【四国旅行記1】旅行から戻りましたので、旅行記をアップしていきます。長くなると思いますが、ご覧ください。
●なぜ今、四国へ?
四国へは2度行ったことがあったが、最後に訪れてから5年ほど経つから、久々に行きたかった。
僕の場合、ぜひとも3月に行きたかったのだが都合が合わず、やっと今回機会に恵まれた。
なぜ3月に行きたかったのかというと、誕生月だから。JR四国では、誕生月の連続する3日間、同社全線のグリーン車が1万円で乗り放題になる「バースデイきっぷ」を発売しているのだ。僕は3月生まれだから、四国に行くなら3月というわけ。
●四国までどうやって行く?
四国では乗り放題だから、瀬戸内海を渡るまでをいかに安く上げるかが問題。
秋田から四国へ行く手段は、僕は飛行機は考えてないから、JRで行くとして、岡山から瀬戸大橋で香川県へ渡るルート。過去2回もそうしていた。
でも、そのルートでは、新幹線の移動距離が長くて、費用もけっこうかかる。
それならばフェリーを使えばいいのかとか調べたが、神戸から淡路島を通って徳島へ渡る高速バスが早くて安くて便利なことが分かった。
鉄道でなくバスを使うのは僕としては珍しいし、最初に踏み入れる四国の地が香川でなく徳島県というのが意外だったが、時間と費用がだいぶ節約できるので、次のようにきっぷを手配した。
・秋田から「周遊きっぷ・京阪神ゾーン」を使って、神戸市の舞子駅まで
秋田-京都間の運賃が、普通きっぷの2割引
京都以西は普通列車の移動になるが、「新快速」は速いので問題なし
・「高速舞子」バス停-徳島駅間は、高速バス「阿波エクスプレス神戸号」
この高速バスは、新幹線新神戸駅や在来線三ノ宮駅周辺も通るが、そこで乗り降りすると若干料金が高くなる。本州側最後のバス停である「高速舞子」を利用すればさらに安い。
周遊きっぷでは、三ノ宮駅よりもさらに西の明石駅まで乗り降り自由だから、高速舞子バス停最寄りの舞子駅まで行っても料金は同じ。これを使わない手はない。
・高速バスはネット割引&早期割引
JRバス系の「高速バスネット」という予約サイトがある(「発車オーライネット」とは別)。
阿波エクスプレスの場合、ネット予約・事前決済すれば料金が2%引き、さらに2週間前に予約すれば20%引き、1週間前で10%引きと大変お得。早めに予約すれば往復でも5000円以下。
プリンタで「乗車票」を印刷して持参(もしくは携帯電話画面表示)すれば、窓口やコンビニに出向く必要もない。
つまり、神戸まで行ってしまえば、プラス5000円程度で四国(徳島)に行かれてしまうということだ。
【2021年5月8日・その後、いろいろ調べて考えて、いつかの次回来訪時のため追記】
和歌山~徳島の南海フェリーが運航されている。時間、費用的には大差なさそうだし、和歌山観光やゆったり船旅も良さそう。JRの周遊きっぷがなくなり、JRで長距離乗って運賃(の割引)をかせぐ必要もなくなったので、次はこれかな。
●ということで出発
太平山と日赤病院。秋田市内の田んぼは雪が消えていた
内陸に入り、角館付近では、
田んぼはまだ真っ白
旅行中には、秋田市内でも再び雪が積もったそうだ。
途中は省略して、
山陽本線・舞子駅に到着
舞子駅は、神戸市の西端、明石市寄りにある駅。「新快速」は停車しないので、京都・大阪方面から向かう時は三ノ宮駅または神戸駅で「快速」か「普通(各駅停車)」に乗り換える必要がある。
上の写真の駅名標の右隣にも表示があるし、駅到着時には車掌も「高速バスはお乗り換えです」と案内があり、正式に高速バス乗り換え場所として扱われている。
なお、JRの駅の隣には、山陽電鉄の「舞子公園」駅もある。
駅の上から明石海峡大橋と淡路島
