武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

瞳(作品紹介・鉛筆560)と コロナウイルスの因果は?

2020-07-28 14:01:11 | Weblog

2019年のメモに手を加えて完成させた絵が貼られていました。

6Bの鉛筆で描かれています。

ふらりと現れた奇怪な妖怪は、そのやるせない表情が印象に残る。

ヒロクニさんが言う「俺は、シュールレアリスト。」という言葉が頭をよぎる作品です。

目も2つ描かれているし、珍しい作品かもと。

いつもの目の「ようなもの」が、たくさんある絵と違い、人の表情になっているところが珍しいのです。

6Bの鉛筆を2ダース買ったので、鉛筆作品に力が入るヒロクニさんなのでした。

 

我家の台所では、魔よけとして

↑アマビエのコピーを貼っています。

江戸時代に描かれたもので、プリミティーブで可愛いところが気に入っています。

ヒロクニさんは、「波がいいよな!」「江戸てぇのは、面白いねぇ。」と、この絵で愉快になっているようです。

魔よけと云うよりは、気に入った絵を貼っているという感じ。

我家の古い昭和感たっぷりの壁にマッチしています。

 

 

私は、世界でコロナウイルスの蔓延が続く中、何かメッセージがあるのではないか?と、

思う今日この頃です。

コロナウイルスが広がっている中、

アメリカでウイグル人権法が可決された。

私が知ったのは4日前なのですが、

イギリスのBBCでは、ドローンを使った撮影で、ウイグルの人達が並ばされて、

施設のようなところに押し込められる様子を写しながら、

中国大使を番組に呼んで、問い詰めるという、

イギリスならではの嫌味?ブラックジョークさながらの報道があった。

中国大使は、その映像を見ても、知らぬ存ぜぬを堂々と主張していた。

中国側は、銃をしっかり携帯している。

 

ツイッター等の情報で、清水ともみ氏が詳しいことを伝えてくれていますが、

女性は髪を切られ、丸坊主にされている。

これは、カツラの原料として使われ、その売り上げは中国共産党に。

ウイグル人達は、強制収容所に入れられ、労働を強いられる。

その上、臓器売買の為に簡単に殺されている。その売り上げはきっと莫大ななのだと思います。

蛮行というのは、他にも書ききれないくらいあるみたいで、恐ろしい。

 

チベットやウイグル人を民族浄化しているという情報は、10年ぐらい前から目にしていて、

私に何か出来ないか?と思って調べてみたが、東京が中心になっていて、

お話には参加できないし、寄付という道が残されたが、私の家の家計から出しても、

雀の涙程しか出来ないので、時々ブログに書くということをして来ました。

 

世界に猛威を振るうコロナウイルスも、ウイグルの人達の置かれている境遇も、

「命」ということでは、共通していると思うのです。

中国におもねって、報道でも大きく取り上げられることは全くありませんでしたが、

少しづつ世界に知られていきそうです。

私は、善良に普通に生きているのに、無意味に残虐に殺されたり、

金儲けのためだけに殺されていく時に、どんな気持ちになるのか?と考えた時恐ろしくなります。

そういう風に殺される人の無念の思いが、大勢の無念の思いが念となって、

コロナウイルスが研究所から、やはり中国から洩れたのだと思う。

世界に広がったというのも、やはり意味があって、

この情報社会の中、知っていながら世界は無視をしていたということも大きいと思う。

もちろん、日本も。

個々の人は、頑張っているので、私のような人もいろいろ事情を知ることが出来るのは感謝であります。

コロナウイルスの終焉は、ウイグルやチベットの人達の命の尊厳が復活する事と、

同時期になるのではないでしょうか?

コロナウイルスだけが収束して、ウイグル人への蛮行はそのままになるとは、考えにくい。

仏教の中に、「因果応報」という考えがありますが、

科学とはまったく違う「因縁」というものがあります。

この「因」が解決しない限り、ウイルスの収束は長引くと私は考えます。

私の考えが、絶対正しいとは思わないが、こういう考えもあると知って頂けたら、幸いです。

いつになく、真剣なのです。

 

庭では、やっと朝顔が咲きました。

↑薄い茶色のようなピンクの朝顔です。

 

↑下の方にも。

日照時間が少ないからなのか?

土に栄養をあげ過ぎたのか?

青い方の朝顔は、つるばかり延びて、つぼみを付けません。

朝顔も花を咲かそうと思ったら、育て方があるみたいです。

知らなかったわ・・・・。

 

コロナウイルスの影響で、やたら粉物を焼く癖が付きました。

「甘いものが食べたい。」と言われるが、外は雨だし、と思い作りました。

コップと、固めの紙で小さいサイズの型抜きを作って、ジャムクッキーです。

ジャムは、りんごとシナモンのジャム。

甘酸っぱさとクッキーのバターの香りがいい感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街を走る狐(マジックの作品559)と ヒロクニさんの仏像

