武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

武内ヒロクニのスクラップブックより(4ページ作品紹介501)

2018-09-30 17:00:00 | Weblog


ヒロクニさんから、「これに目を通しておいて!」とドサッと渡されたスクラップブック。
写真や切り取られた絵や、自作の絵が貼り付けられている。又、ドローウィングされていたり。
なかなか面白い。
作品として出すことを意識せず、自由奔放なところもよい。
私だけでなく、一緒に見たいと思い紹介します。



1ページ目。
左ページと右ページの白黒の写真は、エルンストとその恋人であったカリントンの写真が貼られています。
左に見える花の絵は、写真なので子供の描いた油絵。
中央は、宝塚市のブティックでミニ個展をした時のハガキ。
天井画を描いている時のヒロクニさん制作風景をハガキしたのを思いだしました。
下の写真は、阪急三ノ宮の西口の風景写真。(ヒロクニさん撮影)
右は、女性の写真にクレヨンで彩色されています。その上にアクリル絵具用のメディウムをかけています。

ヒロクニさんは、レオノーラ・カリントンの絵をひっそりと見ていて、明石にあったアトリエで
私に教えてくれたことが思い出されます。




2ページ目
左の男性の写真に鉛筆と黄色でドローウィングした写真を貼っています。
その上の流れるような曲線は、ゾンネンシュターンの色鉛筆画を貼り付け。
中央の青の縞の絵は、ヒロクニさんの絵。
右上は、ヒロクニさんがよく着たアメリカのTシャツのロゴ。(布)
その下の絵もヒロクニさんの絵。
その下の人が話している絵は、外国のコミックの絵のようです。

中央のヒロクニさんの絵が、はじけているので印象的に思いました。



3ページ目
左上はヒロクニさんが描いた絵だ。6Bの鉛筆で描かれている。
頭の上に歯ブラシが描き込まれているので、歯ブラシ女王なのか?
赤いところは、白で人物の顔がドローウィングされています。
右上は、私の顔写真だ。ずいぶん若い時のもの。
その下は、フランスのコミックの切り抜き。
色の面が同ページにあるので、統一感が出ているのが意外。
メチャクチャな感じ塗ってあるのに・・・・。



4ページ目
左の白黒写真は、ヒロクニさんがBOXヒコーキ堂を経営していた頃に、お店によく来た人であり、
親しくしていた人の写真。お店の中で撮影されたようです。
その下の切り抜きは、ドイツのバンドのメンバー。
たぶん、CANのメンバーでしょう。
右は、ヒロクニさんのコラージュ。しかし、ヒロクニさんの絵がほとんどで、
熊型の頭の上のみが、写真です。
赤い線が、可愛らしく素朴な感じ。


続きは次回にて。

それはそうと「スクラップブック」というものは、私も持っています。
気に入った写真や、絵、服、装飾品、なんでも心に引っかかったものをはるクロッキーブックが
あります。人が見るものではないので、気軽に貼っていって、気に食わなくなったものには、
その上に好きなものを貼って見えなくしたりしています。

最近、下田直子さんという手芸家を非常に素敵だと思って、次々借りています。
その方も、スクラップブックを作っていらして、スクラップの一部を紹介されているのを
見ました。たぶん、スクラップブックというのは、意外と持っている方は多いのかもしれないと
思いました。
ヒロクニさんのスクラップブックは、どういう気持ちでやっているのか
あらためて聞いてみようと思います。

下田直子さんのデザインでブックカバーを作ってみました。↓


お札入れのデザインだったので、布幅が全然違うので、少し柄を重複さし、
縦の長さも大きくしなくてはいけなかったので、柄の通り書き足してブックカバーの大きさにあわせました。
実のところは、ビジューを使われていましたが、雰囲気を壊さないようサテンステッチに変更しました。
麻昼晩の食事も食べなくてもいいというくらい集中して、刺繍にのめりこんでいました。


しかし、

植木の剪定もしなければならず、こちらも頑張っています。
これが、骨身にこたえるのです。身体は、使わない筋肉を使うせいかバキバキで、
心底疲れていました。その上、剪定ハサミも切れにくくなっていて挟んでいるのに
木曲がっているだけということもあり、のこぎりを持ち出して切っています。
台風が去ったら、また植木の剪定を頑張るのです。






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加筆された作品(色鉛筆画紹介500)と アトリエでのヒロクニ画伯

2018-09-19 20:03:39 | Weblog


この作品は、「2016年のを加筆」と裏に記されている。
以前紹介した作品「赤い街」という作品とよく似ている。赤と黒のストライプが共通している。
ピンクとブルーのコンポジションが、私には「ヒト型」に見え、街を闊歩しているように見えてしまう。
スキャンの加減で実物より、暗くなっているのが残念です。

メモを整理しているうちに、加筆して仕上げた作品の1枚。
ヒロクニさんの絵って、「まだ見ぬ絵画を」とおしゃってくださた方がいたが、
私も「こんな絵初めてみるなぁ~」と、つくづく思い、
これがヒロクニさんの個性というか、才能なのか?と感じいったのでした。

絵画でも手芸でもなんでもありなんですが、「才能」を発見した時は、ワクワクし、
気持ちが高揚してしまう私の幸せの瞬間です。
その後、それが、意思や技術、努力に支えられているのが、じわ~とわかってくると、
いっそう崇高な精神を感じるのです。