この駅は、淡路島に渡る高速道路の明石海峡大橋のたもとの真下にある。そして駅真上の高速道路上に、バス停がある。
駅からバス停へは案内に従って行けば迷うことはないが、橋の上まで上るので、駅から10分弱かかった。また、きっぷ売場はない(一部路線は舞子駅のみどりの窓口などで購入可能)。
駅から明石海峡大橋と反対側を見る
X字型のがエスカレーター。中央の縦線がエレベーター。上のガラス張りのフロアに待合ベンチやトイレ、自販機がある。さらにその上がバス乗り場。
長いエスカレーター
この明石海峡大橋-淡路島-大鳴門橋のルートは、関西各地と淡路島内・四国各地を結ぶ高速バスの幹線になっている。
四国方面の時刻表
松山や高知に行くバスもあるし、ここを通過する便もあるから、ひっきりなしに高速バスが走っている。
徳島方面。複数のバス会社により1時間に何本も運行されている
乗り場は、上り車線と下り車線で車線を挟んで分かれているので、注意が必要。(素直に歩けば間違うことはないと思うが)
神戸側はトンネル。下り線側には乗り場前にも待合室がある
「舞子トンネル」と明石海峡大橋の間のわずかな部分がバス停。高速道路会社の名称としては「舞子バスストップ」だが、バス会社では「高速舞子」と呼称している。
淡路島側。橋がすぐそばに見える
下り側乗り場には、警備員風の服装でハンドマイクを持った係員がいて、トンネルから出てくるバスを見ては「××行き○○号が到着でーす」と教えてくれていた。
予約した便が到着
僕は予約して本格的な高速バスに乗るのが初めてで、しかも途中停留所からの乗車でやや不安だった。
この阿波エクスプレス号は、全席指定だが、空席があれば飛び込みで乗ることもできる。運転士が降りてきて「予約している方から先にどうぞ」とのことなので、乗車券と決済したクレジットカードを提示(カードはあまり見てないようだったが)すると、乗車券にスタンプを押してくれた(降車時に回収される)。荷物をトランクに預けたければ、申し出れば開けてくれる。
関西-徳島間のバスは、複数のバス会社が運行しているが、2グループに分かれて共同運行(予約や往復割引が共通でできる)している。1つは阪神バス・徳島バスなどの民間バス会社勢で、もう1つが今回利用した「阿波エクスプレス」。西日本ジェイアールバス・ジェイアールバス四国バス・本四海峡バスの3社で運行している。今回乗った便は、本四海峡バス担当便。同社は、明石海峡大橋開通に伴う、船舶関係者の離職対策として設立された企業だそうだ。
高速舞子からは5人くらい乗ったが、予約なしの人もいた。高速舞子以後は降車専用になるが、座席は7割方埋まっており、盛況。
発車してすぐ、世界最長の吊り橋(3911メートル)の明石海峡大橋をあっという間に渡り、淡路島へ。
竹林や段々畑が多い淡路島内。島とは思えないほど大きい
40分強かかって島を抜け、1629メートルの吊り橋、大鳴門橋を渡って徳島県へ。大鳴門橋からは渦潮らしきものが見えたが、それは後日ご紹介。
徳島駅まではさらに30分ほどかかるが、途中の3か所のバス停で降りていく人も多かった。その1つには運転手付きの黒塗り自動車が待っており、バスを降りた男性と付き人が乗っていった。企業の重役か自治体の首長かなんかだろうか。そういう人も利用するほど、この高速バスは浸透しているんだ。
徳島市内に入って渋滞していたが、ほぼ定刻で徳島駅前に到着。
徳島駅前。ヤシの木が南国らしい
約1時間半の高速バスの旅だった。隣の席にも人がいて、やっぱり窮屈ではあったが、まあ快適だった。あっけなく四国に来てしまったという感じだが、初めて訪れた徳島市が興味深い。
続きます
●なぜ今、四国へ?
