たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

一般質問が終わりました。

2016年06月27日 | 長野県議会

 6月16日から開催されている6月定例県議会は、24日一般質問が終わりました。
 一般質問では33人の議員が質問し、その内容の主の項目は多かった順に、地震対策、大北森林組合の補助金不正受給問題、「子どもを性被害から守る
条例」、保育士・介護士の人材確保、文化振興策、松食い虫対策等でした。

 私は24日に10分の持ち時間で、中期総合計画と基本計画の議決等に関する条例の見直し、県立高校施設の格差是正、長野市北部東外環状線の整備促進について質問を行いました。
 この内、中期総合計画と基本計画の議決等に関する条例の見直しでは、執行部と議会が共同のテーブルで検討し「知事は基本計画を策定しなければならない」規定等を行うべきと求めたのに対し、知事は「考えたい」とし、県立高校施設の格差是正では、長野工業高校にテニスコートがなく7キロ以上離れたコートに自転車で通わせているのは不公平との指摘に、教育長は「引き続き学校と良く相談しながら対応を検討したい。当面は生徒の負担軽減について具体的手立てを考えて行きたい。」としました。
 また、東外環状線の整備促進では、5年以内に開通出来るよう早期整備のため確実に予算が確保できるよう長野国道事務所と連携し強く国に求めて欲しいとの問いに、建設部長は「国への要望は、今まで以上に積極的に行う。県道三才大豆島中御所線の落合橋~エムウェーブ間は、来年度より調査に着手したい。」としました。
 
 なお、私の一般質問の最後に、大北森林組合の補助金不正受給問題で、今議会に提案されている補正予算案に疑問があるとして、次の趣旨の指摘を行いました。
 それは、今議会に予算案を計上したのは、国庫返還金の増額が見込まれるので早く返還したいとしているが、大北森林組合からの補助金返還期限を7月末と県がしているのに、なぜ、その前に予算を計上するのか。
 国に返還するのは何時なのかも明らかになっていない。9月県議会では間に合わないのか。
 大北森林組合が現在見直しを行っているとする返還計画がまだ決まっていない中で、今回の予算案について議会は「白紙委任」しろと言っている様なもの。
 林務委員会では、この問題について集中審議を予定しているが、今、私が指摘した点について執行部は、まず冒頭に明確にして欲しい。
 今回提案されている予算については、もしかすれば、40年・50年と長引く可能性のある内容であり、恐らくこの議場にいる議員は、その頃は誰もいないと思うが、しかし、それだけに今回の議案は、将来に渡って今いる議員の責任が問われているということであり、そのことを担保する仕組みも確立する必要があることを申し上げました。
 終わってみれば、残り時間1秒でした。

 この日は、一般質問終了後は、公安委員会委員の選任と県議会議員選挙区等調査特別委員会設置に関する決議や、議員提案の7つの意見書を可決しました。
 この意見書の内、私達会派からは「地方財政の充実・強化を求める意見書」「義務教育の充実を求める意見書」「保育士の確保対策の更なる充実を求める意見書」を提案し全会一致で可決されました。

 6月27日から3日間は各常任委員会が行われますが、私の所属する県民文化健康福祉委員会では、今議会に提案された「子どもを性被害から守る条例案」についての集中審議が行われる予定です。 

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