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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

バスダイヤ改正・他

2011-05-14 20:12:39 | 秋田のいろいろ
●月曜からバスダイヤが変わります
先日の記事で、7月1日に秋田中央交通のバスダイヤ改正が行われることを取り上げたが、あさって5月16日にもダイヤ改正が一部路線で行われる。
車内にも掲示されているとおり、土崎方面と新屋・割山方面を中心とする小規模なものだが、経由地や時刻が移動しているものもあるので、ご利用の方は公式サイト等で確認を!
※以下の内容は間違っているかもしれません。ご利用の際は掲示や窓口でご確認願います。
・キタスカ関連
5月16日という半端な時期の改正なのは、同日に秋田市北部の土崎地区に「秋田市北部市民サービスセンター“キタスカ”」が開所するため。
4月の改正では、土崎方面は暫定ダイヤになっていた。
現在(改正前)の土崎地区のバス路線概略(一部省略)
現在、北部市民サービスセンターセンター周辺を走る路線バスはない。近くの国道7号線を「新国道臨港署経由土崎線(かつての臨海バイパス経由土崎線を改編したもの)」が平日に2本走るだけ。
しかし、センターから見て7号線の向こう側(東側・土崎駅寄り)の旧国道は新国道経由や県庁寺内経由で秋田駅前と飯島地区以遠を結ぶ路線が多数走っている。
このほか、JR土崎駅を起点とする土崎循環線などもある。

16日の改正からは、新国道経由土崎線と県庁・寺内経由土崎線の各一部と、土崎循環線全便が北部市民サービスセンターへ乗り入れる
新国道経由土崎線と県庁・寺内経由土崎線は、いずれも秋田駅前と飯島北の間を土崎を通って結ぶ路線で、土崎以北飯島北までは、どちらも同じ道を通る。
新ダイヤでは新国道経由では9時台~18時台の毎時1往復程度(平日10往復、土日祝日7往復)がセンターに乗り入れる。寺内経由は、平日・土日とも3往復が乗り入れ。

センター乗り入れ便はおおむね現行の時刻を踏襲するものの、秋田-飯島北間で6分程度所要時間が増える。このため、便によって始発点~センター間の時刻を早めたり、逆にセンター以降の時刻が遅くなったりしているので、注意が必要。
なお、センターに乗り入れるのは飯島北発着便のみで、新国道経由であっても組合病院・追分・五城目方面の便は一切経由しない。(ただし下記の通り、組合病院方面からは土崎循環線がセンターに乗り入れ)


そして、昨年から運行を開始し、土崎駅・サンパーク団地・組合病院など飯島・将軍野地区を環状運行する「土崎循環線」は若干増便されるようだ。
平日は内回り5本、外回り4本→7本、6本。土日祝日は内回り2本、外回り3本→内回り外回りとも3本ずつとなる。
上記のとおり、全便が北部市民サービスセンター経由。

ところで、問題はどこを通ってセンターへ出入りするか。
一部には新しいバス停が設置されたところもあり、旧道の「港中央五丁目」バス停辺りでは、影響が出る(今までは全便が通っていたが、センター経由が通らなくなる)かもしれない。


それ以外の土崎関係では、
・新国道経由で飯島より先、天王方面へ行く「追分線」が平日に1本増便(秋田駅8時45分発)され、その代わりに同時刻の新国道経由土崎線が1本減便される(といっても飯島北まで同経路だから実際には変化なし)。
・組合病院線(土崎駅-自衛隊前-組合病院)は時間帯が変更される便がある模様。
・平日14時台、土日祝日17時台の新国道経由セリオン線の1本が廃止になり、新国道経由土崎線北部市民サービスセンター経由飯島北行きになる。この時間帯のセリオン線は供給過剰気味だったから、減便しても問題なさそう。


・南西部方面
土崎方面以外では、秋田駅と市南西部を結ぶ臨海営業所管轄の路線の時刻が改正になる。(新屋西線を除く)
4月から臨海営業所が新国道経由の路線も担当しているらしく、上記土崎地区の改正の影響があるのかもしれない。

・川尻割山線の土日祝日ダイヤ、新屋高校線の平日ダイヤは若干の時刻移動程度の模様。
・新屋線もおおむね同様だが、強いてあげれば、平日下りの1本が大町(通町・旭南・川口)経由から柳原(有楽町・イオン秋田中央店前・卸町)経由に変わる。
現在の秋田駅16時30分発の大町経由がなくなり、16時20分発の柳原経由が新設される。
後続の大町経由2便は時刻が繰り上がる(16時50分、17時10分→16時40分、17時05分=新屋線の秋田駅発時刻に5が付くのって珍しい)。
上りの経由は変わらないので、柳原経由新屋線は平日上り4便、下り5便となる。(ちなみに土日祝日は上り4便、下り3便)