2020-07-18 17:30:11 | Weblog

作品558で紹介したマジックの作品の続き。

こちらは、3枚渡された絵の2枚目。

この絵は、色鉛筆の部分は僅かで、ほとんどマジックを使用しています。

私としては、都会の中を、俊足で走る狐がいるような印象を受けます。

そして、夜。

マジックは描いた瞬間に線がくっきりとする画材です。

また、紙のすべりがよく速度を出すことができるようで、絵からもスピード感が出る。

アトリエでは、書き損じた紙くずが多量にありそうな・・・・。

マジックは、色が限定されているせいかポップな絵に仕上がるみたい。

 

 

「これ、いいものなんだね。」と言った。

そうしたら、反論が・・・・。

「いいとか、悪いとかそんなことを考えて作ったんじゃない!」と。

↓この作品のこと

これは、ヒロクニさんが陶芸の体験教室で作ったもので、仏像だそう。

最近、この仏像がテレビの前に置かれていて、

何気なくいつも見ることに。

私は、時々、

↓こんな風にして見ていた。

そして、据わりの悪い台座で、ヒロクニさんらしいわ。等と思っていて、

引越しの時に、荷物の頂点に、ちょこんとゴミ箱をのせたヒロクニさんを思い出していた。

安定感をぶっ壊す荷物の積み方の天才か?と思える行為を思いだしていたわけです。

しかし、ヒロクニさんは、私の一言から、長い独白に入ったようで、

「いちいち好いとか、悪いとか、考えながら作品を作っているわけじゃない。

そんなことばかり気にしていてどうする?」

「思考している延長の中から、出てきているものに、好いとか悪いとかはなくって、

そういう体験の中から、絵は出来てくる。」と。

私は、簡単にまとめましたが、実際は、ほんと長いし、言葉づかいが難しい。

哲学みたいなんです。

この話が終わってから、

「さほり、深い話をしよう。浅い話ばかりでは、この後の俺の絵の今後につながらないじゃないか。」

と、言われる。

ビクッとして、

「ちょっと今日は疲れているから、またにしましょう(汗・・)。」と。(冷汗、汗、汗・・・)

根気と忍耐の試される時なのであります。

その上眠くなる。

困ったものです。

 

↑2枚目のマスクを作りました。

以前作った紺色は、ちょっと飽きてきたので。

水色に緑、草木の模様です。

びっちりと刺繍するせいか、ヒロクニさんは、

「絨毯マスク」と呼びます。

「絨毯マスク」という呼び名が気に入ったのか、絨毯のように暑苦しいマスクをしているという発想が

面白いのか、「絨毯マスク」と言う度に、こんな面白いことがあるなんてという顔をして、笑っています。

(鳥の刺繍は、ハーフステッチで、めがね&ペンケースになる予定。)

変なことに嬉しそうになるヒロクニさんは以前にも。

私がぬか漬けの蓋をあけたらぬかの匂いが台所で広がった。

「ぬか漬けくさ~。」と、私の横で言う。

そして、「妻が、漬物臭いとかいうよね。」と。

ちらっと顔を見たら、凄く嬉しくて堪らないという顔をしている。

「すごく、嬉しそうな顔をしてどうしたの?」と言うと、

「妻が、ぬか漬け臭いって、とてもいいことなんだよ。」だって。

3回繰り返して、言い、すごく嬉しそうなんです。

たぶん、私の事を「ぬか漬け臭い女」と、からかいたかったのだと思います。

しかし、そんなことが、心から面白い良人。

82才にもなって、そんな人いるのかなぁ?と疑問に思う。

 

いつも、イタリアからのお料理とか風景のブログを楽しみにみているうちに、

ピザを作ってみました。なすとソーセージなんですけど。

イタリアだったら、いろんなチーズが手に入って美味しいのだろうなぁ~と思いながら。

ピザの台も、イーストがあるので自家製しました。

パンよりはるかに簡単に作ることが出来るのね!と発見。

ヒロクニさんも、気分が変わりワインが飲みたいと、日本酒からワインへ。

 

ヒロクニさんが、ピピにチュールをあげているところを写真に撮ってくれました。

ヒロクニさんの方を真剣に見ているピピです。

手を私の手に添えているところが可愛いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花火のような(作品紹介 558) と 庭のインパチェンス

2020-07-11 14:52:40 | Weblog

花火が上がっているような絵。

それもヒロクニさん流の変な花火。

こちらの絵は、昨日、「ちょっと遊びのものだけど、これ使って。」と、

3枚の絵を見せてくれました。

雨が続き、どんよりとした天気が続く毎日に、元気を注入という感じの作品です。

そんな絵を描くヒロクニさんは、元気溌剌か?と云えば、そんな事はないようで、

「寒い。」と言って、ガスストーブを点火させたりしていて、

私は、「何か暑くない?」と声をかけると、こっそりガスストーブを消しているのを目撃した。

いつものことなのですが、服装は、Tシャツと短パン。

これが、いつも間違っている。

それを指摘すると、ロングTシャツに、ラクダのパッチに着替えていました。

 

今日の絵は、マジックと色鉛筆で描かれています。

紙は、日記を付けていたノートを使用していて、“9(火)ヒロクニ 2016”は、

日記の文字で、製作年月日ではありません。

昨日描かれた絵です。

極々普通のマジックインキ(油性)を使用しているのですが、

線に勢いがあって、楽そうに描かれているところがいいかな?

