広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

WAON発行元

2014-09-11 23:25:17 | その他もろもろ
マックスバリュ東北の店舗では、特定期間の「5」の付く日に、電子マネー「WAON」に5000円チャージするごとに、ボックスティッシュ(トップバリュベストプライスのビニール包装150組入り)を1つくれる「お客さまわくわくデー特別企画」 を実施していた。※この記事後半

個人的には、ありがたい企画で、次はいつ開催されるか心待ちにしていたのに、2014年に入ってからは実施されていない。
さらに、消費税増税を受けたのか、配っていたティッシュペーパーの小売価格が値上がり(5個パックで178円→188円)していたので、もうやめてしまったのかと思っていた。


先日、マックスバリュ東北で買い物すると、「レジクーポン」が出てきた。
レジクーポンとは、カタリナ・マーケティング・ジャパンという企業のサービスで、レジ(POS)と連動して、その顧客に応じた割引サービスを提供するもの。特定の商品を買った客に対し、特定の商品(買ったのと同じ製品のこともあれば、競合他社製品のことも)の割引券が発券される。イオングループのほか、イトーヨーカドーなどでも採用している。
レジの横に発券機が設置されていて、昔はレシートと同じ感熱紙にモノクロ印字だったが、最近はインクジェット方式の(エプソン製らしい)粗めのカラー印字に変わっている。マックスバリュ東北のセルフレジにも設置されていて、ピーピー鳴って取るように促される。

最近、レジクーポンについてなんかヘンだと思うのが、クーポンではないものが出てくる時があること。「これはクーポン券ではありません」と印字され、単なる広告の小さいチラシである。
サービス名は「レジクーポン」というクセにこんなのが出てきて、ゴミにしかならない。
※感熱紙のレシートは古紙回収には出せないが、カラーのレジクーポンは普通紙なので古紙となる。秋田市の場合、雑誌に挟んだり、封筒に入れて資源ごみに出せるので、燃やさないようにしましょう。


今回マックスバリュでもらったのも、クーポンではなく広告。

「マックスバリュWAONチャージデー」とあり、秋田市内の3店舗限定(河辺店を除く)ながら、12月25日までの5の付く日に、5000円チャージごとにティッシュ1箱(※)プレゼントだそうで、従来と同じ企画が復活! かと思ったら違った?!
※従来と同じビニール包装のティッシュなら1「箱」は適切ではないが、まあこれはいいとして。

ティッシュをもらうのに、新たな条件が付け加えられた。
「マックスバリュ東北発行のWAON」へのチャージであること。
「マックスバリュ東北発行のお得なWAONに今すぐ乗りかえよう!」という文言もある。
マックスバリュ東北発行であれば、WAONの種類は問わないようだ
この条件が、すぐには飲み込めなかった。

WAONのカードは、イオングループの各企業経営の店舗で販売されている。
僕は今まで、カード自体は同じもので、それを各社へ振り分けて売っているのかと思っていたが、違った。(もちろんカード番号の区分はしてあって、追跡できるようにはなっているとは思っていたけど)
手持ちのカード裏面を見ると、「WAON発行元」と「カード発行元」として企業名が記載されていた。
(再掲)
僕が持っているWAONは、イオン秋田中央店で買ったものなので、どちらも「イオンリテール株式会社」となっている。
マックスバリュのようなイオンリテール以外が経営する各店舗で売られるWAON、クレジットカードや学生証などに付帯したWAONでは、ここの表記が違うようだ。表面の図柄が同じでも、裏の発行元は違う場合もあることになる。
ここが「マックスバリュ東北株式会社」名義のWAONでないと、ティッシュがもらえなくなってしまったのだった!
う~ん。


こんなことをする理由って何だろう?
単に、ティッシュを配るのが惜しいから、対象を狭めたというのはあるかもしれないが、そんな単純な話だろうか。
マックスバリュ東北としては、WAONをたくさん売りたいのだろうか? 自社発行のWAONが売れれば、1枚300円のカード発行手数料は収入になるのだろうが、わずか300円。
それ以後は、チャージして使われることの繰り返しなわけだが、同じイオングループ内での話。クレジットカードや他の電子マネーならば、手数料として支払額の何%かを取られるようだけど、イオングループ内のWAONでそんなみみっちいことをするのだろうか。イオンリテール発行だろうが、九州沖縄の会社発行だろうが、マックスバリュ東北にとっては損も得もしないんじゃないだろうか。
WAONをファミリーマートとか吉野家とか、イオングループ外で使った時は、WAONの発行元にいくらか割戻しがあって、それを期待しているのだろうか?
あるいは、親会社・イオン側から、「マックスバリュ東北でWAONを何枚売れ」とノルマを課せられているのだろうか。

