簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

もう一つの「高千穂」(高千穂ドライブ旅)

2017-07-21 | Weblog
 天照大神が統治する高天原から、その命を受けたニニギノミコト(天孫)が下りて
きて(天降り)、日本国を治めるようになった。



 その子孫が歴代天皇で、「日本書紀」では、神武天皇が2月11日に即位したと伝
え、その日は国民の祝日の一つである建国記念の日となっている。
一昔前は、紀元節と言われた日である。



 その紀元節世代の人々の多くは、この天孫降臨を「日向の高千穂」、宮崎県南部
に位置する高原町の「高千穂の峰」だと思い込んでいると言う。
かつての小学校などではそう教えたからだそうだ。



 ところが戦後に成って、比較的自由にものが言えるようになったころから、じつは
そうではない、本当の「高千穂」は別にあると言う説も囁かれるようになった。



 その「もう一つの高千穂」「本当の高千穂」が、同じ県内の北部に位置する「高千
穂町」で、何れも本家本元を名乗っているが、どちらが比定されるかはいまだに定
説がない。



 「高千穂町」は、九州のほぼ中央、宮崎県の北端部、熊本県と大分県に県境を接
する位置にある。ここは周りを標高1000mクラスの山々に取り囲まれた山間の小さ
な町で、人口は1.2万人ほどである。



 かつて高千穂郷には500余りの神社があったと言われ、神々の里と言われた。
又町内にはアマテラスオオミカミが籠ったとされる天岩戸(比定された地では無い)
が有り、伝説の里でもある。
その天岩戸伝説は「岩戸神楽」として、代々受け継ぎ伝承されている。(続)


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