●路線バスの旅
バス関連ですが話題が変わります。
今日14日朝の秋田朝日放送のローカル情報番組「サタナビっ!」の特集は「路線バスの旅~秋田市を巡る~」。
司会者の男性ローカルタレントZEN氏(秋田市内ではんこ屋さんを営む)が、「一日乗りほうだい券」を使って秋田市内を巡った。
秋田駅前→川反のイタリア料理店→牛島商店街の魚屋→有楽町の映画館→仲小路の喫茶店というコース。

内容は置いておいて、バスの利用方法からすれば、ちょっとおかしいというか不自然に感じた点がいくつか…
・「赤れんが郷土館前」下車?
最初のお店は二丁目橋たもと。
秋田駅前から通町・大町経由のバスに乗って「赤れんが郷土館前」で下車していた。そこから店までは150メートルくらいある。

繰り返しますが、そのお店は二丁目橋たもと。
県庁経由など各路線の「交通公社前」バス停で降りれば、徒歩移動はわずか50メートルくらいで済む。

バスの本数は赤れんが館前は毎時4~5本だが、交通公社前は車庫行きもあるので5分も待たずに次々にバスが来る。運賃も交通公社前の方が10円安い(今回はフリー乗車券だったから関係ないが)。
なんでわざわざ不便で遠い方のバス停を使ったの?

・「茨島牛島環状線」がお好き
前項の赤れんが郷土館前を通るバスは、新屋線と川尻割山線が圧倒的に多い。
しかし、ZENさんが駅前から乗ったバスは本数の少ない「茨島牛島環状線」だった。これはまあ、たまたま時間的に環状線が来たと考えることができよう。

しかし、イタリア料理店を後にしたZENさんが再び乗ったのも、茨島牛島環状線だった。
次の行き先は牛島商店街(「新屋敷小路」バス停で下車)。赤れんが館から牛島へ行く路線は、環状線しかない。
(ただし後述の通り本数が極めて少ないので、実際には旭川を渡って「二丁目橋」や「北都銀行前」まで歩いて牛島経由各線に乗るのが現実的で安い)

ロケは9日(月)に行った(乗りほうだい券の日付より)ようなので、平日ダイヤでは、秋田大橋回り(大町・茨島回り)の環状線は、秋田駅発9時10分と15時40分の1日2便しかない。
ということは、川反のイタリア料理店に6時間も滞在していたことになる!

VTRでは、大橋回り環状線しか走行しない秋田大橋南側の交差点を左折する車窓が映っていたから、ロケで環状線に乗ったことは間違いない。
また、降車合図の「とまります」ボタンを押したり、降車するシーンは赤れんが館と牛島で別の物が使われていた。
取材の都合で、先に牛島へ行って、川反へは後で別路線で行ったのだろうが、異様に茨島牛島環状線にこだわっているように感じてしまった。
テレビに出ていたのは、普通の緑塗装の同型車だった

・モトが取れてないよ!
牛島の後は、有楽町まで乗車。
その後は、バスが行ったばかりで15分待ちなので歩いたほうが早いとして、徒歩で仲小路へ行って(喫茶店に寄って)終わり。

これでは3回しかバスに乗っていない。
運賃を計算してみると、駅→赤れんが館が170円、赤れんが館→新屋敷小路は不明だけど400円くらい(けっこう距離がある)として、新屋敷小路→有楽町は180円。計750円。
一日乗りほうだい券は900円なので、これでは元が取れてない!(有楽町→中通もバスに乗っていれば+160円でやっと元が取れるくらい)

市内のちょこっとした移動なら、一日券で元を取るのは難しいんだよね。市内を横断/縦断するとか大森山・仁別・御所野などへ行くならともかく。
むしろ回数券の方が使いやすい。普通回数券なら1000円で1100円分、買物回数券(平日10時~16時の降車に有効。土日は終日利用可)なら1000円で1400円分も乗れて全国的に見ても割り引き率が高い。
有効期限もないから、「一家に一冊回数券を!」などともっと宣伝してもいいと思うのだが…

この特集は路線バスに不慣れな人たちが作ったのだろうし、実際この番組通りに実行しようとする視聴者もいないだろうけど、正確な情報とは言えず、誤解を招きかねない。
報道番組でないから「演出の範囲内」で済まされるのかもしれないが、そうだとしてもそのような演出にする意味はなく、意図がわからない。もう少し正確さ・現実性に重きを置いた番組作りをしてもいいように思う。

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