腹もふくれたので、そろそろつぎの場所へ。
時計を見ると、そろそろ夜の8時。地下鉄駅のあるボンダイジャンクションの駅にバスで向かう。
そこから地下鉄に乗りキングスクロスへ。シドニー版(SUICA)のオパールカードは、日曜日に
こそ最大のメリットがある。一日2,5ドル(およそ250円)でバス、地下鉄、郊外への鉄道まで
乗り放題という大盤振る舞い。作るのもタダ。残ってしまった場合、返金出来ないのが難点だが、
そこは小まめにチャージをすればクリアできる。物価の高いシドニーでは、数日の旅行者でも、
絶対、購入すべきアイテムだと思う。
キングスクロス。
ひと昔前、南半球最大の歓楽街と謳われた場所。安宿も多く、バックパッカー御用達の街だった。
当然、お世話になった場所で、思い出も多い。
ただ南米から来た者にとって、当時から南半球最大の歓楽街とは、ちょっと大袈裟な気がしていた。
今回、久しぶりに来て、さらに控えめになってしまった印象がぬぐえない。もはや歓楽街などとは
言えないレベルだと思う。
それでも飲み屋やセクシーショップのいくつかは健在で、水っぽい街なのは確か。歩いていると、
すぐにアボリジニの飲んだくれ男に5ドルせがまれる。立ちんぼらしき女性も数人いた。
昔、夜になると閉まる店のシャッター前に布を敷き、アクセサリーを並べて売っていた。当時、
オーストラリアで人気だったオージーバンド「ACDC」のバッジは、2ドルで良く売れた。
5つ売れると1日の宿代が出た。
当時の店の前に行ってみたが、今は違う店になっていてちょっと残念。
テイクアウトでコーヒーを買って、キンクロの中心近くにある公園でしばしブレイクタイム。
26年前、確かにあの店の前にアクセサリーを並べて座っていた。一つ売れると、うれしかった。
雨の日は一つも売れない日もあった。
けれど、どういう訳か不安もなく楽しかったし、明日は、もっと楽しいことがあると思って過ごし
ていた。今では、到底、そんなふうには思えないけれど。
若さというのは、楽観的なのか思考がポジティブなのか、どうなんだろう?
時計を見ると9時過ぎ。けれど、すでに深夜の雰囲気。
シドニーの夜は、結構、早い。
つづく。
時計を見ると、そろそろ夜の8時。地下鉄駅のあるボンダイジャンクションの駅にバスで向かう。
そこから地下鉄に乗りキングスクロスへ。シドニー版(SUICA)のオパールカードは、日曜日に
こそ最大のメリットがある。一日2,5ドル(およそ250円)でバス、地下鉄、郊外への鉄道まで
乗り放題という大盤振る舞い。作るのもタダ。残ってしまった場合、返金出来ないのが難点だが、
そこは小まめにチャージをすればクリアできる。物価の高いシドニーでは、数日の旅行者でも、
絶対、購入すべきアイテムだと思う。
キングスクロス。
ひと昔前、南半球最大の歓楽街と謳われた場所。安宿も多く、バックパッカー御用達の街だった。
当然、お世話になった場所で、思い出も多い。
ただ南米から来た者にとって、当時から南半球最大の歓楽街とは、ちょっと大袈裟な気がしていた。
今回、久しぶりに来て、さらに控えめになってしまった印象がぬぐえない。もはや歓楽街などとは
言えないレベルだと思う。
それでも飲み屋やセクシーショップのいくつかは健在で、水っぽい街なのは確か。歩いていると、
すぐにアボリジニの飲んだくれ男に5ドルせがまれる。立ちんぼらしき女性も数人いた。
昔、夜になると閉まる店のシャッター前に布を敷き、アクセサリーを並べて売っていた。当時、
オーストラリアで人気だったオージーバンド「ACDC」のバッジは、2ドルで良く売れた。
5つ売れると1日の宿代が出た。
当時の店の前に行ってみたが、今は違う店になっていてちょっと残念。
テイクアウトでコーヒーを買って、キンクロの中心近くにある公園でしばしブレイクタイム。
26年前、確かにあの店の前にアクセサリーを並べて座っていた。一つ売れると、うれしかった。
雨の日は一つも売れない日もあった。
けれど、どういう訳か不安もなく楽しかったし、明日は、もっと楽しいことがあると思って過ごし
ていた。今では、到底、そんなふうには思えないけれど。
若さというのは、楽観的なのか思考がポジティブなのか、どうなんだろう?
時計を見ると9時過ぎ。けれど、すでに深夜の雰囲気。
シドニーの夜は、結構、早い。
つづく。