一年

１２月３１日（金）雨、霙
　フク美が、裏に大泣きしながら現れた日から
今日でちょうど一年。１２月の中ごろ、外で人と
話していたら、サビ猫が走って行った。あんな子
見たことないな、と思いながら記憶にあったので
大晦日のその日、フクちゃんが来た時は
「あ、あの子だ！」と思い、すぐに保護した。
サビはとても用心深いというか、臆病、あるいは
頭がいいのか、なかなかこちらが思うように
捕まってくれなかったけど、何とか一ヶ月かけて
捕獲、避妊、ワクチンまでを済ませた。
　あれから一年。やっと「実は抱っこ好き」と近頃
分った。可愛いフクちゃん。伽乃子にはまだ時々
パンチを貰っているけど、随分慣れたね。

　そしていま、桃伽をどうして馴染ませようか、が
課題である。猫のいない家ならば、即、女王さまに
してあげられるのに、今は、駐車場の上にある
母の部屋に軟禁状態だ。朱音は、桃ちゃん好き、という
態度を示すのだが、フク美があんなに怒るとは。
昨日のような事態は引き起こしたくない。でも、
ずっとこのままでは私としても嫌だ。４にゃんと
まったり過ごしたい。時間をかけて、ゆっくり焦らず
何とか間合いを縮めたい。
　でも、今日のような寒い日は、やはり桃ちゃんには
良かったかな、と思う。

桃伽の災難

１２月３０日（木）晴れ
桃伽が来て、朱音などとは良い関係になっている。
私は甘い考えだったかも。気の良い朱音が、桃伽を認めたら
もう大丈夫、と気を抜いていた。桃ちゃんと先住の猫たちを
遮るガラス戸を開けていた。段々仲良くなるでしょ、と
のんきに思っていたのだ。
　ところが違った。フク美だ。一番小さいフク美。
桃ちゃんをめっちゃくちゃに、ひどい目に合わす。
もう、どうやって引き分ければいいか分らないほど、
避妊してある雌同士の喧嘩か？　と思う。朱音は、
彼なりに一生懸命なだめてるようだが、フク美の怒りは
おさまらない。だって、フクちゃんだって、朱音や伽乃子が
受け入れてくれたから、今の暮らしがあるんだよ、と
思うのに。
　桃ちゃんは、避妊してすぐ来た家に慣れないまま、
サビ猫にしばかれて、あまりに可哀相だ。でも、
外から来た子は、始めのうちは、みんな可哀相だよ。
フク美だって、初めてうちに来た時は、伽乃子に威嚇され
パンチもされた。二階の押入れの二段目にずっと篭ってたね。
リビングで家族と楽しく過ごしてる所に、そおっと、
覗きにくるように降りてきてたフク美。一年かかって家族に
なったんだよ。今ではフクちゃんは家中どこでも闊歩して
大好きな朱音と一緒にお昼ねしてるでしょ。
　だから、もすこし桃ちゃんに優しくしてほしいよ。

伽乃子は

１２月２９日（水）雨
桃伽が来て、そろそろ十日になる。
避妊手術したばかりで見知らぬ所に来たので
水も飲まずご飯も食べず、トイレも使わずだった。
ただでさえダメージのある所、さぞや体は辛いし
心細いだろうと思う。
　やっと二日目ほどで食べだし、おしっこもした。
抱っこもさせてくれ、とてもおとなしい。育てやすい。
うちの先住猫ともうまくやって行けるかな、と
思っていたら、さすが、外で生きてきた子だ。少し体力が
回復すると、夜中、「出せ出せ」と大泣きし、重いガラスも
あけてしまう。猫のためを思っているつもりだが、
こんなに外に出たがると、可哀相なのではないか、と
思えてくるが、しかし、我慢だ。外に出していいこと
など何もない。悪いが桃伽も耐えてくれ。
　そして今やっと、少し夜寝てくれるようになった。
ここ三日ほど前から庭に出して、うちの猫と少しずつ
接触させているのがいいかもしれない。うちの猫、と
言っても、朱音がそばに行って挨拶してくるだけで、伽乃子も
フク美もちょっと冷たい。後から入る子は、フク美もそうだったけど
多少、苦労するものだ。時間が解決してくれるよ。
ゆっくり仲良くなっていこうね。

朱音ストーブの上

１２月２８日（火）晴れ
暮れも押し迫ったというのに、ブログ、なんて
始めてしまった。パソコンに詳しい人なら、
なんてことはないだろうが、私には四苦八苦だ。

　昨年、猫の里親になり、あまりの可愛さに
ＨＰなるものを作った。写真をくっつけるだけの
大雑把なものだったけど、それがいきなり転送不能
になってしまった。写真のサイズやその他、無知ゆえの
不手際だろう。そこで行き着いたのが、このブログである。
早速、アップさせかたの資料をコピーした。すごい膨大の量の
教科書を読んではみたが、なかなか理解出来ない。
おばさんなんだから口で教えてよ～と泣きたい気持ち、だが
頑張らねば。猫ばかだもの。うちの子見てよ、の
自己満足だけど・・・。

　うちの子４匹のうち、３匹はよそから来た子だ。
その保護主さんにも、いつでも顔を見て貰いたい。
細かい技は駆使出来ないと思いますが、
どうぞよろしくお願いします。