そういう時は、「ヒロクニさん、やるな!」と思い、嬉しくなっちゃう。


今日のヒロクニさんです。↓



右がかの有名な、ふとんが嫌いなヒロクニさんの押入れのベット。
私はいっさいタッチしない。余計なことを言うと怒るから・・・・。
冬用に毛100%の上等そうな押入れで寝る人にちょうどいい大きさの毛布を、
フリーマーケットで1000円で購入した。そうしたら喜んでいました。
(いつも行く、200円で着物が売っているお店でね。)
何故か上半身裸のヒロクニさん。
紙の状態を点検しているようです。




カクノトラノオの花が咲いています。↑
台風で、せっかく真直ぐ伸びていたカクノトラノオは、なぎ倒され横に倒れてしまい、
倒れた状態のまま花を付けています。

古典で、野分(台風)で、なぎ倒された「菊」の花の句を多く読みました。
まさにその情景です。カクノトラノオだけど・・・・・・。
酷暑のせいか、近所の方は、コスモスが咲かないと言っていました。
我家で苗を頂いて育てていましたが、茶色くなって枯れたり、成長する先の葉がなくなっていったりと、
花を付ける気配が見えません。ちょっと残念でした。



長雨、酷暑、台風、そして地震と続けざまに起こった災害に、ちょっと気落ちしていました。
そして阪神大震災で、右往左往して、経済的打撃を受けた我家は、転居の決心をして、
現在宝塚市に住んでいます。全身でどうすればいいか?考えていたと思います。
そんな事を急に思い出していました。











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階段を登る(作品紹介499)と クーラーとヒロクニさん

2018-09-02 17:07:43 | Weblog


この絵は、つい最近出来上がったもの。
絵の作風が統一されていないのが、ヒロクニ流なのか?

アトリエの描きかけの古い絵を整理していたらしく、ゴミ箱にどっさりと紙くずの山があった。
残すものと残さないものをより分けているらしい。
私が気に入っている絵もあるかも?と思うと、一緒にチェックできなかったことを悔しく思う。
ゴミ箱にある小さい作品を、拾って自分のものにしたときは、嬉しい。

何回もより分けをくぐって残っていた作品に、手を加えて出来上がったのがこの絵です。
(この絵は、マジックとアクリル絵具使用)

色が激しくて、驚いた。
階段を登っているような人物が描かれていて、絵の空間の構成が面白いなぁ~と。
やはり元気な感じが絵から伝わってくるので、不思議なもんだ!

当のヒロクニさんは、この夏はクーラーを入れて、なんとか制作の手を弛めず、続行。
そのかわり、クーラーが効き過ぎて寒くなると(私は快適なんですが・・・・・)、
「さほり、寒い・・・・」。
「さほり、寒い・・・・」。
「さほり、寒い・・・・」。
と、蚊のなくような声で言ってくる。
なんか、柱から顔を出して、「さほり、寒い・・・・」。と言われると、
別れ話を持ちだされた女性が、すがりつくような様子で、目がテンになりそう。
普通な感じで、言ってくれたらいいのに!と思う。
見たらクーラーの部屋でパンツ一枚である。
そりゃ寒いでしょう。
惨めな感じで「さほり、寒い・・・・」。という姿を見ると、「これが私の良人か・・・・」と、
ガックっときます。


しかし、出来上がっている絵は力強かったりするから、ほんと不思議!


絵の制作をしている傍らで、ヒロクニさんのかける音楽を聴いています。
「ファンキーなジャズを聴きたい」と言われた時に、同時に買ったCD。
こちら↓


私は、「ファンキーなジャズ」よりこちらが好きみたい。
Erroll Garner の easy to love。
ウッディ・アレンの映画を見ているようで、落ち着いた感じがいいみたい。
ニューヨークの街。秋のニューヨークの美しい映像が頭に浮かぶ。
独特のあのシニカルなジョーク。いつもクスクス笑って観た記憶がある。

ヒロクニさんとも一緒に観ようと思い勧めたが、ヒロクニさんには面白みが分からないらしく、
何処かへ行ってしまう。「カイロ紫のバラ」も好きな映画だが、男が妻に「早く飯作れ!」というシーンで、
「嫌な男だねぇ~」。と言っただけ。
自分も私に時々似たようなこと言っているのになぁ~????と不思議。変なヤツ。

僕も映画をさほりに勧めるぞ!と勧められて見たのは、西部劇でした。
西部劇は、名画がたくさんあり楽しめました。
西部劇は、ヒロクニさんの真髄であったようで、健康的な一面を知り、意外な感じがした。
暮らしていて、意外性もありなんか面白い人です。


音楽を聴きながら、マットを編んでいました。
残り糸でいつも縞模様をするしか考えなかったのですが、初めてデザインと色を
考えてから作りました。ヒロクニさんに好評です。


十字模様が1つ抜けているのは、茶色系の刺繍糸がなくなってしまい、
代用できそうな色を思いつかなかったから。
茶色の糸を買ったら、チェーンステッチで6本どりにして刺したら完成。

下田直子さんの編み物から、ヒントを得て刺繍をしました。



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