四国へは2度行ったことがあったが、最後に訪れてから5年ほど経つから、久々に行きたかった。
僕の場合、ぜひとも3月に行きたかったのだが都合が合わず、やっと今回機会に恵まれた。
なぜ3月に行きたかったのかというと、誕生月だから。JR四国では、誕生月の連続する3日間、同社全線のグリーン車が1万円で乗り放題になる「バースデイきっぷ」を発売しているのだ。僕は3月生まれだから、四国に行くなら3月というわけ。
●四国までどうやって行く?
四国では乗り放題だから、瀬戸内海を渡るまでをいかに安く上げるかが問題。
秋田から四国へ行く手段は、僕は飛行機は考えてないから、JRで行くとして、岡山から瀬戸大橋で香川県へ渡るルート。過去2回もそうしていた。
でも、そのルートでは、新幹線の移動距離が長くて、費用もけっこうかかる。
それならばフェリーを使えばいいのかとか調べたが、神戸から淡路島を通って徳島へ渡る高速バスが早くて安くて便利なことが分かった。
鉄道でなくバスを使うのは僕としては珍しいし、最初に踏み入れる四国の地が香川でなく徳島県というのが意外だったが、時間と費用がだいぶ節約できるので、次のようにきっぷを手配した。
・秋田から「周遊きっぷ・京阪神ゾーン」を使って、神戸市の舞子駅まで
秋田-京都間の運賃が、普通きっぷの2割引
京都以西は普通列車の移動になるが、「新快速」は速いので問題なし
・「高速舞子」バス停-徳島駅間は、高速バス「阿波エクスプレス神戸号」
この高速バスは、新幹線新神戸駅や在来線三ノ宮駅周辺も通るが、そこで乗り降りすると若干料金が高くなる。本州側最後のバス停である「高速舞子」を利用すればさらに安い。
周遊きっぷでは、三ノ宮駅よりもさらに西の明石駅まで乗り降り自由だから、高速舞子バス停最寄りの舞子駅まで行っても料金は同じ。これを使わない手はない。
・高速バスはネット割引&早期割引
JRバス系の「高速バスネット」という予約サイトがある(「発車オーライネット」とは別)。
阿波エクスプレスの場合、ネット予約・事前決済すれば料金が2%引き、さらに2週間前に予約すれば20%引き、1週間前で10%引きと大変お得。早めに予約すれば往復でも5000円以下。
プリンタで「乗車票」を印刷して持参(もしくは携帯電話画面表示)すれば、窓口やコンビニに出向く必要もない。
つまり、神戸まで行ってしまえば、プラス5000円程度で四国(徳島)に行かれてしまうということだ。
【2021年5月8日・その後、いろいろ調べて考えて、いつかの次回来訪時のため追記】
和歌山~徳島の南海フェリーが運航されている。時間、費用的には大差なさそうだし、和歌山観光やゆったり船旅も良さそう。JRの周遊きっぷがなくなり、JRで長距離乗って運賃(の割引)をかせぐ必要もなくなったので、次はこれかな。
●ということで出発
太平山と日赤病院。秋田市内の田んぼは雪が消えていた
内陸に入り、角館付近では、
田んぼはまだ真っ白
旅行中には、秋田市内でも再び雪が積もったそうだ。
途中は省略して、
山陽本線・舞子駅に到着
舞子駅は、神戸市の西端、明石市寄りにある駅。「新快速」は停車しないので、京都・大阪方面から向かう時は三ノ宮駅または神戸駅で「快速」か「普通(各駅停車)」に乗り換える必要がある。
上の写真の駅名標の右隣にも表示があるし、駅到着時には車掌も「高速バスはお乗り換えです」と案内があり、正式に高速バス乗り換え場所として扱われている。
なお、JRの駅の隣には、山陽電鉄の「舞子公園」駅もある。
駅の上から明石海峡大橋と淡路島
この駅は、淡路島に渡る高速道路の明石海峡大橋のたもとの真下にある。そして駅真上の高速道路上に、バス停がある。
