桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

これが車中泊

2023-06-07 | Weblog
掛川駅での車中泊では親切な隣の人に助けられたが、業務室で横になって撮った写真だ。
寒くてグリーン車専用で集めに来るゴミ袋を持って来て貰い、そこに首と手を出す穴を開けて被った。
それでも寒かったが、この袋が無ければ、とても朝までは耐えられなかっただろう。
もう2度とない姿かな?

気力が沸かない

2023-06-07 | Weblog
当面の最後の遠出から帰り、倒れている感じだ。
新幹線の車中泊は予想以上のダメージになって、何か総てを奪って行った感じがする。
テレビジジイがテレビを見る気力もない。理不尽で怒り心頭な大崎事件再審棄却決定に対して書く気力もなく横になっている。
今日は豊橋幼児殺人事件の再審請求も棄却されたが、真実を見抜く能力の無い裁判官たちにはウンザリさせられる。
大崎事件では写真を見ての鑑定は信用出来ないと言うが、写真を見ようが遺体を見ようが、事の真相を示す写真ならば、それで科学者には充分だ。
遺体の背中に紫斑の無い事実は頸を締めて殺害した自白の嘘を示す。更に、頸の内部的損傷や内蔵にある内出血を示す写真は事故死を示す。
それを写真の鑑定ゆえに信用出来ないとする決定は、最初から真面目に判断する気が無かった証だ。
こんな輩が裁判官をしているから冤罪者は泣かされる。
ひたすらに冤罪を晴らさんために生きている原口アヤ子さんを思うと言葉もない。
我々が、もっと声を上げて司法を変えなければならない。