ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

土砂降り雨

2014-07-10 23:04:45 | 日常
朝から蒸していると思ったら空が重たくなって来た。
降りそうだと思ったが、しなければならない事がたくさんある。


まず日曜日に教会で皆に食べて貰いたいケーキを洋菓子屋で発注、
それから牧師先生を訪ねて葬儀の感謝を伝え、市役所に提出する書類に署名頂く、
ぽつぽつ雨が降り出したがバスが来るだろうと妹とバス停に歩くと、
後から牧師先生が追いかけて来て車で市役所に送って下さった。


市役所でじじの死亡届を提出し、諸々の手続きを完了した。
書類の一つ一つが複雑で、結構時間がかかった。
済ませるべき全ての手続きが終わった時、
職員が私達に深々と頭を下げ、挨拶してきた。

「これで市役所で行う手続きが全部終わりました。
 お疲れ様でした。」

ありがとうございましたと答えて、私は手元に受け取ったじじの除籍謄本を見た。
じじの姓名の欄に「除籍」と記載されている。
その「除籍」という文字を見て、思わず妹に言った。

ああ。
これでお父さんは「この世にいない人」になったんだ。
書面の上でもこの世に存在しない人になった。

妹は紙を覗き込み「うん」とだけ返事した。


滝のような土砂降り。
じじが契約していたNHKの解約手続きを済ませた。
酷い雨なのでタクシーで移動。


最後の日々を過ごした病院に出向いて入院費の清算をした。
支払いの後、病棟に立ち寄った。
6/15の夜の緊急入院以来、一生懸命関わってくれた脳外科スタッフに感謝を伝えたかった。
脳外科から消化器外科に病棟を移動していたため、
じじの死を知らないスタッフが何人かいて、
てっきり胃瘻造設完了したのかと思った看護師が驚いていた。
脳と消化管はよかったのだ。
肺がやられてしまって、心臓もくたびれて力尽きたのだ。
でも最後の日々に良くして貰って有り難かった。


支払いと挨拶を終えた後、院内のレストランで妹と昼食を取った。
一昨年、じじが新たな脳梗塞を発症して入院した時のテーブルで、
妹と食事した。



食後のデザートにじじが喜んで食べた白玉パフェの小さいのを妹と二人で食べた。
じじは今妹が座っている席で、喜んで食べてたんだ。
ソフトクリームに白玉が埋まっている。



じじは本当に嬉しそうに、幸せそうな顔して食べていた。
まだあの頃は自力で咀嚼も嚥下も出来ていた・・・


バスでじじ宅に戻り、ボランティアをやっている教会仲間に電話。
じじ宅の衣類や生活用品を貰ってくれる。
まずハイビスカスの鉢植えを教会に運んでくれるという。
雨が上がって、妹と量販店に行き、分別ゴミ袋と荷造り紐を買い込んだ。


ひたすら分別作業をして、くたびれ果てて就寝。