客にとっては、ティッシュがもらえることはメリットではあるが、それ以外には、あえてマックスバリュ東北発行のWAONを持つことの優位性は思いつかない。
「マックスバリュ東北発行のお得なWAONに今すぐ乗りかえよう!」の「お得」って期間限定のティッシュだけのことなんでしょうか。
それだけのために、「乗りかえ」なんて言っているけれど、発行元が違うだけで機能はまったく同一の電子マネーへ乗り換えさせるなんて、おかしな話。

1人が複数枚のWAONを所有することに制限はないから、乗り換えなくても複数枚所有してもいいわけではあるが、第一、手数料300円がもったいない。(Suicaのような預り金ではないから、使わなくなっても返っては来ない)

どんな事情なのか客は知るよしもないが、レシートや看板には「AEON」ロゴを大きく入れ、「私たちはイオンです」といっている企業が、こういう時だけ「マックスバリュ東北」であることを自己主張しているようで、いい気はしないキャンペーンだ。僕のほかにも多くのお客が、こうしたWAON発行元の違いなんて知らないはずだから、混乱が生じないだろうか。
↑イオンリテール発行のWAONを持っている者の負け惜しみです。
それに、秋田のほか青森、岩手、山形、新潟の各県で広範囲に店舗展開する企業なのに、秋田市内の3店舗限定というのもみみっちい。(大々的に宣伝されていないだけで、もしかしたらよそでもやっているのかもしれないけど)


それから、ティッシュを渡す時に店側でどうやって発行元を識別するのか気になる。
今までなら、チャージのレシートで日付・金額・店名を確認するだけだった。やったことはないが、イオン銀行ATMでチャージした利用明細でも大丈夫だったらしい(他店設置のATMだとダメだったんだろうか?)。
今後は、チャージしたカードの発行元も確認しなければならない。カードを提示して、裏面の発行元をチェックするのだろうか。あるいは、レシートに識別できる記号でも印字されているのだろうか。

あと、秋田市内限定の企画なので、ほとんどいないとは思うが、岩手県で店舗展開し、今春マックスバリュ東北に吸収合併された、旧・マックスバリュ北東北発行のWAONではどうなるんだろう?



マックスバリュ東北といえば、建設中の泉店。
聞いた話では、工事は進んでいるとのこと。
公式には「今秋オープン!(予定) 」、秋田建設工業新聞では「9月18日の予定工期で建設」となっている。
そろそろオープン日が分かっても良さそうですが…
【12日追記】タイミングよく、12日にプレスリリースがあった。
「マックスバリュ泉店」9月20日・土曜日朝8時グランドオープン。(先立って19日は9時から21時までプレオープン)
営業時間は8時から24時まで。(大店法に基づく届け出では深夜2時までだったのが少し短くなった。秋田市街地の他の3店舗は24時間営業)
インストアベーカリーに秋田県のマックスバリュ初のカフェコーナーを併設。従業員81名(うち正社員9名)、駐車場160台、直営売場は1860平方メートル。
【13日追記】13日付秋田魁新報経済面でも報道された。マックスバリュ東北の「広報室は開店時期が延びたことについて「社内で開店に必要な条件を調整していた」としている。」という、答えになってない答えが載っていた。
開店時の様子

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2014-09-12 12:24:13
手元のWAONの裏面を見たら
WAON発行元 イオンリテール株式会社
カード発行元 マックスバリュ東北株式会社
と記載されていました。
発行元 (taic02)
2014-09-13 23:52:23
それはキャンペーン対象となるWAONですね!
「WAON発行元」というのは、電子マネーとしての製造元みたいなことで、「カード発行元」が実体としてのカードを売った企業ということなんでしょう。

旧ジャスコ・サティ、フォーラスなどで売られるWAONは、両者ともイオンリテールになるので、まとめて表記しているみたいです。

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