いつも下書きをしないで、描きながら筆を進めるのが常なので、

失敗したら紙くずになるのですが、「見て。」と言いに来たという事は、

気に入っている絵なんだろうと思います。

私は、「花火のよう」と書きましたが、ヒロクニさんは、花火と思って描いたわけではないと思います。

その部分が、謎で、一番解き明かしたいところなのですが、

長雨と湿気で頭がボーとしていて、聞く気力と頭脳の準備が出来ていないので、

もうちょっと、いい状態の時にこの謎にせまってみようと思います。

色のせいか、ポップな印象で、この絵を見ていると、夏の到来を感じます。

我家の庭では、蝉が鳴き始めています。

雨が止んだら、暑い夏がやってくるのでしょう。

 

雨の日の紫陽花。

↑この種類は、遅咲きなのか、今咲いています。

 

↑夏の花、インパチェンス。

今年は、中央が白いものを選んでみた。

苗を買ってきてから、2度剪定して、枝の数を増やしてみました。

これで、1苗なのです。

 

↑長雨で、里芋が急成長。

インパチェンスは、アフリカの花なので、里芋の葉と写っていると、

ジャングルのようなイメージになっているから不思議。

街角などに、ヨーロッパの鉢に植えていると、ヒラヒラして、優雅な感じがしますが、

それとは違う雰囲気になりそう。

ミニトマトは、花がたくさん咲いて、鈴なりにトマトが成るのかなぁ~と思って、

観察していましたが、雨で受粉がうまくいっていないようで、

まばらに実を付けています。

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな灯かり(色鉛筆作品紹介557)と カバンいつまで作っているの?

2020-07-02 14:12:24 | Weblog

窓枠から星の灯かりが見える。

目を凝らしてみると、薄っすらと四角い、枠が描かれています。

この絵は、クレヨンで描いたのか?と思っていましたが、

色鉛筆のタッチが分からないくらい塗りつぶしてあります。

いつもの絵の感じと違い、「ちょっと、私を見ないで下さい。」と、隠れているような絵。

「俺の絵は、ドウだ!」という感じがなく、

「ドウだ」をパーセンテージで表すなら、30パーセントと判断しました。

この絵を見ていると、センチメンタルな淡い感傷的な気持ちになります。

どういう気持ちの時に、この絵を描いたのか気になります。

 

この「ドウだ率」というのは、赤瀬川源平氏のエッセーで語られていて、

例として、「叶姉妹なら、おっぱいドウだ!」で、おっぱいドウだ率は、100%と、説明してありました。

赤瀬川氏って、面白いこと考える人だなぁ~と、本を読み終えた後思いました。

(本のタイトルは忘れた・・・)

赤瀬川源平氏は、美術家でもあるのですが、文章もなかなか良くて、つい読んでしまいます。

ヒロクニさんのように、一枚の絵を描くというタイプではなく、

発想のユニークさが、持ち味で、軽快な発想が人を愉快にさせてくれるタイプの方。

ヒロクニさんも一目置いています。

ヒロクニさんと同じ、昭和12年生まれだったと記憶していますが、

近年亡くなられたようで、寂しく思っています。

「老人力」という本が、ベストセラーなったときがありましたが、その著者が、赤瀬川源平氏です。

「トマソン・路上観察」も、面白かったし、発想がいつも光っている方でした。

 

私の方は、やっと刺繍のカバンを仕上げました。

2ヶ月ぐらいかかったように思います。

↓それがこちら。

シックな感じの仕上がりになって良かったとホッとしています。

このどんぐり模様が気に入って図案を選びました。

自転車のかごにバッチリ入る大きさに作ってあります。

内側は、水色のリネンで袋状にしてあり、底板(ボール紙とプラスティック)もつくり布を張りました。

持ち手も、同じ布を4枚重ねにして縫って作った。

クルクルと4つに折りたたみ縫ったのです。

こんな風に丁寧にかばんを作ったのは、初めてです。

模様のアップは、

↓こちら。

間違えている箇所もありますが、あまり気にならない模様で助かっています。

クロスステッチの古典的な図案もたくさんあり、普通の刺繍もいいけど、

クロスステッチにも魅了されています。

 

しかし、我家のピピちゃんには、邪魔されました。

これは、底の部分の布を断っている時なのですが・・・・。

上に乗る。

 

↑その上、寝る。動かない。

そして、黒い布に、ピピの毛がびっしりと付くのであった。

ヒロクニさんからも、「今日は仕上がらないの?」と、毎日催促を受けるようになって、

この2匹から、早く終われと催促されているような感じである。

かまって欲しいのでしょうね。

 

↑庭では、里芋が成長してきています。

 

↑今年は里芋を多く植えました。

そろそろ土寄せをしないといけないのでは?と思っています。

左にの下の隅に見えるのは、朝顔。

昨年の夏は、朝顔が清々しかったので、新しい種類のものと、

昨年取っておいた、白とブルーの班入りの朝顔を育てています。

今年は、里芋の葉は大きくなるので、ジャングルのような庭になりそう。

 

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする