まず、先日の大町通りの悪路のその後。
昨日と一昨日は不明だが、今日の午後に通ると、
路面が出ている!
雪山はそのままだし、路肩に雪が残っている場所(これは駐車車両がいて作業できなかったのかも)もあるものの、これなら通行にさほど支障はない。
なんで、もっと早くこれができなかったのだろう。繰り返すけれど、ここは主要なバス路線であり、観光客なども歩く秋田市の顔の1つなのだから。
ここから本題。
駅の改札口のそばには、駅周辺の地図が出ていることが多い。
駅舎の外にある地図は、地元自治体が設置していることも多いが、周辺の店やホテルの広告付きで構内にある地図は、とある民間企業が独占的に設置しているそうだ。
「表示灯株式会社」という企業が、「駅周辺案内図NAVITA(ナビタ)」というブランドで、全国約2300の駅に約2700台を設置している(公式ホームページより)。
JR秋田駅では、中央改札口の真向かいに、自由通路を向いて設置されている。新幹線改札を出てまっすぐ、秋田市観光案内所のドアの左隣。
日曜日に、秋田駅のNAVITAが、新しくなっていることに気づいた。(もっと前から変わっている可能性もある)
以前は、内側から照明が灯るタイプの地図だったが、新しいものは印刷した板を貼っただけみたいで、グレードダウンした気もする。ここは夜でも明るいからこれでいいだろうし、節電の意図もあるのかもしれない。【31日訂正】改めて見たら、従来と同じあんどんタイプだった。写真撮影時は照明が消えていたようにも見える。点灯していても、あまり明るくない。色あいのため暗く見えるのか、あるいは節電やバリアフリー的な配慮で輝度を下げたのかもしれない。
やはり「NAVITA」
企画/制作が表示灯株式会社で、電話番号は仙台の市外局番。
「色覚バリアフリー」対応で、2012年10月現在の地図データということのようだ。
この地図を、ちょっと見てみたい。
まず、地図を見て戸惑ったのが、南が上であること。
北が上である、紙やネットの地図を見慣れていると違和感があるが、設置場所と方位を合わせる(左が東で右が西)ためには、こうしないと分かりづらくてしょうがないから、これはこれで正しい。
次に、地図の範囲。
秋田駅が地図の中央にあるのではなく、左に寄っていて、駅の西側が広く取られている。
これは、秋田駅の西側のほうが各種施設が多いという、実情に即したものであり、また、広告媒体でもあるこの地図の特性上、当然だろう。
南北方向は、秋田駅がわずかに中央より北(下)寄りにある。
掲載範囲は東西4キロ、南北3キロほどか。
更新前の地図はどんなのだったか印象が薄いけれど、もう少し狭い範囲だった気がする、全国的に他の駅の地図と比較しても、駅の地図にしてはかなり広範囲が掲載されている。
秋田駅はずっと向こう
東端は、秋田中央道路の地下トンネル出入口。北東角には秋田大学手形キャンパス(上の写真「NAVITA」ロゴと重なる)。
北端は、県立秋田北高校や秋田大学附属学校の敷地をかすめる。北西端は秋田市立体育館。
西端は臨海十字路の秋田朝日放送。南西は市立川尻小学校や総社神社。南端は、茨島交差点、ハローワーク秋田、イオン(秋田中央店)が掲載されている。
歩いて行かれる距離でない場所も掲載されているのに、バス路線やバス停の表示はない。
地図の右上
地図の右上(=南西角)には、小さく「秋田駅東口案内図」という、駅北東側の地図が別に出ている。どうなら左側にあったほうが気づきやすいと思うけれど。このために大きい地図の「若葉町交差点」付近が隠れている。
東口案内図は、市立東小、城東中、ノースアジア大、秋大本道キャンパス(医学部)、広面小、秋大手形キャンパスなどが範囲。
そして、掲載されている施設など。
地図の性格上、ホテルや店舗、病院などがよく掲載されるのは分かるし、それらで掲載されないのは、各施設等が広告を出さなかったからかもしれない。しかし、広告とは関係ない公共施設などを中心に、間違いや紛らわしい表記が少なくないのが、気になる。
なかいち周辺にもいくつかのツッコミどころが…
気づいたものを、以下に列挙。
・旧名称、移転した施設を掲載するなど、明らかな間違い
「秋田警察署」→2005年に秋田中央警察署、「市水道局」→2005年に秋田市上下水道局、「県小児療育センター」→2010年に県立医療療育センターとなって移転、「秋田市交通局(正しくは同東営業所)」→2001年に中央交通秋田東営業所→2011年で廃止・解体
茨島交差点、秋田年金事務所前、秋田県商工会館前などの撤去された横断歩道橋を記載
