秋田県を含む北東北は、6月21日に梅雨入りした。(平年では6月14日、昨年は16日)
23日からは梅雨前線の活動が活発になり、秋田県沿岸・中央地域には23日10時51分に大雨警報が、19時30分に洪水警報が出された。
アメダスのデータによれば、秋田市でも23日20時から24日6時までの間だけで64.0ミリの降水を観測している。
秋田県南部の由利本荘市矢島(旧矢島町)では、24時間で234ミリと観測史上最高の降水を記録、子吉川が氾濫して【25日補足】支流の鮎川では堤防が決壊。家屋や農地が浸水するなど被害が出ている。
国土交通省の子吉川・由利橋(旧本荘市)付近のライブカメラ(24日11時)
(再掲)この道標が写っている
秋田市内でも、例の北部の新城川が氾濫し、土崎消防署飯島出張所(横金線そば)一帯が水浸しになったようだ。
今日は秋田新幹線は終日運休、在来線のダイヤは乱れ、高速道路や一般道路は土砂崩れなどにより通行止めになった区間があった。
秋田市中心部では被害はなかったが、川の水は増えた。
梅雨入り前は雨がずっと降らず、中心部の旭川は水量が激減していた。
19日。大町公園橋から下流側
それが今日は、
濁流・急流となった
二丁目橋から「那波家の水汲み場」のケヤキ
枝先の一部が水に浸かっていた
少し下って五丁目橋から上流側。左側が「川反(かわばた)」
わずかに川幅が狭まっているので、流れが強まり渦になっていた。
旭川と同じく太平山系に源を発し、秋田市内を流れる「太平川」。
楢山地区
河川敷の樹木が水に浸かっていた。
卸町付近で「猿田川」と合流
上の写真で、猿田川側は水面が穏やかなのが分かると思う。
猿田川は秋田市内が源流の小さな川なので、水量が増えてはいたが、太平川ほどは濁っておらず、流れも早くない印象。
そのすぐ下流、イオン秋田中央店(旧秋田サティ)裏で、今度は太平川が旭川に合流する。(旭川はさらに下流で秋田運河に注ぐ)
新国道の旭橋から。川の左右で水面の様子が違う感じがする
どちらの川も、川幅も、増水した量も同じくらいだが、太平川の方が若干流速が速く見えた。
右の太平川が波立っている
この付近には、数年前から北へ帰らずに住み着いた白鳥(オオハクチョウ?)が1羽おり、最近はそれに寄り添ってもう1羽も一緒にいるようになった。
前からいる方の鳥は飛ぶことができない(泳いだり歩いたりは元気にできる)ようで、この増水でどうしているのかと心配だったが、1羽が河川敷の草むらの中に座って休んでいた。
おそらく、飛べない方の鳥がそれで、長年ここにいるだけに安全な場所を知っているのだろう。もう1羽は飛べるようなので、どこかへ飛んで避難したのかもしれない。
【10月5日追記】ハクチョウが2羽揃っているのを確認。
秋田市の大雨警報は今日16時58分に解除、大雨注意報も解除された。下新城地区の避難勧告は解除された。
しかし、洪水警報は21時現在継続中。秋田市茨島の雄物川の水位が16時以降警戒水位に達しており、まだ上昇しているし、夕方になって雄物川流域の雄和地区に新たに避難勧告が出されている。まだ、注意が必要だ。
今日は最高気温が21度くらいで風があってやや肌寒いくらいで蒸し暑くないのはよかったが、土日の晴れ間を挟んで来週も雨が続きそうだ。
【25日追記】
その後、洪水警報は25日8時59分に解除。
秋田市茨島の雄物川の水位は、深夜に4.3メートル弱の最高に達し以後低下、25日昼に警戒水位(3.8メートル)を下回った。秋田市雄和地区の避難勧告も昼前に解除された。旭川の水位はほぼ通常並みまで下がっていた。
秋田市外では新たな被害も分かった。大仙市大曲(旧大曲市)では中心部が浸水し、北都銀行大曲支店の店舗も浸水。来週水曜頃まで休業するという。
23日からは梅雨前線の活動が活発になり、秋田県沿岸・中央地域には23日10時51分に大雨警報が、19時30分に洪水警報が出された。
アメダスのデータによれば、秋田市でも23日20時から24日6時までの間だけで64.0ミリの降水を観測している。
秋田県南部の由利本荘市矢島(旧矢島町)では、24時間で234ミリと観測史上最高の降水を記録、子吉川が氾濫して【25日補足】支流の鮎川では堤防が決壊。家屋や農地が浸水するなど被害が出ている。
国土交通省の子吉川・由利橋(旧本荘市)付近のライブカメラ(24日11時)
(再掲)この道標が写っている
秋田市内でも、例の北部の新城川が氾濫し、土崎消防署飯島出張所(横金線そば)一帯が水浸しになったようだ。
今日は秋田新幹線は終日運休、在来線のダイヤは乱れ、高速道路や一般道路は土砂崩れなどにより通行止めになった区間があった。
秋田市中心部では被害はなかったが、川の水は増えた。
梅雨入り前は雨がずっと降らず、中心部の旭川は水量が激減していた。
19日。大町公園橋から下流側
それが今日は、
濁流・急流となった
二丁目橋から「那波家の水汲み場」のケヤキ
枝先の一部が水に浸かっていた
少し下って五丁目橋から上流側。左側が「川反(かわばた)」
わずかに川幅が狭まっているので、流れが強まり渦になっていた。
