スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

棋王戦&降圧剤の変更

2011-03-18 19:24:44 | 将棋
 防衛に王手を掛けている久保利明棋王にとってはホームといえる大阪の関西将棋会館での対局となった第36期棋王戦五番勝負第四局。
 渡辺明竜王の先手ですからごきげん中飛車は大本命。第二局とは異なり③の▲4八銀から先手が2枚の銀を進出させる形に。先手が左の銀をうまく組み替えて飛車を成ることに成功。先手がうまくやったように思いました。
                         
 ここで後手は△2二金。先手は▲1一龍と香車を取り,△5一飛▲同龍△同角▲4五桂。後手も△6五桂と跳ね,▲5三桂成△7七桂成▲同桂△9五角(第2図)となりました。
                         
 この間,先手は桂と香,後手は角を入手。先手の龍が消えて後手の飛車は捌けたと考えることが可能なので,このやり取りは後手の方が少し得をしたような印象です。先手は▲8六桂と守りました。後にこの桂馬が攻めに効いたので,そこでは先手が優勢になったのではないかと思います。
                         
 ここで▲7五歩と突いていきました。後の歩合いを避けるため△8七銀▲6九玉△8九飛▲7九銀までは必然。△7五金と手を戻したのに▲8二角△8四玉。そこで▲7ニ龍とこちらに寄り,△7四金▲7五歩△同玉。▲7三角成の詰めろに△7六玉(第4図)。
                         
 この手が詰めろ逃れの詰めろになっていて,局面も後手の勝ちになっていたようです。おそらく先手に重大な見落としがあったものでしょう。以下は寄せきって後手の勝ちになりました。
 3勝1敗で久保棋王の防衛,3連覇前年に続き,防衛の一局は逆転の将棋となりました。

 3月10日の木曜日。この日は母の磯子中央病院の脳外科の通院の日。脳外科の場合は検査と診察が午前中です。また,木曜日は妹の迎えの支援の対象外の日。必然的に母は妹を送っていくことができませんから,僕が送っていくということになりました。いくら運動療法の改善が必要とはいえ,妹を連れて徒歩で行くということはできません。よってバスを乗り継いで送って行ったわけですが,帰りはひとりですので歩きました。
 一方,母の方ですが,肝臓の方の精密検査などを行った医師から脳外科の主治医であるN先生に話が通っていたようで,処方される血圧降下剤の種類が変更となりました。それまでに服用していた降圧剤が母の肝機能の悪化の原因であったのかどうかは定かではありません。ただ,もしも次の通院のときの検査で肝機能を示す値が正常に回復されていれば,そうであったということになるだろうと思います。いずれにせよ,次の通院日までははっきりとしたことは分からないということになります。まあ,肝臓に損傷があるというわけではなく,また肝炎を発症しているというわけでもありませんし,何より母自身がこのことで辛い思いをしているというわけでもありませんから,はっきりとしたことが判明するまでにまだ多少の時間を要しますけど,大きな問題となるわけではありませんからそれでいいのだろうと思います。
 ところで,肝臓を検査した医師からN先生への依頼は文書で行われたらしいのですが,その文字が非常に読み辛かったようで,N先生は解読するのに苦労したようです。しかしこれは僕たちにとっては一種の笑い話のようなもの。というのは,母が入院した時点で,僕と叔父はN先生による治療計画書という1枚の書類を受け取りました。しかしそこに書かれていたN先生の文字は尋常な書体ではなく,きちんと解読するのにかなり苦労したのです。実際のところ,これは本気で患者や家族に対して病気の状況や治療方針について知らせる意図がないのではないかと疑いたくなってしまうくらいの,誤解を恐れずにいいますがひどい文字でした。そのN先生が別の医師が書いたものに対してケチをつけるようなことを言ったというので,僕たちはおかしくなってしまったのです。みなと赤十字病院の医師の文字はどれもこれも容易に判読できるものばかりでしたからなおさらでした。
コメント
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