広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

遠来のバス

2015-05-06 22:41:38 | 秋田のいろいろ
ある程度の観光地や宿泊施設がある街ならば、全国各地からやって来た観光バスを見かけることがある。
秋田市でも遠いところでは福岡(?)の西鉄観光名古屋の名阪近鉄バスなどを見たことがあった。

秋田市中央部のホテルを宿泊先にするツアーも多いようで、そのバスにうってつけの駐車場が、秋田ニューシティ跡地。この連休中もいろんなバスが休んでいた。
長野(?)の観光バスと山形の私立高校の自家用いすゞLVキュービック

ニューシティ跡地は、西半分が辻不動産の月ぎめ駐車場(全部埋まってはいない)で、東半分はイベント会場やイベント時の臨時駐車場用スペース。
観光バスは、西側の月ぎめ駐車場の空き区画に駐まっている場合と、東側に駐まっている場合がある。おそらくどこのホテルに泊まっているかでどちらに入るかが違うのだろう。
西側は契約一般車との兼ね合いから駐車位置が決まっているが、東側ではアバウトで向きも位置もまちまち。

西側に青紫に2羽の鶴が飛ぶバス!
※後ろに少し写っているのは“常連”の十和田観光電鉄
タンチョウヅルのようだから北海道から?
北海道の「阿寒バス」はタンチョウをモチーフにした塗装だけど、それとは違いそう。

文字は「GF BUS/GUMMA WELFARE KOTSU」「GF交通(株)」とあり、群馬ナンバー。
「WELFARE」は「福祉」の意味。「GF BUS」は「群馬 福祉」の頭文字だろうか。
ネットで調べると、正式な社名は「群馬福祉交通株式会社」。5台のバスで貸切を行う事業者で、社名の通り車椅子リフト付き車両が売り(ただしこの車両には非搭載のよう)。

車体の鶴の理由は分からないが、「鶴舞う形の群馬県」と言われるように群馬県の形からだろうか。
後部にも別デザインのタンチョウ

そして、上の写真で奥・東側に駐まっているバスにびっくり。
「IYOTETSU」とある。「いよてつ」といえば「伊予鉄」。四国愛媛の松山で路面電車や「坊っちゃん列車」を運行し、「東京ラブストーリー」のカンチのふるさとへのアクセス手段である、あの伊予鉄道(のバス部門)?
「あきぎん(大町支店)」と「IYOTETSU」
松山には2度行ったことがあり、伊予鉄道の路面電車にはよく乗った。
路面電車と似た、愛媛みかんのようなオレンジ色系の塗装の日野製の路線バスが走っていた記憶はあるけれど、この白ベースにピンクと水色の塗装(色使いは中央交通の貸切と同じだ)は印象にない。
たしかに「伊予鉄観光」で独特の書体の「愛媛」ナンバー
これが伊予鉄の貸切・高速塗装だそうだ。愛媛日野自動車が伊予鉄系列であるため、同社の車両はすべて日野製であり、中古車は入れていないとのこと。

車体側面の「貸切」や社名表記は、ペイントではなく国鉄の車両形式のように金属の切り文字みたいだ。非常口や通風口と干渉を避けるためか社名の表示位置が左右で違う。
その社名は「伊予鉄南予バス」
郊外を分社化した子会社で、本社は八幡浜市。大型の貸切は12台保有。
秋田でお目にかかるとは
運転士は2名乗務のようで、長駆の労をねぎらうかのように、車両を掃除していた。(ここには蛇口はないから水はホテルからもらってきたのかな)
借り主(団体名)の表示は宇和島市立の中学校名。部活の遠征だろうか。
どこかをフェリーに乗った(ただし敦賀→秋田のフェリーではスケジュールが合わない)かもしれないけれど、気が遠くなる。ゴールデンウィーク中に遠路はるばるご苦労なことです。
コメント (3)
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