日銀秋田支店の北隣(下)は、秋田ニューシティ跡の更地だが、建物が描かれている(上の写真参照)
・ちぐはぐな掲載、情報の不足
名称がないホテルは広告を出さなかったのだろうが、「H」のマークは基本的に付いている。一方で、それなりの規模のビジネスホテルなのに「H」マークすらないものがある。
例えば、秋田市中心部には「ホテルパールシティ」が3つもあるが、「秋田竿燈大通」には「H」マークがあるのに、他の2店舗には印がない。
いずれにしても、旅行客がいちばん見ると思われる地図なのに、ホテルの名称が書かれていなくては、意味がない。
他にも、「日銀秋田支店」「秋田信用金庫 本店」や各郵便局はあるのに、秋田銀行や北都銀行の本支店は完全無視。
「秋田魁新報社」「AKT秋田テレビ」「AAB秋田朝日放送」の各本社(それにNHK秋田局もたぶん【31日追記】NHKも表示されていた)は表示があるのに、「ABS秋田放送」「FM秋田」は無視。
「山王十字路」以外の主要な交差点名(臨海十字路、茨島交差点など)が表示されていない。
・若干ふさわしくない(より正しい表記がある)もの
「市赤レンガ郷土館」→赤れんが郷土館、「木内デパート」→今やデパートではない、エリアなかいちのうち商業施設棟だけを「エリアなかいち」と表示。
秋田県立・県営の施設(秋田市立でも同様)の名称が、「秋田県~」だったり「県~」だったり単に「~」だったりと、表記が統一されていないのも気になる。
・謎や紛らわしいもの
県立体育館の北側・秋田市保健所の向かいの「ふくし公園」、広面小周辺の「植物園」と「手形植物園(これは造園業者のはず)」など、謎の公園が存在する。
上の赤丸がABS、下に「ふくし公園」
ちょっと調べれば気づくような、単純なミスもあり、民間が設置したものとはいえ公共性の高い地図がこれではいただけない。
あと、秋田駅のものに限らず、前から思っていたのだが、この地図って、ATMコーナーやコンビニが掲載されていないのが困る。
旅行客は、現金が必要になって、乗り換えなどの短時間で使える近くのATMを探すことがあるもの。ATMは駅ビル内には、ほぼ必ずあるのだが、初めて訪れる大きな駅では、その駅ビルの場所も、ATMのあるフロアも分からない。(札幌駅と小田原駅で困った経験あり)
単なる広告媒体でなく「地図」であるのなら、見る人の立場になって表示するべきだと思うのだが。
昨日と一昨日は不明だが、今日の午後に通ると、
路面が出ている!
雪山はそのままだし、路肩に雪が残っている場所(これは駐車車両がいて作業できなかったのかも)もあるものの、これなら通行にさほど支障はない。
なんで、もっと早くこれができなかったのだろう。繰り返すけれど、ここは主要なバス路線であり、観光客なども歩く秋田市の顔の1つなのだから。
ここから本題。
駅の改札口のそばには、駅周辺の地図が出ていることが多い。
駅舎の外にある地図は、地元自治体が設置していることも多いが、周辺の店やホテルの広告付きで構内にある地図は、とある民間企業が独占的に設置しているそうだ。
「表示灯株式会社」という企業が、「駅周辺案内図NAVITA(ナビタ)」というブランドで、全国約2300の駅に約2700台を設置している(公式ホームページより)。
JR秋田駅では、中央改札口の真向かいに、自由通路を向いて設置されている。新幹線改札を出てまっすぐ、秋田市観光案内所のドアの左隣。
日曜日に、秋田駅のNAVITAが、新しくなっていることに気づいた。(もっと前から変わっている可能性もある)
以前は、内側から照明が灯るタイプの地図だったが、
やはり「NAVITA」
企画/制作が表示灯株式会社で、電話番号は仙台の市外局番。
「色覚バリアフリー」対応で、2012年10月現在の地図データということのようだ。
この地図を、ちょっと見てみたい。
まず、地図を見て戸惑ったのが、南が上であること。
北が上である、紙やネットの地図を見慣れていると違和感があるが、設置場所と方位を合わせる(左が東で右が西)ためには、こうしないと分かりづらくてしょうがないから、これはこれで正しい。
次に、地図の範囲。
秋田駅が地図の中央にあるのではなく、左に寄っていて、駅の西側が広く取られている。
これは、秋田駅の西側のほうが各種施設が多いという、実情に即したものであり、また、広告媒体でもあるこの地図の特性上、当然だろう。
南北方向は、秋田駅がわずかに中央より北(下)寄りにある。
掲載範囲は東西4キロ、南北3キロほどか。
更新前の地図はどんなのだったか印象が薄いけれど、もう少し狭い範囲だった気がする、全国的に他の駅の地図と比較しても、駅の地図にしてはかなり広範囲が掲載されている。
