スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王将戦&精密検査の結果

2011-03-15 18:35:38 | 将棋
 王将位の行方は箱根では決まらず,神奈川県内を東に移動する形で秦野市での対局となった第60期王将戦七番勝負第六局。
 久保利明王将の先手で三間飛車石田流。豊島将之六段が銀冠に固める構えを見せたところで先手が6筋から仕掛け,銀交換に。その後,一旦は大駒の交換を拒否した後手が飛車交換に応じ,双方が敵陣に飛車を打ち下ろしての攻め合いとなりました。
                         
 ここで後手は△6七銀成を決行。▲同金△4七歩成までは必然。先手の▲4四銀にも△同角と食いちぎり,▲同角△3三銀打。先手は▲7七角(第2図)と退却しました。
                         
 後手を引いてつまらないように思えますが,これが後の▲8八角打をみせた好判断だったよう。後手は△4八歩から必死に攻めを繋げにいきましたが,数手後には先手の狙いが炸裂。その後,丁寧な指し回しをみせた先手が,終ってみれば大きな差をつける形で勝ちました。
 4勝2敗で久保利明王将が防衛。かなり年下の挑戦者ということで,やりにくかった面もあったのではないかと思いますが,シリーズを通して,その力を存分に見せつけたという印象が残りました。

 僕が定期預金などの相続のために必要な書類を信託銀行に送付したのが今月の1日でしたが,この日は母の肝機能の再検査の日でもありました。火曜で,妹を作業所まで送っていかなければならない日ですが,こちらの診察は脳外科の通院とは違って午後。よって午前中は母にも時間がありますので,僕が送っていく必要はありませんでした。
 この日の血液検査の結果は,前回よりは良化を示していたものの,まだ機能障害があるということを表す値だったようです。とにかくここは詳しい検査結果のデータをもらえないので,何がどう悪いのかは僕にも母にも一向に分かりませんが,少なくとも問題なしという結果ではなかったということだけは間違いありません。ただ,前回のときに採取した血液を詳細に分析した結果として,肝炎が発生しているという心配はないとのこと。ということで,やはりこの肝機能の低下は,処方されている血圧降下剤が,母の体質に適合しないためではないかというのが診察した母を診察した医師の見解であったようです。
 ただ前回もそうですが,この降圧剤は脳外科の主治医であるN先生から処方されているもの。したがって勝手に飲むことを中止するというわけにはいきませんし,薬の種類を変更するというわけにもいきません。ただ,脳外科の通院というのは月に1度ありますので,次の通院のときまでに降圧剤を変更するようにN先生の方に伝えておくということで,この日の診察は終ったとのことです。肝臓は沈黙の臓器といわれるくらいで,少々の機能障害が生じているというくらいでは自覚症状は出ず,むしろ自覚症状や,あるいは傍目から分かるような症状が出るということはかなり悪化していることの証明のようなものらしく,僕が以前に職場での健康診断や糖尿病での通院で肝機能障害を指摘されたときもそうですが,母もやはり何か身体が辛いといった症状が出ていたわけではありません。そういう意味では,まったく危険がないというわけではないのかもしれませんが,このような処置が施されるというのは,おそらく一般的なことなのだろうと思います。そもそも僕の場合には何らの処置も施されず,しかし,少なくとも僕の検査のオーダーの詳細情報が手渡されるようになってからは,肝臓の機能に異常を示す数値は,1度たりとも出ていません。
コメント
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