スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王将戦&定期預金

2011-03-09 19:48:40 | 将棋
 神奈川県内では有数の温泉地,箱根での対局となった第60期王将戦七番勝負第五局。
 豊島将之六段の先手で久保利明王将のごきげん中飛車。ここも③▲4八銀の超速銀となり,後手が5筋の歩を交換したときに▲5五歩と飛車を捕獲,後手が飛車銀交換の駒損ながらも天王山に角を飛び出すという,おそらくこの戦型で最も激しいと思われる変化になりました。初日の午後からスローペースに。
                         
 これが封じ手の局面で,封じ手は△6四角。まだ中盤ではありますが,ここで後手を引くのは面白くないような気がして,先手がうまくやっているように感じました。どの程度のリードといえるのか分かりませんが,この後も一定の差は保ったまま進んでいったと思います。
                         
 ここで単に角が逃げると銀を取られて歩成が残ります。△6九角成しかないと思いましたが△4三銀の奇手。対してどちらも取らずに▲2ニ飛成と逃げたのですが,△6九角成▲同金に△4四銀となり,一遍に難しくなってしまったように思います。しかし先手は2二の龍で香車を取り,4一で清算。一気に決めにいったような順です。
                        
 ここで△7一飛と受けました。先手は5一の金を取って▲4三歩と垂らしたのですが,△7四歩から角が端に飛び出す展開となり,はっきりと後手が優位に立ったように思います。
                         
 ここから△7五香▲7六桂△同香▲同玉△3七飛成▲8六歩△5五銀と進行。ただこうなるのなら後手はもっと早く3七に飛車が成った方がよかったろうと思います。▲5二とと攻める手が回り,また難しくなったのではないでしょうか。まだ後手に勝ちがあったかもしれませんが,結果的に先手玉はまったく寄らなくなってしまい,反撃を決めた先手の勝ちになっています。
 劣勢というよりはっきり負けの手順もあったのではないかと思われますが,豊島六段が2勝目をあげ第六局へ。14日と15日の対局です。

 信託銀行の横浜駅西口支店に到着して,相続の手続きをしたいという旨を行員に伝えると,専用の個室に案内されました。今までの手続きはすべてその場の担当者から説明を聞くというシステムでしたが,ここは違っていました。相続の手続きには専門のセンターがあり,そのセンターの方とテレビ電話で話すという方式だったのです。僕はテレビ電話というのはこの日が初体験でしたが,非常にスムーズなものでした。
 必要な書類に関してはこれまでと同じ。僕はこのとき,被相続人,つまり父の全部事項証明を含む戸籍謄本と,相続人,つまり僕と母,妹の3人分の印鑑証明は用意してありました。これらと,父の預金通帳およびカードは,この時点で先方に渡しました。ただ,相続のためには相続手続き依頼書が必要。これは相続人の自署でなければいけないわけですから,この日のうちに手続きのすべてを終えることはできないことは分かっていました。そしてこの相続手続き依頼書については,郵送してもらうということになりました。
 もうひとつ,これまではすべて普通預金の口座を相続してきましたので,すべて払い戻してもらっていたわけです。しかし今回は定期預金があります。定期預金の場合,払い戻すということは途中で解約するというのと同じ意味になりますので,少し損をしてしまうという可能性もあります。次の満期がいつであるか分からなかったので,今回は場合によっては払い戻しではなく,口座の名義変更で対応することもあり得ると思っていました。先方からもこれについて打診があったのですが,この時点で僕の独断で決定することはできませんでしたので,まだ決めていないと答えました。名義変更をする場合には,払い戻しとは別の手続きが必要とのことでの打診だったのですが,どちらでも対応できるように,相続依頼書と一緒に,そのための書類も郵送してもらうということにしました。それでこの日は帰ったのです。
 実際にこれらの書類が到着したのは2月25日。定期預金の満期日は今年の4月でした。相続手続き依頼書を送付して,この満期日を過ぎてから実際の手続きに入ることも可能であるとのことでしたので,定期預金の方も名義変更ではなく払い戻しの方を選択することにしました。これを簡易書留で送付したのが3月1日のことです。
コメント
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