使われている。それは当時22歳の学生アルバート・グッドマンがこっそり機材を持ち込み撮影したもの。画像が時々乱れるが、そんなのは別に気にならない、なにせ初めて見る映像なんだから。ジミ・ヘンドリックスが時折見せる笑顔、これには以前気がついていなかった。久々に後半の名演を堪能した。ラストの「ヘイ・ジョー」がしぶい。
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