旭川と同じく太平山系に源を発し、秋田市内を流れる「太平川」。
楢山地区
河川敷の樹木が水に浸かっていた。
卸町付近で「猿田川」と合流
上の写真で、猿田川側は水面が穏やかなのが分かると思う。
猿田川は秋田市内が源流の小さな川なので、水量が増えてはいたが、太平川ほどは濁っておらず、流れも早くない印象。
そのすぐ下流、イオン秋田中央店(旧秋田サティ)裏で、今度は太平川が旭川に合流する。(旭川はさらに下流で秋田運河に注ぐ)
新国道の旭橋から。川の左右で水面の様子が違う感じがする
どちらの川も、川幅も、増水した量も同じくらいだが、太平川の方が若干流速が速く見えた。
右の太平川が波立っている
この付近には、数年前から北へ帰らずに住み着いた白鳥(オオハクチョウ?)が1羽おり、最近はそれに寄り添ってもう1羽も一緒にいるようになった。
前からいる方の鳥は飛ぶことができない(泳いだり歩いたりは元気にできる)ようで、この増水でどうしているのかと心配だったが、1羽が河川敷の草むらの中に座って休んでいた。
おそらく、飛べない方の鳥がそれで、長年ここにいるだけに安全な場所を知っているのだろう。もう1羽は飛べるようなので、どこかへ飛んで避難したのかもしれない。
【10月5日追記】ハクチョウが2羽揃っているのを確認。
秋田市の大雨警報は今日16時58分に解除、大雨注意報も解除された。下新城地区の避難勧告は解除された。
しかし、洪水警報は21時現在継続中。秋田市茨島の雄物川の水位が16時以降警戒水位に達しており、まだ上昇しているし、夕方になって雄物川流域の雄和地区に新たに避難勧告が出されている。まだ、注意が必要だ。
今日は最高気温が21度くらいで風があってやや肌寒いくらいで蒸し暑くないのはよかったが、土日の晴れ間を挟んで来週も雨が続きそうだ。
【25日追記】
その後、洪水警報は25日8時59分に解除。
秋田市茨島の雄物川の水位は、深夜に4.3メートル弱の最高に達し以後低下、25日昼に警戒水位(3.8メートル)を下回った。秋田市雄和地区の避難勧告も昼前に解除された。旭川の水位はほぼ通常並みまで下がっていた。
秋田市外では新たな被害も分かった。大仙市大曲(旧大曲市)では中心部が浸水し、北都銀行大曲支店の店舗も浸水。来週水曜頃まで休業するという。
こんなにすごいとは・・・
水害経験者の母は、大雨になると
落ち着かなくなって、パタパタしているんだけど・・・
今回の雨、大丈夫だったかな~?
実は、今日はあまりニュースを見たり聞いたり
していなくて・・・。
こんなにすごいことになっているとは、
気がつかなかったんです。
それにしても、
旧秋田サティの画像は凄すぎ
こっちは、たいした雨じゃなかったので・・・
明日、電話してみよ~。っと思うのでした。
現在の新城川は、川幅が狭い上に平面線形が自然そのままの著しい蛇行を描いているので、上流から一気に水が押し寄せると辛いでしょうね。直線的で画一的な川になるのは味気ないと思っていましたが、今回の件でその事業の必要性が判ったような気がします。
そちらはなんともなかったのですね。
秋田市も中心部は増水だけで何ともないのですが、川を見ると怖いです。年に1回あるかどうかの水の多さだと思います。
県南部の大雨が流れてくる雄物川では今も水位が上がっていて、心配です。
幸い人的被害はなく、被害の件数は多くなのかもしれませんが、床上浸水や農地が水没した所もあるので、被害が拡大しないように願っています。
長野の上高地のように孤立地域が出たりすると不安です。梅雨時は気が抜けませんね。
>とびいりさん
まさにその新城川です。浸水したのは工事現場の北東側(追分駅寄り・国道と反対側)のようですね。
数年前にも同範囲で浸水被害があったと記憶していますが、工事が進んで今回の被害を最後にしてほしいものです。
職場に行く際に新城橋を渡るのですが、今朝はものすごく増水していて、渡るときに恐怖感を覚えるほどでした。
幸い職場には影響がありませんでしたが、子吉川などは大きな被害が出たようですね。
今年の水の被害はもうこれで終わってほしいと思うのですが…。
今朝の新聞を見ると、大曲の街中でも床上浸水があるなど被害が大きく、もう少し降ったら秋田市内もどうなったか分かりませんでしたね。
旭川もいつもの清流と比べると違う顔を見せていて、自然の怖さを感じます。
雨は少なくても多すぎても困るし、農作物への影響もあります。通常なら7月に入って梅雨末期に雨が多く降りますが、適度に降ってほしいですよね。
実は24日は飲みの予定でしたが急遽中止になりました。
私の地域は大丈夫でしたが、職場の関係者で多少被害を受けた人もいるので他人事ではありません。
予算の制約は勿論ありますが、1日も早い河川改修ができるといいですね。
浸水したお宅や農地・農作物にどの程度被害があり、今後どうなるのかは心配ですが、人的被害がなかったのが本当によかったと思えます。
飲み会中止は残念でしたね…
ちょうど23日から「大人の休日倶楽部」の格安きっぷ利用期間中なので、この雨で足止めを食らった方々も多かったようです。
またの機会の楽しみということにしましょう。