駅からバス停へは案内に従って行けば迷うことはないが、橋の上まで上るので、駅から10分弱かかった。また、きっぷ売場はない(一部路線は舞子駅のみどりの窓口などで購入可能)。
駅から明石海峡大橋と反対側を見る
X字型のがエスカレーター。中央の縦線がエレベーター。上のガラス張りのフロアに待合ベンチやトイレ、自販機がある。さらにその上がバス乗り場。
長いエスカレーター
この明石海峡大橋-淡路島-大鳴門橋のルートは、関西各地と淡路島内・四国各地を結ぶ高速バスの幹線になっている。
四国方面の時刻表
松山や高知に行くバスもあるし、ここを通過する便もあるから、ひっきりなしに高速バスが走っている。
徳島方面。複数のバス会社により1時間に何本も運行されている
乗り場は、上り車線と下り車線で車線を挟んで分かれているので、注意が必要。(素直に歩けば間違うことはないと思うが)
神戸側はトンネル。下り線側には乗り場前にも待合室がある
「舞子トンネル」と明石海峡大橋の間のわずかな部分がバス停。高速道路会社の名称としては「舞子バスストップ」だが、バス会社では「高速舞子」と呼称している。
淡路島側。橋がすぐそばに見える
下り側乗り場には、警備員風の服装でハンドマイクを持った係員がいて、トンネルから出てくるバスを見ては「××行き○○号が到着でーす」と教えてくれていた。
予約した便が到着
僕は予約して本格的な高速バスに乗るのが初めてで、しかも途中停留所からの乗車でやや不安だった。
この阿波エクスプレス号は、全席指定だが、空席があれば飛び込みで乗ることもできる。運転士が降りてきて「予約している方から先にどうぞ」とのことなので、乗車券と決済したクレジットカードを提示(カードはあまり見てないようだったが)すると、乗車券にスタンプを押してくれた(降車時に回収される)。荷物をトランクに預けたければ、申し出れば開けてくれる。
関西-徳島間のバスは、複数のバス会社が運行しているが、2グループに分かれて共同運行(予約や往復割引が共通でできる)している。1つは阪神バス・徳島バスなどの民間バス会社勢で、もう1つが今回利用した「阿波エクスプレス」。西日本ジェイアールバス・ジェイアールバス四国バス・本四海峡バスの3社で運行している。今回乗った便は、本四海峡バス担当便。同社は、明石海峡大橋開通に伴う、船舶関係者の離職対策として設立された企業だそうだ。
高速舞子からは5人くらい乗ったが、予約なしの人もいた。高速舞子以後は降車専用になるが、座席は7割方埋まっており、盛況。
発車してすぐ、世界最長の吊り橋(3911メートル)の明石海峡大橋をあっという間に渡り、淡路島へ。
竹林や段々畑が多い淡路島内。島とは思えないほど大きい
40分強かかって島を抜け、1629メートルの吊り橋、大鳴門橋を渡って徳島県へ。大鳴門橋からは渦潮らしきものが見えたが、それは後日ご紹介。
徳島駅まではさらに30分ほどかかるが、途中の3か所のバス停で降りていく人も多かった。その1つには運転手付きの黒塗り自動車が待っており、バスを降りた男性と付き人が乗っていった。企業の重役か自治体の首長かなんかだろうか。そういう人も利用するほど、この高速バスは浸透しているんだ。
徳島市内に入って渋滞していたが、ほぼ定刻で徳島駅前に到着。
徳島駅前。ヤシの木が南国らしい
約1時間半の高速バスの旅だった。隣の席にも人がいて、やっぱり窮屈ではあったが、まあ快適だった。あっけなく四国に来てしまったという感じだが、初めて訪れた徳島市が興味深い。
続きます
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