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寮管理人の呟き

福山市地吹町の旭観音堂(その2)

新四国霊場第八十五番のお堂前には多数の石仏が並ぶ。そしてお堂と地蔵群の間にもう一つ力士の墓(浦の柗利太郎)が立っている。

力士(浦の柗利太郎)の墓

お堂を覘こうとすると鍵がかかっていた。お婆さんは「管理者が高齢になってしまって…防犯上こうするしかないとか」と話し始めた。

「最近、引ったくりなどが頻発して物騒ですよねー」

「ほんとそう。ここも賽銭泥棒が後を絶たないんで鍵をかけるようになったんですよ」

「罰当たりな奴がいるってのは本当なんですなー。嫌な時代だ」

戦前の教育を受けた女性は凛として品があった。そして私の質問に可能な限り答えようと記憶の糸をたぐって下さった。若い者に伝えておきたいという気持ちが湧き起こったようである。

鍵のかかった旭観音堂

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