秋田駅はずっと向こう
東端は、秋田中央道路の地下トンネル出入口。北東角には秋田大学手形キャンパス(上の写真「NAVITA」ロゴと重なる)。
北端は、県立秋田北高校や秋田大学附属学校の敷地をかすめる。北西端は秋田市立体育館。
西端は臨海十字路の秋田朝日放送。南西は市立川尻小学校や総社神社。南端は、茨島交差点、ハローワーク秋田、イオン(秋田中央店)が掲載されている。
歩いて行かれる距離でない場所も掲載されているのに、バス路線やバス停の表示はない。
地図の右上
地図の右上(=南西角)には、小さく「秋田駅東口案内図」という、駅北東側の地図が別に出ている。どうなら左側にあったほうが気づきやすいと思うけれど。このために大きい地図の「若葉町交差点」付近が隠れている。
東口案内図は、市立東小、城東中、ノースアジア大、秋大本道キャンパス(医学部)、広面小、秋大手形キャンパスなどが範囲。
そして、掲載されている施設など。
地図の性格上、ホテルや店舗、病院などがよく掲載されるのは分かるし、それらで掲載されないのは、各施設等が広告を出さなかったからかもしれない。しかし、広告とは関係ない公共施設などを中心に、間違いや紛らわしい表記が少なくないのが、気になる。
なかいち周辺にもいくつかのツッコミどころが…
気づいたものを、以下に列挙。
・旧名称、移転した施設を掲載するなど、明らかな間違い
「秋田警察署」→2005年に秋田中央警察署、「市水道局」→2005年に秋田市上下水道局、「県小児療育センター」→2010年に県立医療療育センターとなって移転、「秋田市交通局(正しくは同東営業所)」→2001年に中央交通秋田東営業所→2011年で廃止・解体
茨島交差点、秋田年金事務所前、秋田県商工会館前などの撤去された横断歩道橋を記載
日銀秋田支店の北隣(下)は、秋田ニューシティ跡の更地だが、建物が描かれている(上の写真参照)
・ちぐはぐな掲載、情報の不足
名称がないホテルは広告を出さなかったのだろうが、「H」のマークは基本的に付いている。一方で、それなりの規模のビジネスホテルなのに「H」マークすらないものがある。
例えば、秋田市中心部には「ホテルパールシティ」が3つもあるが、「秋田竿燈大通」には「H」マークがあるのに、他の2店舗には印がない。
いずれにしても、旅行客がいちばん見ると思われる地図なのに、ホテルの名称が書かれていなくては、意味がない。
他にも、「日銀秋田支店」「秋田信用金庫 本店」や各郵便局はあるのに、秋田銀行や北都銀行の本支店は完全無視。
「秋田魁新報社」「AKT秋田テレビ」「AAB秋田朝日放送」の各本社(それにNHK秋田局
「山王十字路」以外の主要な交差点名(臨海十字路、茨島交差点など)が表示されていない。
・若干ふさわしくない(より正しい表記がある)もの
「市赤レンガ郷土館」→赤れんが郷土館、「木内デパート」→今やデパートではない、エリアなかいちのうち商業施設棟だけを「エリアなかいち」と表示。
秋田県立・県営の施設(秋田市立でも同様)の名称が、「秋田県~」だったり「県~」だったり単に「~」だったりと、表記が統一されていないのも気になる。
・謎や紛らわしいもの
県立体育館の北側・秋田市保健所の向かいの「ふくし公園」、広面小周辺の「植物園」と「手形植物園(これは造園業者のはず)」など、謎の公園が存在する。
上の赤丸がABS、下に「ふくし公園」
ちょっと調べれば気づくような、単純なミスもあり、民間が設置したものとはいえ公共性の高い地図がこれではいただけない。
あと、秋田駅のものに限らず、前から思っていたのだが、この地図って、ATMコーナーやコンビニが掲載されていないのが困る。
旅行客は、現金が必要になって、乗り換えなどの短時間で使える近くのATMを探すことがあるもの。ATMは駅ビル内には、ほぼ必ずあるのだが、初めて訪れる大きな駅では、その駅ビルの場所も、ATMのあるフロアも分からない。(札幌駅と小田原駅で困った経験あり)
単なる広告媒体でなく「地図」であるのなら、見る人の立場になって表示するべきだと思うのだが。
そういえば、2月1日って、たけやの創業記念日だったはず。今月はパンよりも余った餅ばかり食べていました(笑)ので、チェックしてみましょう。
昔、ターザンみたいにぶら下がってシャーっと滑る遊具があったんです。
名前だけは残ってるんですかね?
ちなみに、観光案内所脇の地図、リニューアルされるようです。
苦手でしたが(笑)
旅行客の皆さんには頼りにされる地図ですから、正確で見やすく維持してほしいです。